第114話 田端TIME……と思いきや不穏の始まり
作者は語りたいその114「2022年の夏休みについて」
今年も夏休みが始まりました。(言うの遅すぎ)学生の皆はとても大はしゃぎでしょう。今年はとくに制限とかもないので、それなりに自由に行動できますから。今小学3年生の子供は特に大はしゃぎだと思います。まあ私の夏休みはないですが……あと夏バテでまた連載遅れてすみません。(いつも遅れているだろ)
さて、それじゃあ2回目のプレイを開始……をしようとしたら、
瑛子がとある提案をしてきた。
「順子ちゃん!」
「……?」
「田端さんのために、ちょっと特訓させようよ!順子ちゃんは何回かプレイしているからか、1位を走っていたし、お兄ちゃんと私もそれなりに上手な方だし、このままだと田端さんが可愛そうかもよ?」
「…………」
ちょっと考えた末に、その提案を受け入れることにしたようだ。
「俺も問題ない」
ということで、田端が上達するための、特訓を開始することにした。
「でもどうやって特訓するの?」
瑛子が順子に尋ねる。
「タイムアタックモード。これが一番手っ取り早いよ」
タイムアタックモードとは、わざわざ解説しなくてもわかるとは思うが、
コンピューターなし、つまり1人でコースを走るというものだ。
初心者は、このモードではひたすらコースを冷静に走ることを心がければいい。
上達したらタイムを狙う。まあそんなものだ。
「それじゃあ田端さん、このモードでやってみて」
「わかりました」
「あっ!ていうか大事なことを聞いていなかった!田端さんはこのゲーム好きですか?」
「その……まあ楽しいですよ。ただあまりこういったゲームはしないので、まだ慣れていないですね……慣れれば楽しめると思います」
「なるほど、ちなみに好きなゲームのジャンルとかありますか?」
「RPG系ですかね」
「私も好きですよ」
っと、軽いガールズトークを見物した所で、俺が発言する。
「そろそろタイムアタックモード始めましょう」
っとその一言で、ガールズトークが止み、早速特訓を開始した。
田端の周りに女子2人が囲み、俺は後ろでただ見ているだけになった。
こういうのは女子がわいわい方が盛り上がるんだろう。
俺はそれを感じ、ちょっと寂しく感じた。
特訓を開始してから15分、田端は上達してきた。
「上手になったね、田端」
俺、15分ぶりに喋る。
「ありがとう」
……それ以上、会話は続かなかった。
それから5分後、とんでもないことが起きてしまった。
「あれ?田端さん、さっきから壁にぶつかってばっかりだけど、どうしました?」
「……一旦休憩してもいいですか?」
「いいですよ。確かにちょっとぶっ続けでやり続けてしまったかもしれませんね」
こうしてゲームのプレイは中断した。
「瑛子さん、一旦トイレに行ってもいいですか?」
「はい、いいですよ」
こうして田端は一旦トイレに行くことになった。
その間、俺たちは3人でゲームを楽しんでいた。
3人でもそれなりに白熱した。でもやはり少し盛り上がりに欠けるな……
そんな中、俺はとある事実に気づいてしまう。
30分経っても、未だに田端がトイレから出てこない。
これはどう考えても何かおかしい。
「瑛子、ちょっといいか?」
「……?」
「順子ちゃんも、ちょっといいですか?」
「はい、何でしょうか?」
作者からの小話その114「タイムアタックモードについて」
いつもちょっとミステリアスなことを書くので、たまには本当の小話を。Mカートの上達をするときに、私はよくタイムアタックモードで練習して上達しました。その思い出があったので、田端にも同じように練習してもらって、上達したということにしてみましたが、これが普通かどうかはわかりません。




