決められたルール
10万字超えたーーー。
ここまで書けたのも今読んで下さっているあなたがいたおかげです!ありがとうー( *´艸`)!!
ですが・・・明日は誕生日なので投稿できない可能性がありますっ!
すみません( ;∀;)!!
「それでは投票は1時間後、またここに集合してもらう」
「それなのですが・・・」
それに対して反応した相手がいた。
「ウータン。どうかしたのか?」
「はい。投票はやめていただきたい」
「なぜ?いつもは平和的に投票で決めているはずだが、それが不服か?」
「えぇ。確かに投票は平和的に解決できるいいものだと思います。ただそれは本来の魔王達の姿ではないとも思っています。魔王なら、自分の力で侵略し、自分の命を掛け奪いそして手に入れる。それでこそ魔王と言う地位に価値があるのではないでしょうか?」
「確かにそんな時代もあった。しかし今の形になったのには理由がある」
「もちろん理解はしています」
「我々魔族は神々との戦いの際、団結しその戦いに勝利を収めた。その際に多くの犠牲を払った。そしてそ神が消えた地で力ある者たちが魔王と名乗り土地や地位、名誉を求めて争い多くの者達が命を落とした。その結果、領地が廃れた。そんな中、魔族の衰退を危惧した者達がそれを防ぐため72席の座を作った。作られてからも色々な争いはあった。しかし我々は成長してきた。この席に着いた瞬間、腕力や能力だけが全てではないことに気づき、策を練る者、金を使用する者、そして信用と信頼によって魔王を維持する者。数多の力を持った魔王が今までに育ち受け継がれてきた。私もその1人だ。それを理解したうえでウータン、お前は我々の投票を否定するというのだな?」
「えぇ。私がここまでこれたのも侵略し領地を広げ数々の功績が認められてきた結果があってこそだと思っています。それなのにわけもわからない末席なんかの勝手な理由で私の目標を妨げられるのは我慢できないですからね」
「別にいーだろ。65席が66席になるくらい。たった1席の序列に何の意味があるっていうのか・・・」
ぼそりとオーリスはウータンとベルゼの会話に水を差した。
「お前が末席で寝ている時っ!俺は命を掛けて争いに勝ち続け、そしてここまで来たのだぞっ!」
「自分が望んで争ったんだ。俺にお前の努力を押し付けるな。お前だって奪ってきたんだから奪われることもあるだろ・・・今後多分」
オーリスは怒鳴るウータンに対して淡々と会話を続ける。
「断固として投票を拒否します。だがあいつの言い草には我慢できないっ!だからお前の全てを掛けろっ!俺もすべてを掛けて全力でお前を叩き潰してやるっ! ベゼル様、魔王の席に着く皆様。どーかお願い申し上げます。どーか私に、末席を叩き潰す許可をっ!」
これだけの言葉を並べてまでウータンが投票を拒否した理由は実は他にあった。
それは、第14席アマド・ハイロットの存在。
アマドはどんな相手にも差別することなく優しく気遣いができ、また誰に対しても礼儀を忘れず、そして豪快でユーモアにとび裏表がなく家族を大切にすると言った面がありながら魔王として戦闘においても周りの魔王達を遥かに凌駕する実力の持ち主だった。
そう、アマドは周りからどうしても好かれてしまうそんな存在だった。
アオスもそういった面に触れることで、冷徹な女王と言われた姿を少しずつ溶かし、寄り添い続けることで今のようにだいぶ丸くなっていったと言われている。
そんなアマドがオーリス側につき、ましてや愛する娘が親しくしているオーリスに手を貸さないわけがない。
自分が投票でも優勢であるとは思っているが、損得抜きで彼に協力する魔王達も少なくないと考え投票で勝てる確信までは持つことができなかった。
そして実力での勝負ならオーリスに負けない自信があったからこそ、ウータンは投票による決定を拒否したのだ。
「はっはっははは。いーぞ。それが本来の魔王の地位に就いた者の姿だぁ!」
ベルゼは手を叩いて豪快に笑った。
ベルゼ自身もウータンの意見に賛同する実力主義派閥に属し、今後慎重に派閥を広げ進めていく予定でもあった。
「では許可を?」
「私は構わんよ。皆はどう考えているか聞かせてほしい」
沈黙する中、アマドが声を上げた。
「恐れながら、意見を述べさせてもらうと投票以外で決着となると被害が大きくなるのではないですか?」
アマドの意見に賛同する者、ベルゼの意見に賛同する者、そしてどちらの意見にも参加せず様子を伺う者達の思いがオーリスとウータンとの争いとは別に見えない場所で争い始めた。
ザワザワしだす会議場で意見の交換や、お互いの揚げ足取りをし一向に話が進まなくなった頃、オーリスは何をしていたのか。
「Zz・・・Zz・・・ZZzz・・・・」
とうとう話に飽きていつも通り寝ていた。
「いい加減にしろよオーリスっ!!!」
その姿を見つけたウータンは飛び掛かりオーリスを殴って背にあった壁まで勢いよく吹き飛ばす。
ウータンの行動に気が付いた魔王が止めに入ろうとしたがその動きは一瞬で、全然間に合わなかった。
「あぁー。痛い。これは重症だな」
「お前がしてきた態度、そして今の態度。許されるものではないぞっ!!」
「この事態。許す許さないはお前が決めることなのか?」
なぜそんなことをオーリスが言ったのか。
それには理由がある。
魔王定例会議の絶対的ルール。
「 魔王定例会議中での相手への攻撃は理由を一切問わず禁止とする 」
これは魔王の座に就いたとき必ず誓わせられる1つのルール。
会議中いつも寝ているオーリスでも知っている数少ないルール。
その昔、はるか昔の出来事がもとになっているらしい。
72席が作られる途中で話し合いがまとまらず熱くなった魔王同士が争い始めた結果、周りの魔王を巻き込んだ戦争まで発展し多くの魔王がそれに参加した。
その中で命を落とした魔王もいたと言われている。
そんな事があったらしく、それ以降どんな言い争いがあっても会議中の間だけは何があっても手を出さない、と言った簡単なルールが生まれた。
これは暗黙でも何でもない歴代魔王達が守ってきた破ってはならないルール。
ウータンはそれに背いた。
故意か偶然かそれはオーリスにしかわからないかが、それ以降オーリスとウータンの立場は逆転する。
「さぁー・・・・。お前はどーする?どーなる? ウータン・ゴリト」
どーも嘘つきな猫です。
いやー。会議の様子が長くてすみません。本当はもっとサクサク進みたいんです!( ;∀;)
文章力がないせいで…もう少しお付き合いお願いします。
そんな中、アマドさんを優秀な人物として説明できる機会がやっときました・・・。長かった。
いつか番外編とかでアマドさんとアオスさんの出会い編とか書きたいなと思いました( *´艸`)
今後はオーリスの過去についてを含めながら書きたいと思いますので今後ともオーリス、ウータン共々宜しくお願いいたします。
気が向いらブックマや評価、それより一言でも感想聞きたいです笑
よければお願いしまーす(^^)/




