それからの後日談
書き足りなかった部分を後日談として書きました。
内容は薄めですがよければ暇つぶしにでも読んでください( *´艸`)
「いやー。お疲れお疲れ」
兜を脱ぎうなだれるオーリスにファウスは声をかけた。
「最近、働きすぎじゃないか。俺?」
「これぐらい魔王なら働いたうちには入らないと思うけどな」
「ぐぬっっ」
ほかの魔王達に比べたら確かにそうかもしれないが、他人と俺を一緒の天秤で測らないでもらいたい。
俺は俺なのだから。
「解決したんだからもっと喜べよ!」
パルとパミに何度もお礼を言われたが、結局のところ自分よりもファウスのほうが働いたのだから自分よりもファウスにお礼を言うように二人に伝えた。
それからファウスはビッド邸の件を詳しくオーリスに報告すると、さらにオーリスは大きなため息一つついてさらにうなだれた。
証拠は残らないように上手くやったので問題ないと笑いながらファウスはオーリスの膝に仮面を置き、肩を組んだ。
「日も暮れはじめて来たし。念のため大事になる前にパルとパミをここから逃がさないとな」
「そーだな。俺もそう思う。多少の金を渡してここから出るように説得してくる」
「早めに出ることに越したことはないな」
オーリスとファウスが話し合い二人をブルギャンから出すことを決めた。
「そー言うのはお前に任せる」
「OK!」
「ファウス___二人には手を出すなよ」
「・・・わかってるって」
いや、絶対わかってなかったろ。
ファウスの顔にあわよくば二人ともって書いてあるのを長い付き合いのオーリスはすぐに見抜いた。
「本当にお世話になりました」
「このご恩は必ずお返しに行きますので」
二人を連れてブルギャンの入り口まで一緒に向かった。
オーリスとファウスは二人の背中が見えなくなるまで何度も振り返ては深々とお辞儀をするパルとパミを最後まで見送った。
「終わった。終わったー。お前はこれからどーするんだ?」
「疲れた。どーするも。俺もー何もする気が起きない。それにこれ以上何かに巻き込まれたくないからな、宿に戻ろうと思うけどファウス、お前はどーするんだ?」
「俺は色々と約束があったり、行きたいとこもあるから先に宿に戻ってていーぞ」
「今更だけど目立った行動はするなよ」
「本当に今更だな。さっき以上の目立った行動するほうが難しいって」
そう笑いながらファウスは口笛を吹き、小犬と共に夜の繁華街に消えていった。
オーリスは宿に戻るとすぐに風呂場で今日の疲れを癒す。
「フフルさんや、サーシャは元気にしているだろうか?」
自分の領から離れるのは両親が生きていた時いらいのことなので、ずっと一緒に暮らしてきた使用人たちが何をしているのかオーリスは考えていた。
一緒にいると騒がしいというのに、いないとその騒がしいのが懐かしく思えてしまうのはなぜなのだろう。
「そー言えば、ロハスは・・・あいつに限って面倒ごとは起こさないだろ」
ロハスのことを少し心配したが子供でもないので気にはしたがオーリスはそのまま一人で眠りについた。
ファウスはどうしているかって?あいつのことなんて心配するだけ無駄だ。どーせさっきまで一緒にいた2人とほかにも目をつけていた女達と自由を満喫しているに違いない。あいつはそーゆう男だ。
「酒持ってこーい!酒持ってこーーい!!今日は俺のおごりだ!!じゃんじゃんいってくれ!」
オーリスの予想通り、ファウスは自由を謳歌していた。
ブルギャン1の美女揃いの高級店でファウスはオーリスで儲けた金に物を言わせて騒ぎまっくっていた。
なぜそんなことができているのかと言うと、ロハスから貰ったお金でも十分楽しめるが、それ以外の臨時収入をファウスは得ていた。
ファウスは決勝以外はオーリスに所持金全てを賭け、決勝は少年兵に全掛けをした。
対戦相手を見た瞬間、倍率が500倍だった少年兵に迷いもなく賭けた。
ファウスにはオーリスがわざと負けることがわかった。
勝つ意味もない戦いであり、相手が自分よりも弱くせに信念をもった相手にオーリスがまじめに戦うわけがない。そんな無駄なことをアイツはしないと。
素直に負けを認めることができる器のでかさをファウスは知っていた。
そこがいい所でもあり、今だ末席で居続ける理由でもあることを。
「俺は必ず約束を果たす!お前を絶対、全ての王の上に立たせる。誰よりも名を残す偉大な大魔王にして見みせる!」
ファウスがそんな事を叫んでいるとも知らず、オーリスは熟睡していた。
そろそろブルギャンでのお金にまつわる話しを書きたいと思います。
本来はこっち路線だったんですけど書いている途中で毎回それてしまいます・・・。
今後はファウスの出番が少なくなりますが、裏で色々やっていると思いますのでしばらくはロハスとオーリスの話にお付き合いしていただければと思います。
よければブックマークついでに、レビューや評価も参考にしたいのでよろしくお願いします( *´艸`)




