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末席魔王。オーリス・ロイスは今日もサボりたい。  作者: 嘘つきな猫
第2章 遠征 編
12/97

ハンマープライス

今日も何とか投稿できました!

この調子で1日1話投稿できればと思っているんですけどね( ;∀;)

新しい物語も一気に投稿できるように準備しておりますので投稿したらそちらのほうもよろしくお願いします(*^-^*)



「んんーーーーっん。。よく寝た」


 カーテンを開け、日差しを浴びながら背伸びをするオーリス。

 出かける支度を終えるとロハスの部屋へ朝食の誘いをしに寄ってみる。


「おーい。ロハスいるかー?・・・・返事がないな」


 扉には鍵がかかっていなかったので勝手に部屋に入ってみたが、ロハスは部屋にいなかった。


「心配はしていないが、あいつはどこでなにしてるんだ?」

 

 ロハスの部屋を出ると仕方ないからファウスの部屋によってみようと隣の部屋に向かう途中で一瞬立ち止まり扉に声をかけることなく通り過ぎた。

 理由としてはファウスの部屋の中から何人かの女の声とファウスの声が聞こえてきたので邪魔したくないというか巻き込まれたくないからファウスのことはほおっておくことにし、宿を出て朝食を適当に済ませて今日の過ごし方を公園の石垣に座って空を眺めながら考えていた。

 

「自分の領を出たらのんびり、ほどほど楽しい日々を送れると思ったんだけどなぁー・・・思っていたほどそーでもないな。・・・暇で仕方ない。こんなことなら家でフフルさんらに愚痴や説教をされているほうがましな気がしてきた」


 そんなことを思いながら雲が流れていく空をぼぉーっと眺めていた。



「くそー。あれはどーしても競り落としたかったのに」

「そー言うな。相手が悪かったと思え」

「しかし、今回は掘り出し物が多かったな」

「次は必ず競り落として見せるぞ!」


 向こうの道でたむろして男たちが煙草を吸いながら雑談していた。

 話しが弾んだのか笑いながら次だと言って歩き始めた。


「競りかぁ。ギャンブルしても逆に増える可能性があるくせに使い切ったとしても何も得るものがないくらいなら、高い買い物したほうがみんなのお土産にもなりそうだしな・・・・」


 オーリスはここでぼぉーとしてるくらいなら競りにでも行ってみるかと思い男たちの後を追いかけた。


 男たちはでかい建物に入っていったのでオーリスも入ろうとすると。

「すいません。入場券はお持ちですか?」

 

 入口に立つ筋骨隆々の片目に傷を負った男と、頬に傷がある頭髪がまったくない、眉毛も全くない大男がオーリスの目の前に立ちはだかった。


「えっ?そんなのないけど」

「「・・・」」


 オーリスの言葉を聞くとその男たちは一歩前に出てオーリスを威圧した。

 威圧されたオーリスは涼しい顔で二人に質問する。


「金はある。券はいくらだ?」


 オーリスの質問への答えは・・・。


「おかえりください」


 その一言だった。

 しかし、ここまで来て引き下がりたくないし、することも他にないので2人をぶっ飛ばして侵入してやろうかとおもっていたら後ろから声がかかった。


「そのお方は私の連れなので通してやってくれ」


 オーリスが振り返るとそこにはそこには片腕のない見た顔が立っていた。


「あんたは、闘技場にいた・・・」


「で、通っていいのかな?」

「失礼しました。リザド伯爵のお連れでしたか。どーぞお連れの方もお通りください」

「それじゃ。いこーか」


 片腕のないリザードマンがオーリスを手招きし、競売会場に入ることができた。


「困っていたので感謝します。ありがとうございました」

「私はリザド・ハイエン。老いた戦士よ。そんなこと気にせんでかまわんよ。黒兜の狂人さん」

「なんでそれを?!」

「これでも地位ある上に立つ身分でな相手を見る目はあるつもりだ。それに1度戦った相手を見間違うほどまだ老いてはいないぞ」


 オーリスはリザドの今はない腕を見て、そして無言となった。

「はっはっはっは。この腕か?気にするな。ここは賭博都市ブルギャンだぞ?あの戦いで私とお前さんは生死を賭け、そしてあんたのほうが強かった。賭けに負けた相手は何かを失うもの。私の場合はその代償が腕だっただけのこと。まだ命がある分ましというものだ」


 リザドはオーリスの顔を見て笑ってみせた。


「で、あんたの名は?」

「私はオーリス・ロイス・・・一応ロイス領で第72席魔王をやっている」


 今回は嘘をつくことなくリザドに名乗った。


「ほー。それは勝てんわな!魔王さまでしたかこれは失礼しました」

「いや、お気になさらずさっきまでの話し方のほうが気が楽なので。呼び方もオーリスでかまいません。一応お忍びで遊びに来ているので」

「それは助かる。かたっ苦しいのは苦手でな」


 ここに来た経緯を簡単に説明した。

「そうか。オーリスは暇つぶしか。私はお目当てがあってきたのでな。その時は邪魔はしないでくれよ」

「もちろん!むしろ手伝わせてもらいたいくらいだ」

「それは心強い」


 通路を歩き上の会場に案内された部屋に通された。

 一般の大勢の座る席ではない、二階の個室でリザドと競りが始まるまで出された料理を食べながら待った。


「本日はご来場いただきましてありがとうございます。皆様お待たせしました。本日も多数の目玉商品から、希少な物まで多数取り揃えさせて頂きましたので張り切って『お金』と『プライド』を掛けて競りへの参加をお願いいたします!」


「それでは最初の商品は・・・・・!!!」



 財力と財力との単純な争いが幕を開けた。


ここからは戦いの場面はしばらくないと思いますが、飽きずに読んでもらえるよう頑張りたいと思います。

よければブックマーク、評価やレビューもお願いしまーす( *´艸`)

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