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さみだれは晴れ  作者: 冴木甲士
中一 二学期
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95/100

095. アイスクリームとかジュースとか売ってると嬉しい

 青蘭中学校は一学年につき三クラスに分かれている。愛花の説明によれば、クラスの番号に応じて体育祭の組が割り当てられるようで、蓮真や愛花の所属する一年二組および二年二組、三年二組は白組になる。

 ちなみに一組は赤組、三組は青組らしい。

「ということはお前らは赤組か」

「うん」

「そうですね」

 深言も玲も頷く。

「ん、大体わかった。説明ありがとな」

「いーよ別に」

 愛花に礼を言った蓮真は本に栞を挟んで一旦閉じた。

「当日の体育祭楽しみにしてるか」

「お、やる気出てきた?」

「弁当を」

「弁当を⁉」

「当日は学校にかき氷の屋台が出るらしいぞ」

「食べ物のことしか頭に無いの⁉」

「え、そうなの」

「そういえば姉の体育祭見に行ったときもかき氷食べたなー」

「松田さんや清野さんまで……」

 体育祭よりもかき氷に興味を持った深言と玲を見て、愛花は脱力感たっぷりにぼやく。

「なにこの運動嫌いの集まり」

「お前もいずれここに染まるさ」

「不吉なこと言わないで」

 次から空き教室に遊びに来るか愛花が悩んでいると、昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。


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