表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
さみだれは晴れ  作者: 冴木甲士
中一 夏休み
PR
81/100

081. 部品があの積み木じゃないと成り立たないのか検証してみた

「や」

「おお」

 筝と蓮真が互いに軽く挨拶を交わす。夜の公園で出くわすのもいい加減慣れてきた。

「今日は何すんの?」

「見ての通りだ」

「見てわからないから訊いてるんだけど」

 そこにはクリアファイルが積まれていた。大量に積み上がったそれは蓮真の腰ぐらいまで高層ビルの模型のように綺麗な直方体を成していた。

「クリアファイルでジェ○ガだ」

「一発目から終わるでしょそれ」

「やってみなきゃわからないだろ!!」

「深夜に大声出さないで」

 蓮真は山と積まれたクリアファイルの一枚を抜いた。その時点で山が崩れて終わりかと思いきや目にも留まらぬ速さで抜かれたためか山は何事も無かったように静かであり、蓮真はそこにそっと抜いたクリアファイルを乗せていく。

 その後クリアファイルを抜いては乗せを繰り返したが、一向にクリアファイルの山の高さは変わらなかった。

「……単純作業この上無いな」

「やる前からわからなかったの?」

「やってみなきゃわからなかった」

 蓮真は抜いたクリアファイルの持った手をだらりと下げた。

「もう帰るか」

「……ご苦労様」

 筝はそれ以外言うことが思いつかなかった。「これ持って帰るか?」と蓮真がクリアファイルの山を指さしたので「要るか!」と突っぱねておいた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ