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075. 朝4時前に起きるのと猛暑のどちらがマシか
散歩をしていると時間を問わずランニングに勤しんでいる人をまあまあ見かける。今も向こうからランニングウェアで走ってくる少女が蓮真の横をすれ違おうとするが、
「あれ、後輩君?」
その声で少女が朋美であると気付く。
「あ、こんにちは」
「君もこんな時間にお出掛け?」
ちなみに今は朝の4時。真っ暗ということはなく微かに日が出ている。
「今の時期は日中だとやや厳しいもので」
「はは、そうだよね」
「それにしても先輩いつも朝早いですね」
学校でも早朝に見ることが多い。寝起きはいい方なのだろうか。
「うーん、いつもってわけじゃないけどね」
「自分にとっては先輩かニワトリかってぐらい早朝のイメージがあります」
「ニワトリと一緒にされるのはちょっと」
朋美の額から汗が数滴流れ落ちていく。既に相当走り込んでいるようだ。
「ちょっとそこの公園で休憩していこうか」
朋美が傍にある公園に目を向ける。そこは通称タイヤ公園と呼ばれ、公園の境目にタイヤが並んで埋め込まれている。小さい子供がタイヤの上でトランポリンのように飛び跳ねて渡って遊ぶのをよく見かける。
「わかりました。じゃあ自分はこれで」
「いや、君も来てよ」
「え?」
「ちょっとは話に付き合って」
こうして二人はタイヤに座って休憩することにした。




