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さみだれは晴れ  作者: 冴木甲士
中一 一学期
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62/100

062. 明日の5時に

 蓮真はある人へ電話を掛けた。発信してから数コールの後、相手へとつながった。

「もしもし、五月雨です」

『こんばんは。君からの連絡なんて珍しいね』

「そう言えば初めてかもしれないですね」

 相手は洋子である。

『ふふ、もっと電話を掛けてきてもいいんだけどね』

「そうですか」

『それで、今日はどうしたの?』

「少し用事がありまして、明日直接会えればと思ってますがいかがですか」

『えっと……一緒に遊びたいってことかな』

「それは会ったときにお話しします」

『へー……』

 スマホの方から声や音が聞こえなくなった。

「ああ、もし難しければ別に」

『いや、大丈夫。明日の5時に前と同じ公園はどう?』

「はい、自分は大丈夫ですが、相馬さんの学校からだと少し遠くないですか」

『別にいいよ。そこまで時間掛かんないし』

「わかりました。それではまた明日公園で」

『うん、用事ってそれだけ?』

「はい、突然のことで失礼しました」

『いいよ。それじゃ楽しみにしてるから、お休み』

「はい、お休みなさい」

 洋子から通話が切れた音を確認すると、蓮真も直ちに床に就いた。


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