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かつて最強と呼ばれた男は前世の知識と共にTSお嬢様を満喫するようで  作者: 赤木林檎
第2章 低学年編

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第91-2話 Day2夜 夜はあれで忙しい

お読みいただきありがとうございます。


あれとは?

――――――――


「ここがステラさんのお部屋ね」

「えぇ、そうですけど……」


 逃走しようとしていたことがアイラにばれてしまったので、諦めて一旦引き返すことに――


「ところで、どうしてついてくるのかしら?」


 ――しようとしたら、どういうわけかアイラが部屋までついてきた。


「しかも入ろうとしています?」

「えぇ」

「あなたの寝床はここではないわよ?」

「えぇ。……いや、それはあとで執事と相談するわ」


 お互い、首を傾げつつ向き合う。


「……え、なんで?」


 どうやら埒が明かないので聞いてみることにした。

 すると、彼女もようやく私の思っていたことに気が付いたようだ。

 疑問が一転、にっこりと私に笑ってから答えた。


「それはね。あたし、一度あれ(・・)をやってみたかったからよ」

「あれ?」


 彼女は笑顔で、そして目を輝かせている。そこまで感情を入れるあれとは一体何なのか。


「もー、ステラさんったら、わからずやー!」

「多分ニュアンスが違いますわね」

「こうやって皆でお泊りしてやることなんて、一つしかないじゃありませんの」

「あー、もしかして?」

「そう――ごにょごにょ」

「ゎぁ、くすぐったいっですわねまったく!」


 彼女は私の耳元で、やりたいことをささやく。

 急に耳元で話されたのでびくっとなりつつ、私は彼女の話を聞き、そして納得した。


 ふむ、なるほど。まぁ、やってもいいかもしれない。


 なんだかんだ私もやりたかったことだし。そもそもアイラに先程見つかって現在堂々と尾行されている時点で、どうせしばらく自由に動けないし。


 どうせ自由に動けないのなら、私のやりたいようにやってしまおう。


 そう思い、アイラと一緒に部屋に入った。


――――――――


 大部屋に入って少し歩くと、布団にくるまってごろごろしているメメとチエがいた。

 ……なんかチエさん、私が居る時より表情が柔らかくない? 気のせい? という気持ちは胸にしまっておき、彼女らに事情を話す。


「やりたいやりたい!」


 当然のように手をあげて声をあげて大賛成するメメ。声は上げないものの首を縦にコクコクと頷くチエ。

 とりあえず、両者とも賛同しているらしいことはわかる。


 そんなわけで、満場一致ということが確認できた。


「なら、じゃあさっそくやりましょう! あたしも準備ばっちり」

「準備とかいるの?」

「わたしたち、体操服だけど、いいのかな?」

「お話しできたら何でもいいの!」

「それはもうただのおしゃべりでは?」

「ダメよ! こういうのはね、思うことが大事なの」


 発案者の彼女がそう言っているのだからそれで良いか。

 とはいえ、少なくとも彼女はかわいらしい部屋着に身を包んでいるので、今からやることと辻褄があうからね。


 ってなわけで、早速始めようか。女の子四人、お泊り会ですることといえば。


 せーのっ。



「「「「パジャマパーティー」」」」



「だね!!」「……ですっ」「ですわー」「ですわね!!」


――――――――

お読みいただきありがとうございます。


あれとは? パジャマパーティー! でした。

というわけで、しばらく雑談をしています。


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