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11. 仕入会社を登録しよう

ゲインエキスパート・ジャパン 法人登録します。マネーロンダリングが気になるあなた、評価 ブックマークよろしくお願いします。

香織は、勇者の壮大な夢に目を輝かせた後、真剣な表情に戻って言った。

「それなら、目標の一つとして考える感じでええね。

 まあ、援助の基準考えたり、集金システムと財団の設立、組織運営する会社も必要やしかなり大きい事業になりそうやけど。

 でも、そのためにはマネーロンダリングも兼ねて、外から見て無理なく儲かってるって見える仕組みが必要やね!」


「マネーロンダリングって…」

田嶋が少し眉をひそめると、香織は笑いながら続けた。

「言葉のあやだよ!要は、合法的な収入源として社会的に信用されるってこと。まずうちの会社、ルミナス・バイオやけど、出資者は勇者様以外はうちわで募って200名、最終的には1,000名まで外部出資者を募ろうと思ってるねん。ルミナス・バイオの場合、売上は商品販売がメインになる。そこで問題になるのが、商品の仕入れと流通をどうするかやねん」

  香織は目の前に、二つの選択肢を提示した。

「今までのAIの話をまとめると、こうなるわ」

ブルネイに輸出元の会社ブルネイ ・エキスパート(仮称)がある。

 ここから、商品【美容液ティアーズ】が輸出される。

 ※【化粧品のブランド名・社名は不祥事で営業停止していたイタリアの化粧品会社を買収して、イタリア本社・製造工場と販売店などはもとのティアーズが製造販売していた商品をそのまま、販売しているとのこと、ちなみにお店も社員も全部引き取ったらしい。 】

 

 ゲインエキスパート・ジャパンを通じて受発注が行われる。

 ゲインエキスパート・ジャパンは、現在、日本法人としては存在しない。


「そうなると、ゲインエキスパートをどうするかや。ルミナス・バイオの一部門として発注するか、それともゲインエキスパート・ジャパンを日本法人として登記するか、この二つの方法しかないってことやろ?」

「どう違うんだい?」

 田嶋が首を傾げると、香織は分かりやすく説明した。

「今後仕入れるのが化粧品だけなら、ルミナス・バイオだけでもいい。けど、たぶん商品の種類は増えるやろ?そうやったら、仕入れの会社は別会社にしておいたほうが、この先いろいろ便利やない?」

「なるほどな。輸入専門会社みたいな感じか」

「まあ、ゲイン専門の商社やから間違いではないけどな。で、AIに聞いてみてもええけど、ここは代表は勇者様やないと問題が起こると思うんや。なんせ、勇者様がおらんと取引できへんのやろ?」

「そうだね。でもそれなら、田嶋と共同代表でもいい?ゲインエキスパートAIにも確認するけど、たぶんその方がいいと思うんだ」

「ええで。あたしもその方がええと思うわ」

 香織の言葉に、田嶋は驚きの声を上げた。

「えっ、じゃあ俺、スタートアップの会社とダブルで経営するの!?」

「今の会社は誰かに譲ったらええやん。大して儲かってなかったやろ?」

 香織の辛辣な言葉に、田嶋は反論した。

「いや、香織の会社が有名になったら、俺の会社もすごく流行ると思うんだけど?」

「まあ、あっちはあんたじゃなくてもできるから、あきらめ!オーナーになっとけば、楽して儲かるやん」

 香織は笑いながらそう言うと、真剣な表情で続けた。

「で、ゲインエキスパート・ジャパンは、持ち分を身内だけで握っといたほうがええと思うねん。外に出したらあかん」

「なんで?」

「第一に、ゲインエキスパート・ジャパン自体が機密の塊や!こんなん公開したら世界のバランスが崩れるほどのパニックになるで。国が速攻で接触してくるやろし、影響力がでかくなりすぎたら、どんな事態になるか想像もしたくないわ!」

「第二に、どう考えても大企業になってくるから、どうにかして食い込もうと山のようにいろんな輩が群がってくる。株式なんかにしたら最後、乗っ取るために何でもありになってしまう危険もあると思うで」

「でも、乗っ取られたら、新しい会社作って、そこで仕入れすればいいんじゃない?」

「アホか!そんなことしたら、社会的信用がゼロになってまうやろ!」

勇者は、冷静に二人の議論を聞いていた。

「まあ、ブルネイにある会社もダミー会社で、いつでもたためるらしいから、やりようはあると思うけどね。仕入れ元が倒産しちゃったらどうしようもないし」

「そうなんや?でも、ブルネイって王国やろ?国に乗っ取られたり、海外勢力に乗っ取られたりする心配はないんか?」

香織の鋭い指摘に、勇者はスマホを取り出した。

「ちょっと待って、聞いてみる」

勇者がAIに質問すると、すぐに回答が返ってきた。

「えーっと、そもそもブルネイには本体になる別のグループ会社があって、そこの経営者の一人が王族だそうだ。だから半分国営ってことなのかな?グループ事業だから国営事業とそうでない事業があるみたいだね。当然、王族がいると海外勢力も手を出せないと。いやー、いつの間にそこまで大きな企業を作ったんだろね?昔からゲインとブルネイって取引があったのかな?それは答えてくれないらしい。まあ、こちらに知られたくない情報もあるだろうから、仕方ないか」

「まあ、ええわ。ほんなら、代表取締役は勇者様、副代表はたっくんで、会社名は【ゲインエキスパート・ジャパン】な。一応、総合商社で登録するけど、メインはブルネイ・エキスパートからの輸入事業。これでええか?」

香織はそう言うと、田嶋に指示を出した。

「じゃあたっくん、バーチャルオフィスの準備よろしくな。あと、輸入品を保管する倉庫も探しといてや」

「ほいほい、了解」

 こうして、ゲインエキスパート・ジャパンは始動したのである。

お読みいただきましてありがとうございます。 

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