第五話 クエスト、ゴブリン討伐
真夜中、俺はベッドに腰掛け目を瞑っていた。
居眠りともいうかもしれない。言わないかもしれない。
現在ゴブリン絶賛討伐中である。昼に受けた依頼を真夜中に遂行する。
ギルドとクローンの使用制限を深夜と決めているので仕方ない。
人目に付くわけにはいかないのだ。
そして、いきなりだがダンジョンの説明だ。
皆様はご存じだろうか。ダンジョンには大きく分けて二つの種類がある。
巨乳派と、貧乳派だ。
間違った、それはさっき俺が心のおっぱい神様に提出していた妄想論文の方だった。
ダンジョンには、拡張型と、放出型がある。
拡張型は、魔力を内部に貯め込み領域を広げていくタイプ。
放出方は、ある程度までダンジョンが成長すると外界に魔物を吐き出すタイプ。
魔物を使って外界の生命力を取り込み、より強力な魔物を生み出す。
放出方は、その魔物を吐き出す性質から発見されやすく
拡張型は、一切外に魔力を出さないため発見されにくい。
ゴブリンの洞窟は典型的な放出型。素材にもならないから好んで狩る者はいない。
大抵が、国の依頼か。それでも手が回らない村の依頼か。
ま、初心者の登竜門みたいなもん。なので、夜中に来るやつなんていない。
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サクサクサク―と。入口のゴブリンを片付け。
ゴブリンリーダー、ゴブリンナイトを蹴散らし。
ゴブリンキングを葬り。
おいおいおい!どこまで行くのよ。依頼は入口のゴブリンだけでいいんだって。
なにサクッとゴブリンキング倒して、一段落で終わらせようとしてんの?
ボスだから、きっとこの洞窟のボスだから。
と思ったけど、さらに奥に扉があった。
黒くにじんで、よく見えない。
牙を剥いてタテガミを生やした獣が彫刻されていた。行ってみようか。
扉を開けると。いた。彫刻と同じ特徴を持ったヤツが。
鑑定解析の結果。
名前はベルセルクゴブリン、初めて聞く名前。ダンジョンで進化したのか?
次の瞬間。ベルセルクがふっと姿を消した。
首筋が噛み千切られる。
すぐ再生するけど。
なんだ?気配すら感じないぞ。
一旦現れ、再び姿を消す。
サク、どうせそんなとこだと思った。
見破りを付けて、攻撃を受けてのカウンター。
ベルセルクは隠蔽と縮地で姿、気配を消し、攻撃してきた。
直線的に距離を詰めるベルセルク。こちらの変化には気付いていない。
そりゃただスキル付けただけだからね。ただそこに、剣を差し出せば
自らサクッと。はい、おしまい。
これにてゴブリンの討伐は終了である。




