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第十五話 新たな悪魔

さっきまで手負いだった戦士と剣士は

今まで自分たちを追い詰めていたアイアンリザードを倒すと、

力をもて余したのか雄叫びを上げながら次の獲物を探しに行ってしまった。


「おいお前ら勝手に先に進むな!!

 …それはなんだ?彼らに何をした?」


「ただのポーションですよ。」


ブルーレインにそう告げると

悪戯な笑みをこっちに向けるイリさん。


苦笑いの俺。


「ただのポーションがそんな…。」


「あ、ハイポーションでした。」


再びこちらを向くイリさん。


なんだかどこかでみたなこの流れ。


「ハイポーション?そんなわけ、

 いや、とにかく助かったことは事実だ。

 それの代金を払わなければならないな。」


「大丈夫です。貰い物なんで。

 それにほらまだこんなに。」


渡していた10個のポーションを出す。

この流れはどこまで続くの?


「すまないがひとつだけでいい、

 譲ってもらえないか?」


「だそうだ、どうするヒトシ?」


あ、アーロンさんたちもやって来た。


「いいですよ。どうぞ。」


俺は鞄から小瓶を無造作に一掴みとりだし、レインのリーダーに渡した。


「いや、こんなには、第一持ち合わせが。」


「いいですよ。まだまだありますから。」


鞄から残りの小瓶を出して見せる。

あれ?何でこうなってるんだ?


イリさんはこらえきれずに吹き出していた。乗せられた…。

彼女の本性はきっと小悪魔なのでしょう。


…そして、


「ひとし君、アイアンクロスを優先で構わないが

 こっちのアイアンリザードもそろそろ頼むよ。

 もう300匹は溜まっているからね。」


その日、さらに5体の悪魔が生まれた。


短くても一話

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