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すんません 、「俺」は、記憶ないっす  作者: 志奏
三章 「果つることなき想いは再びに」
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3章 380話 「キュッと 」



三章 三百八十話 「キュッと 」



燈大好き三人衆から、それぞれ10000円ずつ渡すということで話しが終わった。


ーーそして数日後


燈がお友達と遊園地に行く日がやってきた。


「それじゃあ、行ってきます 」


旅館の前で燈が挨拶をしてる。


「気をつけてな、なんかあったら電話してくれ。すぐ飛んでく 」


「うん、ありがとう 」


高井さんや支配人にも挨拶を済ませて燈は友達との待ち合わせ場所まで行ってしまった。


「さて…… それじゃあ宮田、あとは頼んだぞ 」

「頼んだよ、宮田くん 」


「ういっす 」


そう、俺はこの2人から託されていたことがある。


「なんの話しよ 」


お嬢さんが不思議そうに聞いてくる。


「燈に万が一があったら大変なんで、初回の今日だけこっそり付いてくってことっす 」


「はぁ!? バカじゃないの!? 」

「宮くん、さすがにドン引きだお。あと料理長と支配人にもドン引きっすお 」


「なに驚いてんだ竹やん? お前も行くんだよ 」


「どゆこと!? 説明キボンヌ 」


「俺一人で遊園地とか無理だろ。お前も道連れってことでオケ 」


あんなヨウキャとパリピと幸せ親子の溜まり場に、俺一人で行くとか難易度高すぎるって。


こいつはどうせ暇だろうから強制連行だ。


「どこの独裁者だし 」


「今日は神崎さんいねーし、お前も休みだし、問題ねーじゃん行くぞ 」


「たしかに今日はっちゃんは両親と出かけてるし、僕もアニメ消化くらいしかやることなかったけどさぁ 」


「完璧じゃん 」


「いやでも、休日に行く遊園地が宮くんとって…… オェッ 」


この野郎はほんと元気だな。俺の中で罪悪感がどんどん消えてく。


まっ、最初からなかったけどね。


「俺だって初遊園地がお前とって…… オェェェェゲロゲロ〜…… なんだが、やんごとなき事情ゆえ仕方ないのだ 」


桜守と行きたかった。


初デート、初手繋ぎ(※恋人繋ぎは難易度高すぎて不可)、初遊園地を捧げたかったのに。


なんでコイツと……(※宮田が誘ってます)




ーーーー いやいやな竹やんを半ば強引に引きづり、俺たちは燈を追いながら電車に乗る。


そんでお嬢さんにも絶賛反対されたが、高井さんと支配人が盾となって俺たちを送りだしてくれた。


「それにしても宮くんのシスコンは大概にするべきだと思うンゴ 」


「無理ンゴ 」


「アニメなら最高のシチュだけど、リアルはキモいって。バレたら確実に距離置かれると思う 」


「バレないようにすんだよ。万が一バレてもお前のせいにすればオケ 」


「ひどくない!? 」


「だからバレないように全力を尽くせ。これはお前の為でもある 」


「僕の友達が最悪な件について 」


「その友達が俺だからしょーがないな 」


「たしかに 」


「理解してくれてサンクス 」




ーー竹やんとの会話が続く。


「あ、そうだ。これ渡しとく 」


竹やんに俺が買っておいたアイテムを渡した。


「なにこれ? 」


「トランシーバー 」


「え…… マジ? 」


「マジだ。使い方を説明ーー 」


「いやいや待って待って 」


「なんだよ 」


「ここまでガチるとは…… 」


「バレない為に極力連絡はコレでいく。俺がアルファ、お前がブラボーな 」


俺がドン引きすることはあってもコイツにされるとは思ってなかった。しかし、今日の俺はドン引き上等だぜ。


「ブラボーって 」


「そしてコレが戦闘アイテムだ 」


「戦闘って…… ソレ、縄跳び? 」


「ああ。コレで燈に近づく不埒な輩をキュッとお仕置きする 」


俺の頭では必○仕事人のBGMが流れていた。


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