図る計れ測りたい!
「おはよう宏美ーー。」
「おう。おはよう狩虎」
いつもの合流地点。まぁ宏美の家の前なのだがそこで宏美と会ったのだがすごく目が細かった。
「おい宏美どうした!目がすこぶる細いぞ!」
「ん?ああ、ちょっと寝るのが遅くてな…………でもお前に目の細さ云々のことは言われたくないな。」
「仕方ないだろ生まれたときから細いんだから。ただお前のいつものぱっちりおめめが今日はシャーペンの芯ぐらいの細さなんだから心配せずにはいられないだろ。」
「ぱっちりおめめって言うな腹立たしい………………まぁ、心配してくれてありがとう。」
「いいんだ、お礼なんて。俺は何もしてないぞ。」
ただ心配しただけだ。それ以上でもそれ以下でもない
「何もされてなくても嬉しいものは嬉しいんだ。気遣いだけでも嬉しいんだぞ?私みたいなやつはね。」
「ふーん…………まぁ、お前は強いからな。気遣われることが少ないのか。」
「そういうこった。それとなんだ、そろそろ歩こうか。」
「そうだな。余裕があるとはいえ歩かないとな。」
学校へと向け歩を進める。
「それで昨日はどうだったんだ?何を食べたんだ?」
「昨日はそうさな…………マックでハンバーガーを食べて昼寝して塾行って寝たぐらいだな。」
「マック?お前がか?私はてっきりラーメンでも食べに行くかと思ってたぞ。」
「ああ、俺も最初はラーメンにしようと熱烈なお店紹介をしたんだがなぜか断られてな。」
はっはっはっはっ!!
豪快に笑い飛ばす宏美。
「お前の紹介は長いもんな!そりゃ食う気失せるわ。」
「な、長いだって!?あれでもまだ抑えた方だぞ!」
正直に言うと本当は醤油ラーメン以外にも味噌と塩と豚骨の話をしようとしてたんだけど長すぎたらいけないと削ったんだ…………あれでもまだ長かったのか
「まぁいいじゃないか!ラーメン食えなくったって、マックも美味かったろ?」
「そうだな。美味かったしイリナも初めてだったらしいから結果オーライってやつかな。」
「だろうなー。イリナちゃんお嬢様だもんなーー。」
うんうんと頷くが目が細いせいか寝ぼけて頭が揺れているように見える…………俺も周りからこう見られてるのかな。
「てか今度がいつになるかわからないけど今度は絶対に一緒に食うぞ。」
「そうだな。その時は遼鋭もよんで久々に3人だけで食べようか。」
「おっいいねぇー。積もる話も………まぁ、同じ学校だからそこまでなさそうだがやはり集まればくだらない話でもして盛り上がるんだろうな。」
うんうんと今度はこちらが頷く番だ。
「イリナちゃんとデートかぁ………私も誰かとデートしてみたいなぁ。」
「デートじゃないけどな。俺の命が危機に瀕してたから助かるために仕方なく飯を奢ったんだ。………それに宏美なら誰とでも付き合えるだろ、デートなんて何回でもできるんだから羨ましがるな。俺みたいなダサい男が悲しむぞ。」
「好きでもない男とデートしたって面白くないだろ。それにこう見えて私は奥手なんだぞ。」
「つまらない冗談だわぁ。」
「いや本当だ。どうでもいい相手にならいくらでも愛想良くできるけど、好きな相手を前にするとどうも素直になれない。」
「んじゃあさっさと告っちまえばいいじゃん。付き合ってしまえば素直じゃないとかどうでもよくなる。応援するよ俺は、幼馴染として。」
学校だけじゃない、この地域で人気No.1で、しかもモテモテな宏美から告白されて断る人間なんていやしない。それに素直じゃない態度もギャップとして考えれば可愛らしくなるし、悪いことではない。宏美はほとんど完璧なんだから、イリナみたいにもっと自分に自信を持たなきゃ。
「…………なぁ、私達って友達だよな。」
「ど、どうしたんだよいきなり。友達だよ友達。10年近く遊んできた友達。それがどうかしたか?」
「…………なんでもない。」
…………あ、親友の方が良かったか?言葉選びミスったかもなこれ。
「それより今日の生徒会なんだが………。」
「あーーさすがにそろそろ忙しくなりそうだな。」
俺達は他愛もないことを話しながら歩き続けた。
表面世界。いやーなんかもっといい名前ないかなー!!味気ないんだよな……………もっとギトギトの脂っこそうな名前がいい。さて、そんなこんなで表面世界へと来ています。今日も今日とて木に水をぶつけています。
「ねぇ…………ミフィー君。やる気あるの?」
「おいおいおい。こんなに汗水垂らして頑張っているのにその言い草はないぜ」
「だってさーーーーーーーー。できなさすぎでしょーーーーーーーー。」
「伸ばしすぎだっての………………仕方ないだろ?俺のような凡人がそんじょそこらの天才に勝てるわけないだろうが。」
「そんじょそこらって使っちゃうと天才って言葉が下らなく見えるね。」
「そうっすよねーー。オラとしては天才よりも万能人の方が響きとしてはかっこいいと思うんっすよ」
「あーー分かるなーそれ。天才って言葉が最近飽和してる気がするもんな。」
「だよねーー。無闇矢鱈に使うべきじゃないんだよね……………ああいう言葉は。全国210何位の人に対しても使うべきではないよね」
「なんすかなんすかそいつ。一体全体そんなことで傲慢になってる奴がどこにいるんですか?」
「う、うるせぇ!別に傲慢になってないし?寧ろ今までよりも謙虚だし?」
「なんで性格を表す言葉って本人が言うと利用価値のないガラクタに見えてしまうんだろうね。」
「オラが思うに自己評価はあてにならないって皆知ってるからじゃないっすかね?そういうのって間違いだらけですし。」
「お、いいこと言うねぇーー。………………さて、そろそろ突っ込まさせていただこうか。」
俺の隣に座っている男の子の方を向く。身長は160センチ後半。翔石君と同じぐらいである。ちょこんと体育座りをしていて傍らには白色の球体が浮いている。
「あちゃーーばれてましたか。オラの必殺技、[その場に一瞬で溶け込む]がこうもあっさりと破られるとは……お兄さんがた、いける口っすね?」
「未成年に対してその言葉を使うな。」
「まぁまぁ、とりあえず雑談も終わったことだし自己紹介でもしていこうよ」
イリナから素晴らしい提案。正直こいつの目的とかがさっぱりと分からないのでイリナの提案は実に的確な、相手の目的をある程度絞ることが出来る。
「オラの名前は黒垓 白始。第一類勇者やってるっす!あ、そうそう!この名前は父親がつけてくれたんすけど、この白始っていうのは白紙とかけてあるらしくて全てがないなにもない状態。まぁ赤ちゃんの頃っすよね、その時から何物にも染まらず真っ直ぐに、真っ白に、自分の人生を始めて欲しいと思って名付けたらしいっす!」
自己紹介なのに自分の名前の由来を言ってきたぞ……なんともまぁフレンドリーな少年だ。
「お、おお。そうか……………俺は飯田狩虎だ。牡羊座の卯年だ。よろしく?な。」
「虎でウサギで羊なんすか!?あっはっはっはっはっ!!狂ってますね!」
「うるせぇ!親がつけたんだから仕方ないだろうが!」
「どうどう。……………私の名前はイリナ=ヘリエル。第二類勇者。ミフィー君からは女王様って呼ばれているよ。」
呼んだことないけどな………………
「ああ、あんたがあの名高いイリナさんってやつっすかーー。へぇーー、すごいなー。本当に女王様みたいっすね。」
……………なんだこいつ。さっぱり真意が汲み取れない。いや、それよりも今まで監視してたのはこいつなのか?もしそうなら本当に今ここで姿を現した理由が分からない。てかえ?イリナってそんなに有名人なの?知らんかったなー。
「てかさ、その第一類とか第二類とかってなに?」
「え?知らないの?……………うーんとまぁ勇者側の階級のことを指すんだけどね。下から騎士、聖騎士、上位聖騎士、聖騎士長、第一類勇者、第二類勇者、そして王だよ。王様へと近づくにつれ身体能力と魔力は増大していくんだよ。因みに私とカイは第二類勇者だね」
そうっす。と頷く黒垓君。……………いや、馴染みすぎだろ!
「なるほどなーー。君達そんなに強いのか。」
「うん。そうなんだよね。さて、今度は魔族側の階級だけど。確か男爵、伯爵、公爵、幹部、最高幹部、魔王、魔神とかだったかな。伯爵と公爵が逆かもしれないけど。」
「ほーへーー。炎帝さんって強いのね」
うんうん。と頷く黒垓君。本当に馴染んでるなー。
「んで俺の階級はなにさ。」
「君の階級は正直よく分からないんだよね……………カイの力を受け継いでるから第二類勇者となるんだけどあまりにも弱すぎるからね、実力だけで見ると確実に聖騎士よりは下だよね。まぁ、とにかくそれを測るには一回勇者領に行かなきゃいけないんだけどね。」
ひっく!はっはっはっはっ!と笑い飛ばす俺。正直泣きたい気分だ。
「違うじゃないっすか。」
「ん?どうしたんだい黒垓君。」
「だから違うって言ったんすよ。」
ザワッ
黒垓君の周りの空気が一瞬で変わる。そしてその時に俺は黒垓君から全力で離れた!こいつはやばいな…………いつもとは確実に違う。なんていうか圧迫感ていうか殺気というか……………俺にはそこらへんのことがよく分からないがとにかく黒垓君からすごい威圧が出ていることはわかる。
「魔剣を幹部クラスの力まで引き出せるんすよね?オラならまず魔族であることを疑うっすよ。」
右手を持ち上げる。
おいおい……………まさかとは思うがこいつ。
「………魔族は[退治]しなきゃならないっすよねー。」
白色の球体から出てきた白色の柄を引き抜く。出てきたものは刀だった。真っ白な刀。
だが、刀を取り出した白い球体は少し小さくなっている…………気がする。もしかしたら見間違いかもしれないが。
「ねぇ、黒垓君。ミフィー君を魔族と決めるにはまだ早いんじゃないかな?」
俺と黒垓君の間に割って入るイリナ。
「だってさ、こいつ魔力を全く使えないんだよ?魔力で木もなぎ倒せないんだよ、そんな奴が本当に魔族だと思うの?」
事実を述べてるだけなのになぜだろう、俺への批判が半端じゃない。俺をいじめるためにわざと嫌なことを言ってんじゃないかこいつ。
「そうっすね。この前から監視してましたが全く木を倒せてなかったっすね。」
ああ、やっぱりこいつが監視してたのか。
「だったらさぁー。」
「でも、もしそうだとしても魔剣を扱えるってところは看過できないっすよね。それはつまり魔族である証なわけっすから。」
一歩こちらへと近づいてくる。
「ミフィー君。」ボソッ
!?
「どうしたイリナ。」ボソッ
「私が合図したら全力で逃げるよ」ボソッ
「…………………わかった。」
もう一歩近づく。
「もし魔族だとしても私の管理下においておけば彼は何もすることができないんじゃないかな?」
まだ粘って交渉を続けるイリナ。
「そういうことじゃないんすよ。いや、確かに害はないのかもしれないですし魔剣が間違いを起こしたのかもないですよね、でもやっぱりオラは魔族と疑わしいやつは全部[退治する]って決めてますから。」
ダメだこいつ!交渉の余地がなんにもない!俺を退治……いや、殺すことしか考えていない!
ザッ!
一歩近づく
「行くよミフィー君!」「おう!!」
全速力で森に逃げるのとイリナが黒垓君に雷を射出するのはほぼ同時だった。
バチバチバチバチ!!
イリナが放った雷は極太レーザーのように、一直線に黒垓へと突き進む。だが……………
ぽしゅ
黒垓君の前に来た瞬間。その雷は消えてしまった
「は?……………え?」
俺もイリナもその光景が信じられなくて、間抜けな声を出してしまった。
いやだって………え?あの雷が消えた?これは確実に………
「ちょっとイリナ魔剣借りるぞ!」
イリナの背中から魔剣を素早く、かつソフトにとりだし黒垓の元へと駆ける!
「あ!ちょっと待て……………それはやめた方がいい!」
イリナの忠告なんて御構い無しだ!あいつの能力はきっと魔法無効とかそんなんなんだろう。だからイリナの雷が消えたんだ。それなら話しは早い、近接を叩き込めばいいんだ!
だがこれはさっきイリナが言ったことを狩虎は確実に忘れていたからこんなことが出来たのだ。階級が上がれば身体能力が高くなる。それを忘れていたからこんな無謀を…………
「うおおおおぉぉおお!!!」
ブン!!
魔剣を黒垓へと振り下ろす!
シュッ!
だがそれを奴は軽く剣を振るうだけでその攻撃を止めてしまった。いや、切り裂いてしまった。白色の刀と黒色の魔剣がぶつかったところが綺麗さっぱりとなくなっている。切られたじゃなくて消えたように。そして切られた部分の上の方がそのまま何処か明後日の方向に飛んでいった。
え?魔剣が切られ………………
「たっくもぉお!!だから待ってって言ったじゃん!」
バチバチバチバチ!!
またしても雷が放射され黒垓の元へと向かう!
そして、この至近距離だったから分かったのだが、あいつは雷を受ける時に白い玉から盾を出していたのだ。そして、それに当たった雷はいつの間にか消えていた。
「さぁ、一時退却だよミフィー君!」
いつの間にか来ていたイリナに担がれ、そのままイリナは走って黒垓から離れて行った。
ここはジャングルの深いところで木が密集している。そして俺たちは高い木を登っていた。
「たくさーー!何してくれちゃってんの!?魔剣ってかなりレアなんだから!ウルトラレアなんだからね?それをなんで壊すような真似をするんだよ!」
「面目ない……………てっきり魔法無効とかそんなんだと思ってた。」
てか魔剣が折れるなんて思ってもみなかった。
「たっくもーー………………まぁ命が無事なら何よりなんだけどさ。で、ミフィー君、彼の能力がわかった?」
「ああ、ほとんど確実にわかった。あいつの能力は触れたら消す武器を作り出すことだろうな。あいつの白い刀と魔剣がぶつかった部分だけが消えていた。しかもぶつかった時に音もなかったし、衝撃もない。力技で剣を折ったわけではないのだろう。」
もしかしたら剣を出現させて触れたものを消し去るという効果を付与させるという可能性もある。ただ出現と消去に関連性が全く見出せないのでパス。
「だろうね。で、雷を消したのは?あんな細い剣じゃ無理でしょ?」
「ああ、そこは見えたんだが盾を出してたぞ白色の球体から。………………そして、これは全くの勘なんだがあの規模の武器を同時に出せるのは3個までだと思う」
「ほぅ………………それはなぜ?」
「いや、本当にこれは勘なんだ。あいつが盾を出した時に白い球体が結構小さくなってて。それで、この大きさならあと一回作れたらいい方なんじゃないかな?と思っただけだよ。」
盾を白い玉から出した時、白い玉はあからさまに小さくなっていた。あれはきっと彼が扱える自分の魔力をあらわしてるんじゃないかな。
「ふーん……………あいつは刀と盾を同時に3つまで出せて触れたものを消す能力を持ってるんだね……………なにそれ、強すぎでしょ。」
「強いってか確実におかしいでしょ。………………俺がいままで見聞きしたのと比べたら明らかに複雑だ。」
イリナの雷、カイの水、炎帝の炎である。全部自然的だからてっきり他の人たちも全員自然的な能力だと思っていたんだがな。
「うん………………でも武器という形に固定されてるのは幸運だったね。形がなくて自由自在に操れるとかだったらそれこそ戦い用がない。」
「その言い方だとまるで作戦があるようじゃないか、なんだいそれは。」
ニヤッ
「これから説明するからよく聞いてね。作戦は実にシンプルだよ。」
黒垓白始は歩いている。慌てふためいて、いつ奴らに攻撃されるか怯えながらではない。
オラの能力って無敵なんだよなーー。どんな攻撃も食らわないしどんな硬いものでも消すことが出来る。
だから注意さえしておけば、周りを常に確認しながら歩く草食動物のようなみっともない真似をする必要はないんすよねー。しいて弱点らしい弱点をあげるなら、弱点がないってことっすかね……………まぁ、冗談ですけど。でもあながち間違いじゃない。今のオラには弱点がない。その後どうなるかは分からないけど………彼らが勘違いさえしていてくれれば。
歩いていると木に寄りかかっている奴がいた。
目は細くて、髪の毛は黒色で、………………あの大先輩イリナ=ヘリエルからミフィー君と呼ばれている男だ。
いままでなぜミフィー君なのか分からなかったが、なるほど。自己紹介をしてもらうと結構簡単な理由だ。
「どうしたんすかー?オラから逃げるの諦めちゃいましたかー?」
「………………いや、交渉しに来たんだ。正直お前の能力は強すぎるからな、俺たちじゃああからさまに分が悪い。」
「ふーーん……………それじゃあイリナ=ヘリエルはどこに行ったんですか?あなた1人ってのもおかしいじゃないっすか。」
「イリナにはさっさと帰ってもらった。……………というのは俺の言い分でイリナは俺を見捨ててどっかにいってしまったんだよ。イリナとお前とでは戦う理由はないんだろ?ならイリナがこれから俺の為に戦うってのはイリナからすればいらない戦闘だ。しかもお前の能力には不向きときた……………それなら自分の命の為に俺を見捨てるのは当然だろ?」
…………………確かにそれっぽい理由だけどさっきまでイリナ=ヘリエルはこいつをかばってたからなーーー、信じ難いっすね。イリナ=ヘリエルが隠れている可能性はとどめておこう。
「なるほどっすね。で、頼みの綱のイリナ=ヘリエルに見捨てられちゃったからなんとか助かる為にオラに命乞いに来たってわけですか?」
「ああそうだ。人間、自分が一番可愛いっていうだろ?」
「そうっすね……………でも。」
タッ!
ポケットから短刀を取り出し
一瞬で刀の間合いまで詰め寄る
「はっ………」
奴から吐息が漏れる
「退治することには変わりないっすよ?」
「退治されるの間違いじゃなくて?」
後ろから声がして振り返るとそこにはイリナ=ヘリエルがいた。やっぱり隠れてた!
イリナの方へと体を無理に向けなおす!
その時だった
ブワァアッ!!
オラの体が水で覆われていく!
しまった!そういえばこいつ水を操れるんだった………………威力がないからノーマークだったけど!!
四方八方から水が集まり瞬く間にオラの体は水に飲み込まれていった。
「ふぅーー……………捕獲成功だな。」
俺の目の前には水で出来た巨大な立方体の中で、1人の男の子が刀を振り回しているという危険だがどこか滑稽な、面白い檻が作られていた。
「勇者を檻にぶち込むってのは嫌なもんだな。」
「正義だからって人殺しは許されないでしょ。」
イリナから声をかけられる
うーん……………そういうもんなのかな?正義っていうのはよく分からんな。




