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剣さえあれば魔法なんていらない!  作者: 神桜
第1章 輝ける星々
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第11話 「貿易都市サウザン」 エリア:貿易都市サウザン(中央通り)

 

 多くの行商人が行き交い、露店や道具屋、武器屋が並んでいる。


「ここが貿易都市サウザンか……!」


 山を急いで下山した俺は夕方、なんとか夜になる前に貿易都市サウザンに辿り着いた。

 山の(ふもと)の森でモンスターに襲われたりはしたが、キメラやガーゴイルといった中ボスクラスのモンスターはいなかったのが(さいわ)いだった。


 そんなこんなで辿り着いた貿易都市サウザン。

 街のガイドブック曰く、この都市はアリシア王国南部に位置していて、貿易港を中心に様々な施設があり、その中でも冒険者ギルドが多く存在していて冒険者の街とも呼ばれている。

 かなりの大きさの都市で、王国の中で4番目に大きな都市らしい。

 日本の錦糸町くらいの大きさだな。

 ……例がわかりにくくてすまない。


「さて、これからどうするか……」


 ルーシーはサウザンに到着したら冒険者ギルドを探せと言っていたが、今からギルドを探したら夜になってしまう。

 だったら明日探すことにするか。

 そういえは石切り場で拾った発光石かあったな。

 よし、発光石を道具屋か宝石屋で売って金にして、その後に今日泊まる宿を探す。

 これでいいか。


「よし、やることが決まったら行動に移さないとな」


 俺は貿易都市サウザンの街を歩き始めた。


 1


「えーと、発光石が10個で金貨500枚になります」


「金貨500枚!?」


 メチャクチャ高値で売れるな!

 金貨500枚ってことは、1個で金貨50枚だろ?

 素晴らしいじゃないか発光石!


「なんでこんなに高値で買い取ってもらえるんですか?」


 なぜ高値で買い取ってもらえるのか疑問に思い、店の店主に聞いてしまった。


「それはですね、発光石が貴重な鉱石だからなんですよ。50年くらい前までは終焉の森の中にある石切り場でよく発光石が採掘されていたんですよ」


「ふむふむ……」


 まあ、俺も石切り場から取ってきたからな。


「ですが、終焉の森が禁忌(きんき)地区に認定されてしまったため、石切り場での採掘ができなくなってしまいましてねえ」


「へ、へぇー、そうなんですかー」


 終焉の森が禁忌地区とか聞いてないんやけど……


「あのー、禁忌地区に立ち入るとマズイとかあるんめすか?」


「マズイどころの騒ぎじゃないです。入ったという事実が明るみに出た瞬間処刑ですよ」


 ……バレなきゃ犯罪じゃない。

 バレてないから犯罪じゃなーい。

 よし、このことは忘れよう。


「そういえばお客さん、この発光石はどこで手に入れたんですか? 今時発光石を採掘できる場所なんてほとんどありませんよ?」


「え、えーと、知り合いが発光石の採掘の仕事をしていて……それで……」


「そうなんですか、羨ましい限りです」


「は、ははっ、どうも」


 ふぅ、なんとかなったか。

 バレたらとんでもないとこになりそうだな……


 大きな不安分子を手に入れてしまった。


「またのご利用お待ちしてます」


 店を出た俺は発光石のことは忘れ、宿探しに向かうことにした。


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