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第4話 「赤」か「青」の二択の結末

ウチ、夢見《ゆめみ》 想子《そうこ》はマントを着た男性から逃げようとしたが、


そのマントを着た男性は女子トイレの入り口の近くにいた為、


逃げれなかった。


「赤いマントが欲しいか?青いマントが欲しいか・・・?」


*

 

数時間前、


今日は嫌いな先生の授業があった為、


お腹が痛いと噓を付いて、


その授業の時間だけトイレで過ごそうとしていた。


「あの先生の授業だけなかったら、今日の時間割は最高なのになぁ。」


と思いながら、


女子トイレに向かっていた。


ウチのクラスからトイレはとても距離があり、


しかも各階ごとにトイレは1ヶ所しかない為、


そのことにウチはとても不満だった。


「もっと、各階にトイレを設置してくれたらいいなぁー。」


と思いながら女子トイレに入った。


*

 

だが、


「…暇だなぁ。」


女子トイレで終わりのチャイムを待っていたが、


いつもよりも時間の進むスピードが遅く感じていた。


「何か良い時間稼ぎはないかなぁ?」


と思ったその時だった。


洋式トイレの外で何やら音がした。


不思議に思ったウチはドアを開けた。


「きゃぁー。」


そこにいたのは、


マントを着た男性だった。


*

 

ウチは、


その変体(マントを着た男性)から逃げようとしたが、


マントを着た男性は女子トイレの入り口の近くにいたため逃げ場は無く、


万事休すの状況だった。


「赤いマントが欲しいか?青いマントが欲しいか?」


そのマントを着た男性が聞いてきたのに対しウチは、


「この男性はこの状況で何を聞いているの?」


と呆れていたが、


「どっちでもいいから答えて、謝罪して貰らおう。」


と思い、


女子トイレの表示は赤色だから、


「赤いマントが欲しい!」


と言おうとした、


その時だった。


*

 

「地球入れ替え魔術《フェイクアース》!!」


と聞き覚えのある声がした。


エリクサーだと思うが、


その男性よりも身長が低い為に声しか分からなかった。


「間に合ったようだね。そのマントを着た男性は、赤マント・青マントと言う都市伝説で、赤と答えるナイフで刺されて全身から血が噴き出して血まみれになり、青と答えると全身の血を抜き取られ、真っ青になって死に至る。どちらを選んでも絶望的な結末を迎える都市伝説。」


と教えてくれた。


「じゃあ、どうすればいいの?」


と思った時だった。


「赤いマントが欲しい!」


とエリクサーは言った。


その言葉に反応したのか、


赤マント・青マントはどこからともなくナイフを出してエリクサーを刺そうとした。


「危ない!」


と言おうとしたが、


「震え凍る水星魔術《シィヴァフローズンマーキュリー》!!」


と言ったら、


赤マント青マントは震え、


少しずつ氷になっていき、


そして完全に凍ってしまい、


氷になってしまった。


*

 

エリクサーにどんな魔術か聞くと、


「震え凍る水星魔術《シィヴァフローズンマーキュリー》『対象だけを無条件で震えさせて氷と化していく魔術』」


と。


エリクサーは赤マント・青マントを送り返した。


そして何処かに行ってしまった。


*

 

もう二度と嫌い先生の授業があっても逃げないようにしようとウチは思った。


嫌なことがあって逃げた場所に赤マント・青マントがいて「赤」か「青」の二択を選ばされておしまいだから・・・。


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