第3話 恐怖の着信者
ウチ、 夢見 想子は怯えながら電話に出ていた。
「私、メリーさん。今、・・・」
*
数時間前、
両親たちは出かけて行った。
その為、
2日間も家を留守番を任された。
ウチは自由を手に入れたが、
家には誰もいない為、
少し心細かった。
その心細さを紛らわすためにウチは、
お菓子を食べたり、
推しの配信動画を見ていた。
ウチはおなかも減ったので、
夕食に甘口カレーを作り、
食べ終わって暇になってしまった。
「何か面白いことが起きないかなぁ。」
と言いながら楽しくはなかったが、
とても印象に残った青いローブを着た少年との出来事を思い出したその時、
急にスマホの着信音が鳴った。
知らない電話番号だったが、ウチは電話に出た。
「私、メリーさん。今、隣の県のゴミ捨て場にいるの。」
メリーさんと名乗る人物はそれを言って電話を切った。
その事にウチは、
「電話先を間違えてしまったのかなぁ。」
と思い、
もう遅い時間だったからもう寝ることにした。
*
翌日、
「・・・全く寝れなかった。」
その後もメリーさんと名乗る人物は何度も着信して来た為、
ウチは昨夜は全く寝れなかった。
「ス、ストーカーかな、警察か探偵社に相談し、ようかな?」
ウチはメリーさんと名乗る人物に恐怖を覚えていた。
そのことに怯えながら昨日の甘口カレーを朝食として食べようとしたその時、
また着信音が鳴った。
ウチは怯えながら電話に出た。
「私、メリーさん。今、あなたの住む街にいるの。」
と言ってまた電話が切られた。
まるで、
ウチに会いに行こうとしているようだった。
そのことを思ったウチは朝食を食べずにここから逃げようとしたその時だった。
外から何か倒れる音がした。
メリーさんと名乗る人物かと思い、
ウチは怯えながらドアを開けると、青いローブを着た少年が倒れていた。
その少年は知っている人物だった。
「エリクサー!?」
と言ってウチは倒れていたエリクサーを家に入れてあげた。
*
「ご飯をありがとう。」
エリクサーは青い目を輝かせご飯を食べていた。
どうやら空腹だったらしく、
ご飯をあげ、
今起きていることを伝えた。
「それは、メリーさんと言う人形の都市伝説が具現化したものだと思う。ご飯をくれたお礼としてメリーさんから守って送り返してあげよう。」
と言って、
メリーさんから守ってくれることになった。
*
「私、メリーさん。今、あなたの家の前にいるの。」
その後は、
メリーさんからの着信は来なかったが、
等々、
メリーさんからの着信が来た。
しかも、
ウチの家の前にいるらしく、
ウチはとても怖かった。
鍵を掛けたのに、
「ガチャリ」
と言ってドアが開き、
メリーさんと壁に背中をくっ付けていたウチと目が合い、
「私、メリーさん。見ぃーつけた。」
と言ってどこからともなく包丁を出し、
ウチの首を切断しようとしたその時、
「全方位反射金星魔術!!」
とエリクサーが一瞬で言うと、
メリーさんは、ウチの首を切断したが、
切断されたのはメリーさんの首で、メリーさんの頭が首から落ち、
メリーさんは倒れた。
何故、
メリーさんの首が切断されたのか疑問に思った為、
「何かの魔術を使ったの?」
と聞くと、
エリクサーは、
「全方位反射金星魔術『ありとあらゆる物を反射させる魔術』を君に掛けたから切断される対象が反射してメリーさんの首が切断された。」
と言って、
エリクサーはメリーさんを送り返して家から出て行った。
*
もう二度と知らない電話番号からの電話は出ないようにしようとウチは思った。
もしかすると、
知らない電話番号からの電話の着信者はメリーさんからかもしれない…。




