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第2話  美人か問う女性と魔術師の少年〈後編〉

 エリクサーと名乗る少年の魔法陣によって口の裂けた女性の動きが止まりその間にウチらは逃げた。


*


「助けてくれてありがとう。ウチは夢見 想子っていうんだ。で君とあの女性は何者?」


ウチ、夢見 想子はあの口の裂けた女性やエリクサーのことを尋ねた。

 

「あれは、口裂け女と言う現実には存在しない都市伝説だけど、噂が広がり過ぎて具現化してしまったもの。そして、僕は都市伝説を空想(フィクション)へ送り返す、死や歳を取れない別世界の魔術師。」


と教えてくれた。


がウチが蒔いた種の為、

 

「ウチも手伝う。」


と言うとエリクサーは、

 

「・・・本気?」

 

「本気!これはウチが蒔いてしまった種だから手伝わなきゃいけないから!」


と言うとエリクサーは理解してくれたのか、

 

「…そう。そこまで言うなら手伝っても良いけど、あれは具現化し過ぎているから戦闘は避けられないだろうから後ろに隠れていて。そして作戦があるから・・・」


と言って作戦を教えてくれた。


*


そして、


ウチは口裂け女に見つかり死の追いかけっこが始まった。


口裂け女は相変わらずこの世ならざるスピードだったが、


無駄に体力のあるウチ対口裂け女の戦いは良い勝負をしていた。


「ここを右・・・次を左・・。」


と言いながなエリクサーとの集合場まで向かった。


そこは立ち入り禁止エリアでウチはそこまで誘導した。


*

 

そこまで着き、


エリクサーは口裂け女を見た途端、


「地球入れ替え魔術(フェイクアース)!!」


と魔術を言ったが何が起きたのかウチには分からなかった為、


疑問に思ったウチは、

 

「何の魔術?」


と聞くと、


エリクサーは、

 

「被害を減らすために、『本物の地球のこのエリアと僕の作った偽物の地球のこのエリアと入れ替える魔術』を使った。」


と答えた。


この事を知り、


ウチと口裂け女は呆然としていた。


 

エリクサーの魔術の規格外さをウチらは呆然としているのに対し、


張本人はまた魔術を言った。

 

「絶対殺害星降魔術《アブソリュートキルスター》!!」 


と言うと、


口裂《くちさ》け女《おんな》を目掛けて空から星が降ってきて口裂《くちさ》け女《おんな》の身体を打ち抜き、


口裂《くちさ》け女《おんな》は倒れた。


急過ぎてどんな魔術なのか分からなかったため、


どんな魔術かエリクサーに聞いた。


 エリクサーは、


「『対象を目掛けて空から絶対に対象を倒す星を降らす魔術…』を使った。」


と答え、


そのことにウチは、


「この子、恐ろしい」


と思った。


*


ウチら(エリクサーの力)によって口裂《くちさ》け女《おんな》は倒し、


エリクサーは、


「対象を送り返す魔術《ワープ》!!」


と言って、


口裂《くちさ》け女《おんな》をいるべき世界に送り返した。


が、


打ち抜いたところをそのままにして送り返したエリクサーのことを


「強くて頼りになるけど、こっちが怪物なのでは?」


とウチは思った。


*

 

そんなことがあったが、


ウチはいつも通りの高校生活が今日も始まろうとしていた。


もう1人の主人公の魔術師エリクサーは今日もどこかで具現化してしまった都市伝説を探し、


空想《フィクション》へ送り返そうとしていた。


 これは、


この2人が具現化してしまった想像の産物によって、


本来ならば混じり合うはずのなかった物語である…。

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