第22話 Red Night ①
(花子さん&アンノウン)「か、怪人赤マント⁉」
と言う2人の声が図書室内に響いた。
(アンノウン)「な、なら、想子さんが殺されてしまう前にそいつをキミが空想に送り返せばいいんでしょ。」
(エリクサー)「…そうだけど、赤マントが何処にいるかは僕にも分からない。」
(花子さん)「そうよねぇ。けど、あなたはこれまで何度も夢見 想子さんのピンチを救ったじゃない。なら、今回も大丈夫よ。」
(エリクサー)「…そうだよ。今回も僕が想子を助けるしかない。」
(アンノウン)「そうだよ。キミしか想子さんを助ける事が出来ない。」
とアンノウンに励まされた後、
エリクサーは走り出した。
何故ならば、
一刻も早く想子を救わなければならないからだ。
*
翌日、
ウチ、夢見 想子は怪人赤マントと名乗る都市伝説に誘拐されて、
また1日と日付が変わってしまい、
朝を迎えてしまった。
「マ、マズイ、後15時間くらいしか無い!」
と思ったが、
ウチにはどうする事も出来なかった。
「あぁ、こんな時にエリクサーがいてくれたらなぁ。」
と思ったが、
誰も助けには来てくれず、
只々時間が過ぎてしまった。
「ほ、本当に時間が無い!お、お願い、誰か助けて!エリクサー、花子さん、アンノウン!」
と思ったその時だった。
「ガチャ!」
とドアの鍵が開いた。
「も、もしかして、エリクサー!」
と期待したが、
「そろそろ時間だ!」
と言って現れたのは赤マントだった。
「そ、そんなぁ!」
*
「あ、あぁ、ウチはここまでなのかぁ。」
とウチは絶望していた。
何故ならば、
もうタイムリミットである夜になってしまったからだ。
絶望しているウチに対して赤マントは、
「あぁ、余はとても楽しみで仕方が無い!」
と言っている程にとても楽しそうであった。
「ソナタを殺れば、少女を誘拐殺人した数が等々50人になり、余はもっと有名な都市伝説の殺人犯になれるからなぁ!」
とハイテンションになっていた。
「お母さん、お父さん、親不孝にしてしまってごめんなさい。空お姉ちゃん、ウチも今からそっちに行くから。と言った後、
急に走馬灯が脳内を駆け巡った。
「あぁ、こんな時に走馬灯かぁ。」
*
「ワタシ、キレイ?」
と美人か問い掛けて襲って来た口裂け女。
「私、メリーさん。」
と電話が掛かかって来て近付いて来たメリーさん。
「赤いマントが欲しいか?青いマントが欲しいか?」
とどちらを選んでも駄目な赤マント・青マント。
「ポポポ。」
と約240㎝の女性である八尺様。
速過ぎたターボババァ。
上半身しか無いのに速かったテケテケ。
とっても真っ赤だったまっかっかさん。
「ワタシノヒダリアシハドコダァ?」
と理不尽な質問をして来たカシマレイコ。
「喜んでいる人の元に行くぜぇっ!オレの名はぁっ、怪人男子アンノウンっ!」
と毎日性格が違った怪人男子アンノウン。
楽しいお茶会を開いてくれて、
「良かったわぁ。」
とウチと仲良くしてくれた蟲毒の花子さん。
そして、
いつもウチを都市伝説から守ってくれた魔術師の少年エリクサー。
と走馬灯が脳内を駆け巡った後、
「もっと、生きていたかったなぁ。」
と思った。
そして、
「ソナタには恨みは無いが余の私利私欲の為に消えて貰うぞぉ!」
と言って何処からともなくナイフを出してウチを刺そうとしたその時だった。
「儚い緋色の火星魔術‼」
と言う声がすると、
ナイフだけが燃えた。
「な、何⁉」
と赤マントは驚いた後、
その声のした方を向いた。
(想子)「エリクサー!」
そう、
そこに現れたのは、
エリクサーだった。
(赤マント)「き、貴様ぁー!よ、よくも余の暴行と言う楽しみの邪魔をしたなぁー!」
(エリクサー)「…そう。暴行なら邪魔をしても謝罪する必要が無いか。」
(赤マント)「き、貴様!名を名乗れぇー!」
(エリクサー)「僕の名はエリクサー。君の様な人を襲う都市伝説を空想に送り返す魔術師だよ。またの名は、」
「空想送還魔術師エリクサーだよ。」




