第19話 横浜市内少女誘拐殺人事件
これは最初の被害者のである少女の話である。
その少女は今年で高校生になるはずだった。
だが、
命を理不尽に奪われてしまった。
*
事件当日、
その少女はいつもの様に中学校に通い、
賑やかで平穏な中学校生活を送ろうとしていた。
しかし、
その日は生徒会の活動と塾の日であった為、
帰宅が午後10時くらいになってしまった。
「早く帰らないと…。」
と思ったその時だった。
「ゴツッ!!」
「うっ⁉」
と背後にいた人物に気付けず鈍器で頭を殴られてしまい、
その少女は気絶してしまったのだった…。
*
「う、うーん?」
その少女が目を覚ますと何処かの建物の中にいて、
ロープで体を縛られていた。
「ど、どうなっているの?」
と言った後、
少女を攫った人物がその少女の目の前に現れた。
その人物は、
『とある男』である。
「ソナタには、記念すべき1人目の横浜市内少女誘拐殺人事件の被害者となり、余の遊び道具と余の引き立て役その1となって貰うぞ。」
と言った後、
『とある男』は急に笑い出したのだった。
「フッハッハッハッハー。楽しみだ、楽しみで仕方ない。1人目の被害者であるソナタをどのように楽しく暴行した後に殺るか。今からでもワクワクして仕方が無い。ソナタは楽しみにしてよ。ソナタは余の記念すべき1人目の被害者となり、余を有名な犯罪者とさせた後、天国行きとなるのだからなぁ!」
と言った後、
『とある男』は何処かに行ってしまった。
その少女を縛っているロープをほどかないまま。
*
次の日から暴行が始まった。
『とある男』は何処からともなく色々なナイフを出した。
そして、
『とある男』はその少女を目掛けてナイフを投げた。
「うっ。」
そのナイフは腕に刺さった。
その後も『とある男』はナイフを出し、
その少女を目掛けては投げ、
その少女の急所以外の色々な所に当たった。
その少女は避けたが、
反射神経は余り良くなかった為、
全部命中してしまい、
顔や体から血が出ていた。
「まだだ、まだ余は満足していない。明日で絶対に満足しよう。」
と言って『とある男』は何処かに行ってしまった。
「ま、まだ、死にたくないよぉ、だ、誰か助けてよぉ、お母さん、お父さん…。」
*
だが、
次の日、
その少女は助からない事を悟った。
最後の力を振り絞ってこう言った。
「も、もし、助けて呉れる人がいるなら、こう警察に伝えて。」
そして、
「横浜を脅かそうとしている犯人の名前は、か、じ、ン、ト。」
だが、
その少女は肝心な所を中途半端にしか言えず、命を落としてしまった…。




