第17話 狂怖の怪人アンノウン 〈後編〉
(花子さん)「さぁ、夢見 想子さんは気づけるかしらぁ、それが幻覚だとねぇ?」
*
「も、もう何のこれ?」
と思いながらウチ、夢見 想子は壱番目の七不思議である怪人男子アンノウンから逃げ切るのとまた見つかるの無限ループを繰り返していた。
「オレさまから逃げ切るのは絶対に不可能だー、さぁ、早く捕まれ。」
と言うアンノウンに対してウチは、
「嫌だ!あなたに捕まったらエリクサーや花子さんが現実に戻れなくなるし、特に推しの配信が見れなくなるのは絶対に嫌だ!」
と言った後、
ウチはとんでもない事に気が付いたのだった。
「あ、あれ、この無限ループしている様な鬼ごっこ、この前の推しのチャンネル登録者数10万人突破記念でやっていたゲームの『無《《幻》》オニゴッコ』みたい…。」
とウチが言った後、
アンノウンが悲鳴を上げ出した。
「な、な、何故だ。貴様の様な女子高校生が幻だと気付けた。何故だ、何故だ、何故だぁー。」
と言った途端、
アンノウンの範囲が歪んだのだった…。
*
「・・・う、うーん?」
気が付くとウチは3階の女子トイレにいたのだった。
「気が付いたみたいだね。」
「良かったわぁ。」
とエリクサーと花子さんがいた。
「ど、どうして、ウチはここにいるの?」
と2人に尋ねると、
2人はこう答えた。
「君が教室で倒れているのを僕らが見つけてここまで運んだ。」
と教えて呉れたが、
更に疑問が生まれた。
「で、でも、どうしてウチは倒れていたの?」
と尋ねたその時、
トイレの個室のドアが開き、
中から黒いパーカーを着た中学生の様な男子が出て来て、
「オ、オレのせいで本当にごめんなさい。」
とウチに謝って来た。
「紹介するわぁ、彼こそが本物の壱番目の七不思議、怪人男子アンノウンよ。」
*
時は遡り、
ウチは教室のドアを開けると、
「うーん。七不思議は性格が濃くないとな。でも、他の奴らはもっと濃いんだよな…。」
と1人で会話をしているパーカーを着た中学生の様な男子を見た途端に倒れてしまったのだ。
「し、しまった。今は幻覚を相手に見せる状態だった。こ、この人は花子さんが言っていた人である想子さん⁉ど、ど、どうしよう。助けて、エリクサー、花子さん!」
そして、
エリクサーと花子さんが現れたのであった。
*
「と言うか、アンタはまた性格を悩んでいたのねぇ。」
「だ、だって、他の奴らは色々と濃いんだよ。」
と花子さんとアンノウンの会話を聴きながらこの件は幕を閉じたのだった。
*
同時刻、
【その人物】は今日も図書室にいて、
その日の新聞と雑誌を読んでいた。
「先生はとても悲しいのぉ。今日もこの事件で先生のとても大切な生徒達が命を落とすだなんてのぉ…。」
あやひと新聞
発行日 7月○日
『横浜市内少女誘拐殺人事件、被害者増加傾向、犯人は今だに捕まっておらず』
今年に入って起きているこの事件は横浜市内を恐怖にしている。今週と合わせると49件で、被害者の数は49人である。犯人は同一人物の可能性が高いが、犯行現場や防犯カメラの映像から犯人の手掛かりとなる物が無い為、警察は頭を悩ませている。この事件の被害者を減らす為にも複数人で帰宅したり、遅い時間の外出を控えたりする事を1人1人が行えば被害者が減るとあやひと新聞社の一同は思っている。
Tonnmakaa雑誌 ○月○日発行
『あなたの学校の呪いの○○3選』
○○高校「デス・デッドミラー」~「呪語」
○○中学校「不幸の手紙」~「手紙」
○○小学校「コックリさん」~「占い」




