第15話 七不思議よりの狂人「X」
これは肝試しをする為に真夜中の横浜市立第一高校を訪れた中学生達の実際に体験した話である。
「怖いねBちゃん。」
「そうだね。Aちゃん。」
「オレは少しだけ怖いぜ。」
「けど、大丈夫だよ。私とBちゃんの《《2人》》なら絶対に怖くないから…。」
*
「今日の陸上部の活動はとても疲れたなぁ。」
ウチ、夢見 想子は
今日の出来事を思い出していた。
「中学校の時から陸上をやっているけれど、陸上は面白いなぁ。」
と思いながら家に帰ろうとしたその時、
「し、しまった。明日までの課題を教室に忘れて来ちゃった!」
と思い出し、
「この前は他のクラスの人も忘れていないのに、《《ウチだけ》》課題をやり忘れた結果として先生に怒られて次は無いと言ってたから、また忘れたら1日中廊下に立たされるかも!」
と思い身震いしながら教室に向かった。
*
「よ、良かった。まだ、教室のドアの鍵は掛けられてない。」
とウチは安心した後、
ドアを開けると、
そこには1人の男子生徒がいて、
「あ、もしかしてキミも何かを忘れた?」
と尋ねて来た為、
ウチは、
「そうなんだ。実は明日までの課題をまた忘れてしまって、次に提出しないと先生に1日中廊下に立たされるかもしれないの。」
とウチは更に身震いをして答えるとその男子生徒は、
「…そうなんだ。オレもキミと同じく、この前の課題をやり忘れたから先生に怒られてしまって、《《キミと同じく》》怒られたんだ。」
と笑いながらその男子生徒はそう言ったが、
ウチはとてつもない恐怖を覚えていた。
「どうした?」
とその男子生徒は笑顔で尋ねて来たが、
ウチは頑張って声を出した。
「そ、それは変だよ。だ、だって、その日はウチ以外は《《誰も忘れた人はいない》》と先生は言ってたし…。」
とウチはそこまで言った後、
ウチは更に恐怖を覚えた。
「そ、そもそもキミはウチのクラスにも他のクラスにもいないよね。」
とウチは言った後、
その男子生徒(?)は黙ったが急に性格が変わったかのように笑いだした。
「…ハ、ハッハッハッハッハー。正解、イイヤ、正解ではない、大正解だぜ。よく気付いたなー。その会話の中にある違和感になー。」
ウチはその男子生徒(?)に尋ねることにした。
「あ、あなたは誰?」
だが、
その男子生徒(?)は答えてくれなかった。
「特別に貴様にヒントを与えてやる。ヒントは、七つの人では無い者達の1つ目だぜ。」
とその男子生徒(?)はヒントを出したが、
ウチは全く答えが分からなかった。
「時間切れだぜ。答えを発表してやろう。オレさまが何者なのか、それはだな、横浜市立第一高校の壱番目の七不思議、怪人男子アンノウンだぜ。」




