第12話 エイリアンオブパンデモニウム ②
「ど、どうするの?」
ウチ、夢見 想子と魔術師の少年エリクサーはエイリアン達に追われていたのだった…。
*
数十分前、
ウチはゴミ捨て場でエイリアンの様な人物にレーザー銃の銃口を向けられて万事休すの状況だったが、
「儚い緋色の火星魔術!!」
と言った途端にエイリアンの様な人物はその炎によって燃えていき、
そして跡形も無くなってしまい、
ウチの背後にエリクサーがいたのだった。
「間に合って良かった。さっきのはエイリアンと言うSFとかで登場する都市伝説で…。」
と説明の途中で更にエイリアンが何体も現れてウチらに向けてレーザー銃を撃ってきたが、
「全方位反射金星魔術!!」
とエリクサーが言うと光線が反射してエイリアン達に命中して気絶してしまった。
*
それからウチはエリクサーと行動することにし、
校舎の中に入ったのだが、
「何、この状況⁉」
とウチが驚くほどだった。
そこは先生や先輩達、
ウチと同学年の人達が気絶していたのだった。
エリクサー曰く、
「エイリアン達が持っていたあのレーザー銃に撃たれてしまって気絶していて、助けるにはエイリアン達を1体も逃がさずに空想へ送り返すこと。だけど、それは不可能に近い。
理由は2つで、1つはエイリアン達は数え切れないほどいるから。
もう1つは僕は長期戦に弱い。何故なら魔術を発動させるには『魔導書を開いて声に出すこと』が条件だから、声が枯れると発動しない。
だから、それは不可能に近い。」
らしい。
*
そうこうしている間に、
またエイリアン達が大量に現れてウチらを追いかけて来た為、
ウチらは3階に逃げることにした。
だが、
エイリアン達は3階にまで追ってきた。
「ど、どうするの?」
とエリクサーに尋ねたその時、
「2人とも私の範囲に来て!」
と声がした。
その声の主は、
「花子さん⁉」
とウチらは驚いたが、
3階の女子トイレに向かった。
そして、
そこに開いていた穴に飛び込んだのだった。
*
「た、助かった。」
ウチらは花子さんの範囲に入るとエイリアン達はいなかった為、
何とか逃げ切ったがエイリアン達を空想へ送り返す方法は思い付いていなかった。
*
(花子さん)「それじゃあ、エイリアンを送り返す為に話し合うわよ。」
(想子)「そうだ、エリクサーの魔術で1か所に集めれば良い!」
(エリクサー)「対象を集合させる魔術は無いから無理だよ。」
(想子)「そんなー。」
(花子さん)「そもそも、エイリアン達は何処から学校に現れたのかしら?」
(エリクサー)「恐らくだけど空からだと思う。」
(想子)「そ、空から⁉」
(花子さん)「エイリアンは飛べないわよ。」
(エリクサー)「UFOと言う都市伝説に乗って来たんだと思う。」
(想子)「う、噓でしょUFO⁉て、何?」
(エリクサー)「UFOは簡単に説明すると、空を飛ぶ乗り物の様な都市伝説。」
(花子さん)「理由はあるのかしら?」
(エリクサー)「何故なら、UFOの気配が消えた後にエイリアン達が現れたから。」
(想子)「話し合いが長くて飽きたから何か想像していよう。」
(花子さん)「なら、UFOが戻って来ればエイリアン達も送り返せるかしら?」
(エリクサー)「可能性は有るかもしれないけど、いつ帰ってくるか分からないから…。」
(想子)「今度の推しの配信でやるゲームは何だろう。過去に戻ってやり直す系かなぁ?」
(花子さん)「今はそんなこと考えている場合では無いわよ。」
(エリクサー)「…過去に戻るか。」
(想子)「何の事?」
*
だが、
ウチは知ることは無かった。
それがエイリアン騒動の解決策になることを…。




