第9話 ホラーな上半身
「ど、どうして下半身が無いのにとても速いの?」
ウチ、夢見 想子と魔術師の少年であるエリクサーは上半身しか無い都市伝説から逃げていた…。
*
数時間前、
ウチはまたしても具現化した都市伝説に襲われそうになるがエリクサーが現れてウチを助けてくれた。
「蟲毒の花子さんとのお茶会はどうだった?」
と聞いてきた為、
「な、なんで知ってるの?」
と言うとエリクサーはこう答えた。
「実は、七不思議達とは旧友なんだ。それでこの前、花子さんの範囲に訪れたら、キミとお茶会したと言ってたから。」
そのことを知りウチは、
「そうなんだー。」
と心の中で思い、
ウチはこう答えた。
「お茶会は楽しかったし、花子さんはとても良い人だった。」
と答えた後、
エリクサーはウチに対してこう忠告した。
「それは良かった。だけど今後は気を付けて、良い七不思議もいれば危険な七不思議もいるから。」
そのことを理解したウチは、
「分かった。今度から気を付ける!」
と言った後、
エリクサーはどこかに行こうとしたその時だった。
『何か』がエリクサーの背後から現れてエリクサーを襲おうとした。
そのことをウチはいち早く気付きエリクサーの手を引っ張り逃げることにした。
*
そして現在、
「ど、どうして下半身が無いのにとても速いの?」
と言いながらウチとエリクサーは逃げていた。
エリクサーが言うには彼を襲おうとしたのは、
「テケテケ」と言う下半身が無い都市伝説らしく、
テケテケは足が無いが肘を使って速く移動するらしい。
そうこうしているうちにウチらは行き止まりの通路に来てしまい、
追い詰められてしまった。
「ど、どうしよう?」
と焦るウチに対してエリクサーは冷静さを保っていた。
テケテケは今にも襲い掛かって来そうだったが、
「植物達の木星魔術!!」
とエリクサーが言った途端、
植物が生えてテケテケを捕まえた。
テケテケはウチらを襲い掛かろうとしたが、
植物のせいで動けそうになかった。
「どうやら鬼ごっこは僕らの勝ちみたいだ。どう、鬼が逃げになった気分は?」
と言った後、
「対象を送り返す魔術!!」
と言うとテケテケは何処かに消えてしまった。
*
どんな魔術か聞いたところ、
植物達の木星魔術『植物を生やして対象捕まえて、動けなくする魔術』らしい。
そしてウチらは、
違う方向へ歩いたのだった。
*
同時刻、
「完璧だ、この計画は誰にも止められないし、余を止めることは絶対に出来まい!」
と『とある男』は言った。
「さぁ、少女大量誘拐殺人の時間だ!」
と『とある男』の計画が静かに少しずつ動き出そうとしていたのだった…。




