62 評価は評価されないところから始まる
マージナルマジシャン!?
マジでマジマジ?カッコイイ称号じゃん!
「マヂで境界の魔術師なんですか!?ギシェ、この鑑定玉、壊れているんじゃありませんの?」
この鈴鳴り声はジャンヌだ。居たのは気付いてたけど無視してた。
「嬢ちゃん、下手なこと言ってもらっちゃ困りますぜ。こちとらが仕入れたばかりのものでさあ」
ニャムルがにわかにおもむろに肉球を鑑定玉の上に乗せる。遊びたくなっちゃったのかな?それ高そうだから落とすんじゃありませんよ。可愛いから許されるだろうけど。
すると、鑑定玉の外側にパチパチと眩い火花が力強くはじけだした。
「これは、、、1000年に1人の炎の外魔師の素質!」
え?ニャムル、千年ちゃんなの?確かに可愛いが、、、。
「ヒラー様、、、お気を確かに。ヒラー様の身体能力は欠点を補って余りあるほど、、、ですわ?たぶん」
ジャンヌの信頼が揺らぐほどだ。
いやいやいや、オレ、強くなったよね?
腰の空色水月を咄嗟に見せようとすると
「ヒラー、それはやめとこう」
エミールが止めに入った。なんでや。自慢させてくれや。
「なんて素晴らしい!ニャムルちゃんは女の子で可愛いだけじゃなく、強いんだなあ・・・。ちょっと触らせて・・・」
シャーッ!!!
ギシェのおやっさんはニャムルに拒否されている。ニャムルは気位の高い女性だからな。
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ギルドを出て、一旦エミールの家に帰る。
ジャンヌはぶつぶつ言いながらどこかに消えていった。
「なあ、エミール。なんでとめたんだ?」
オレの空色水月は今宵血に飢えておるぞ。
「さすがに僕でも止めるよ。それ、相当危ない代物だろ?」
なぬ、、、10分ごとに鞘から出して眺めてニヤニヤ、素振りでブンブンしてただけなのに、察知されたか!?
「いや、、、まあ、、たしかに切れ味は良いが、、、」
「ヒラー、君のようなニヴォーがそのような力を持つと不自然なんだ。また目をつけられたいの?」
「???いや、目はつけられたくはないが、、、」
「なら、止めて正解だったね」
「そうか、、、でも、これ見てくれよ。綺麗な青色だろ?」
「そうだね。綺麗だね。でもニャムルに感謝するんだよ?」
なんで?ニャムルなんて可愛いだけじゃん。
ふん、もういい。オレは明日地球に還ることにする。帰りに、森の木を刈っていくつもりだ。




