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38 【ニャルプルギスの夜】
お待ちなさいよ。
ちょっと鬼火を案内に一つ雇いますから。
大岡山へネコが行く
夜は我らのナワバリだ!
人間どもの寝首を掻け!
にゃおにゃおーん
二つ足のひょこひょこが
四つ足俊敏に敵うまい!
にゃにゃんにゃん
アパートの駐車場の見渡す限りに
今来てひろがるネコの群れ
押し合ったりへし合ったり
最後の審判が近づいてるぞ
まーおまーお
おいでなさい
踊らせましょう
ネコはダンスもお手の物
尻尾も使えないやつが踊れるわきゃない!
にゃにゃんにゃにゃんにゃにゃにゃん
(合唱するネコ等)
あいつの口から赤いネズミが飛び出した!
すべてがまやかし
そらネコが往くぞ
手足の太ったネコが往くぞ
隠れていようと思っても駄目
ネコはなんでもお見通し
耳も鼻も夜目も誰も逃さない
ヒトはなんて愚鈍なんだ!
ネコにいいように使われている!
ぎゅるんぎゅるん
(踊り狂うネコ等)
ニャムル様だ!
あそこにおわすはニャムル様ぞ!
なんて優雅な香箱座りだ
大きく丸い毛玉であらせられる
最古のネコだ!
ネコの女王!
ニャムル様!
ヒトなどものともしない!
ああ、ますますネコは安泰だ。。。
(ネコ等はぎゅうぎゅうごうごう最頂点に盛り上がる。風が気の狂ったように空を吹いて通る・・・)
参考文献 : 森鴎外 訳 『ファウスト』




