36 タケノコキノコはすぐ生える
チュン、、、チュン、、
初夏、梅雨の中休みだが、若干蒸し暑い。昨日誰かが窓をたたき割ったからだろうか。
ん、、、!? よく見ると、窓にもう一つ穴が空いてるじゃねぇか!? ニャムルの姿もない!!
「あのやろう、、、」
苛立ちを覚える一方、ニャムルは外にトイレに行きたかったのかも、レジャーシートで蓋をしてしまっていたから、どうせ1枚交換するから穴が一つだろうか二つだろうが同じだ、どうせ金は有り余っている、と無限に言い訳が浮かんでくる。
これがネコの支配というやつか。
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とりあえず適当に携帯で調べて出てきた業者に連絡して窓を直してもらった。ついでにドアに猫用の小さな出入り口もつけた。だっ、だって金は有り余ってるんだから使わなきゃ日本経済まわんないしデフレになっちゃうし!
ニャムルはまたお腹空いたら戻ってくるだろう。くるはず。きっと今頃近場の猫達に挨拶でもしているのだと思う。
さて、、なにしようかなあ、、、ダンジョンもあのめんどくさそうなジャンヌとかいうお嬢様に会っちゃいそうだしなあ、、、
とりあえず腹ごしらえに龍門に行くことにした。
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「おっちゃん、肉とナスの味噌炒め定食お願い。チャーハン、餃子もつけて。大盛りね」
「アイヤー、平岡さんのぼんあるか。ちょっと待つアルヨ。水でも飲んでて待ってるヨロシ。うちは繁盛してて忙しいアル、ぼんの持ってくるキノ・・」
「まて。おっちゃん、それ言っていいのか?」
「そういえば言わナイことアル。そいえば嘉玲が呼んでたアルヨ」
「今日は見かけないけど?」
「隣のビルアル」
?
オレは不思議に思いつつも、黙々と他の料理人が、おっちゃんが無駄にくっちゃべってる間、真面目に作ってくれた料理が出されたので、冷ますわけにはいかず、食事に集中することにした。
相変わらず、いや、もっとうまい。
手慣れたか。
その上、人気だからか、高級化しており、旬の素材をふんだんに使って、もちろんあのヤバイ粉もたっぷり使って仕上げてある。値段もうなぎのぼりしているが、オレは金持ちなので特段気にしない。どうせオレのところに一部入ってくるお金だし。
「あー、うまかったー、、、。おっちゃん、ご馳走さま。お会計」
「最近はよく食うアルネ。もっと食って売り上げに貢献するヨロシ」
まあ、社員として会社の売り上げに貢献すること自体には反対ではないので、おっちゃんの発言はスルーしてあげることにした。
「えっと、隣のビルって言ってたっけか、、? なんか喫茶店とかあったっけ」
店を出て左隣を見ると、いつのまにか大きなビルが突如できている。
まるで雨後の筍だな。あるいは、英語表現的には雨後の茸か。おっと、こんなこといってると竹の子と木の子との戦争になるな。子同士の喧嘩に親はなにしてんだか。
ビルの入り口には大きく"株式会社ドラゴンズゲイト"と書かれていた。
にゃにこれ?




