↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
36/67

36 タケノコキノコはすぐ生える


チュン、、、チュン、、


初夏、梅雨の中休みだが、若干蒸し暑い。昨日誰かが窓をたたき割ったからだろうか。


ん、、、!? よく見ると、窓にもう一つ穴が空いてるじゃねぇか!? ニャムルの姿もない!!


「あのやろう、、、」


苛立ちを覚える一方、ニャムルは外にトイレに行きたかったのかも、レジャーシートで(ふた)をしてしまっていたから、どうせ1枚交換するから穴が一つだろうか二つだろうが同じだ、どうせ金は有り余っている、と無限に言い訳が浮かんでくる。


これがネコの支配というやつか。



__________



とりあえず適当に携帯で調べて出てきた業者に連絡して窓を直してもらった。ついでにドアに猫用の小さな出入り口もつけた。だっ、だって金は有り余ってるんだから使わなきゃ日本経済まわんないしデフレになっちゃうし!


ニャムルはまたお腹空いたら戻ってくるだろう。くるはず。きっと今頃近場の猫達に挨拶でもしているのだと思う。



さて、、なにしようかなあ、、、ダンジョンもあのめんどくさそうなジャンヌとかいうお嬢様に会っちゃいそうだしなあ、、、


とりあえず腹ごしらえに龍門に行くことにした。


__________



「おっちゃん、肉とナスの味噌炒め定食お願い。チャーハン、餃子もつけて。大盛りね」


「アイヤー、平岡さんのぼんあるか。ちょっと待つアルヨ。水でも飲んでて待ってるヨロシ。うちは繁盛してて忙しいアル、ぼんの持ってくるキノ・・」


「まて。おっちゃん、それ言っていいのか?」


「そういえば言わナイことアル。そいえば嘉玲(ジャーリン)が呼んでたアルヨ」


「今日は見かけないけど?」


「隣のビルアル」



オレは不思議に思いつつも、黙々と他の料理人が、おっちゃんが無駄にくっちゃべってる間、真面目に作ってくれた料理が出されたので、冷ますわけにはいかず、食事に集中することにした。


相変わらず、いや、もっとうまい。


手慣れたか。


その上、人気だからか、高級化しており、旬の素材をふんだんに使って、もちろんあのヤバイ粉もたっぷり使って仕上げてある。値段もうなぎのぼりしているが、オレは金持ちなので特段気にしない。どうせオレのところに一部入ってくるお金だし。


「あー、うまかったー、、、。おっちゃん、ご馳走さま。お会計」


「最近はよく食うアルネ。もっと食って売り上げに貢献するヨロシ」


まあ、社員として会社の売り上げに貢献すること自体には反対ではないので、おっちゃんの発言はスルーしてあげることにした。


「えっと、隣のビルって言ってたっけか、、? なんか喫茶店とかあったっけ」



店を出て左隣を見ると、いつのまにか大きなビルが突如できている。


まるで雨後の(タケノコ)だな。あるいは、英語表現的には雨後の(きのこ)か。おっと、こんなこといってると竹の子と木の子との戦争になるな。子同士の喧嘩に親はなにしてんだか。





ビルの入り口には大きく"株式会社ドラゴンズゲイト"と書かれていた。


にゃにこれ?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。