17 何かに夢中になってるのってなんか素敵
「白髪一千丈の思いよ、、、」
( この家は、とりあえず白髪でものを例えるのが流行っているのか? )
「当然ネ! ワシの料理は一流アルヨ!」
「いつものお父さんの料理と全然ちがうじゃない!このきのこが正体ね!」
「観念するさ。それがオレが持ってきた食材なんだ」
「別に隠さなくっていいのに、、と思ったけど、このクオリティなら隠すべきね。アジア中の中国人がここに集まるわ」
「中国人はキノコに幻想でも抱いてるのか?ゲームのやりすぎだろ」
「むしろ逆ね、日本以外ではきのこが神々の果実として扱われうるわ。日本は菌との結びつきが強かったから驚きがなかったのかしら。菌の訓読みを初めて知った時は驚きだったわ。あるいは、山を里山として支配していたから?藤原定家も天皇がマツタケ狩りに・・・」
「ちょっと日本のうんちくは置いといてくれ。中国や他の国々ではキノコはどういうものなんだ?」
「そうね、基本は食べるものということで変わらないわ。マツタケは軍人の履き古した靴下の臭いがするらしいけど。シャーマンは儀式にマジックマッシュルームを使うし、不老不死の妙薬、錬金術の材料、妖精の踊り場、リグヴェーダ、知恵のリンゴはきのこだっていう説もあるくらいだわ」
「わかったわかった、とりあえずこいつが世界中にとってとんでもない存在となりうるということと、お前らがきのこ博士だということは分かったよ」
「そうね、、、扱いに気をつければ料理に使えるし、調味料として売り出すこともできそうね。うま味調味料を完全に超えるものよ。頑張って稼ぐわよ!」
( 駄目だコイツ、、あの親にしてこの子ありだ )
小中の時も嘉玲はぐいぐい来る時はこんな感じだったっけと懐かしい気持ちになった。
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「平岡くん、このきのこは安定して仕入れられるのかしら?1日あたり、そうね、このお店なら4〜5枚分もあれば十分ね。」
「 ( 1日30匹キノコさんキックかあ・・・楽勝だな ) ああ、まあ頑張ればやれなくはないと思う」
「乾燥させるのだし、まとめて納品でもいいわ。グラム単価は・・・」
「10¥アルネ!」
「コスト計算がまだだけど、これは確実に儲かるわ。15¥は出しましょう」
「 ( 400gの5枚出したら、、、三万円!? 月で90万!?) よ、よし。まだ安いと思うが、と、とりあえずその値段でいいだろう」
オレは目が円マークになって、思考停止に陥った。




