表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
空のおとしもの  作者: stardom64


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

9/44

第七章 学園の七不思議そのいちっ☆校舎裏の地上が見える大滝


「あ、そういえばさ、知ってる?」


一通りのたわいのない話の後にティースプーン角砂糖をこれでもかと入れた紅茶を一口。


「学校の裏の滝の噂…。」


「学校の裏の滝の噂…?」

こちらへ顔を近づけ、周りを確認し、ひそひそ声で話してくるマリア。


「聞いたことないけど…なにそれ?」


学校の裏の滝と言えば校舎の裏にポツンとある謎の水源から下へ下へ流れ落ちる大滝。


一応、滝壺はあるけど、その水が流れ落ちるところはない先生がへーさせいすいいいきとか言ってたけど、何のことだかさっぱりわからない。


独自の生態系を構築してて“だんくるおすてうす”とか“あのまろかりす”ってやつがいるのだとか。


それ?おいしいのかな?

今度、釣りしてる人に聞いてみる。


見かけは蓮の花の浮いたただの神聖そうな湖なんだけどね。


「誰かが、見たらしいのよ。よく晴れた日の朝に。」

一息つくマリア。


「その子が言うにはね。」


「地上が見えたって言うの。」


☆☆☆


「地上?」


「地上って、…あの?地上?」

うきうきした気持ちで聞き返す。


「そう、その地上。」

天界で地上と言えば、おとぎ話の代表。


誰も見たことのない世界。

確か、空に浮かぶ庭園に空飛ぶ列車、だとか、なんとか、すんごいものがいっぱいあるのだとか。


「それがね。学校の裏の滝の底に見えたっていうの。」


「えっ、それってもしかして、滝つぼに飛び込めば地上に行けちゃうってこと⁉︎授業ではもういけないって言ってた地上に‼」


「そこは授業ちゃんと聞いてたんだ?」

苦笑するマリア。


「今はもう行くことができませんがかつての地上では空を飛ぶ列車に…。様々な文明の…。」

イオ先生の言葉を思い起こすあたし。


たぶこれ、ぎり寝る前に聞いたやつだ。

それに天界では有名な話。


逆に言うと昔は行けたってことだよね。


「もう、いつも、授業聞いてないわけじゃないから。興味のあるとこだけ聞いてるの。」

「それ以外は?」


「睡眠学習‼」


「うーん。でも天使が地上に降りたなんて話聞いたことないし…。ましてや、滝つぼに飛び込んだなんて…。それにそんなに簡単に行けるような話でもないような気がするのよね…。」


「それに、そんなに簡単に行けるのなら見たことないっていうのはおかしいし、おとぎ話にもならないんじゃないかな?」

「そっか。確かにそうかも。」


「でも…。」

そういって紅茶を置くマリア。


「見えたってことはそこにあるってことなのよね。行けなくはないと思うんだけど…。」


「それ、ほんと?」


「うん、見たって子、知り合いだし…聞いてみる?」





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ