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空のおとしもの  作者: stardom64


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第六章 天使のオムライス☆と幕の内弁当の謎



鉄製のきれいなテーブルにクロスをしき、お弁当を並べるあたしたち。

えっ、揚げパンじゃ、ないのかって。


やだなー。そんなわけないじゃん。

そこまで女子力低くないし、お弁当ぐらい自分で作れるよ。


揚げパンはあたしのおやつだよ。


「うん、アリア大食漢だもんね?」


「タイショクカン?」

タイショクカンってなんだろ?ダジョウカンの友達?


「じゃじゃーん。きょうは卵入りのサンドイッチ弁当です。」

たっぷりたまごの入ったたまごサンドを見せびらかすあたし。


「え?それゆで卵、そのまま入ってない?」


「…。」

サンドイッチの断面を見てそう指摘するマリア。


まさかそれを指摘されるとは。

いや、気づいて当たり前か。


あたしの究極のずぼら飯。

いや、やったことないからたぶん、味の補償はしないよ。


「今日は時間なかったんだよ。いつもなら、ちゃんと作るんだけどね…。」

「ちゃんと、作ってたことあった?こないだは作って来たって言って、幕の内弁当持ってきたじゃない。食堂の…。」


「あれ?あれはね。えっと。目覚まし時計が鳴らなくて…。背中に空気を送り込んで起こす装置もダメだった。コンプレッサー壊れてたのか?よくわからないけど。」


「今日もそういえば、クラスの子が学園の窓から、食パンくわえて宙飛んでる天使見たって言ってたけど…。あれ?間違いなくアリアよね?」


「え?その食パン。いちごジャムぬってあったって?」

「うん。」


「それ、あたしだ。間違いなく。」


「ついでに口元にべったり、いちごジャムついてたって。」

気になって口元を確認するあたし。


うん、さすがについてない。…よね?


対するマリアはオムライス弁当。

というか弁当じゃなくて、皿に盛って、ドームカバー開けただけなんだけど。


それもうレストランなんだけど大丈夫そ?


ナイフで上部にすっと線を入れれば、とろんと、とろけ落ちる黄色い塊。


「え?これ卵ここで焼いてるわけじゃないよね?」

「ああ、魔法で保存しといたの。で、仕上げにソースかければ。天使のオムライスの完成よ。」


「っていうか、ここにいるのみんな天使だから、天使の…はいらないような気がするけど…。」



「気分よ、気分。微分積分いい気分って知らないの?」

「え?なにそれ?おやじギャグ?」









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