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空のおとしもの  作者: stardom64


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第十二章 雲海探訪☆滝壺の下に見えるもの



水の膜を通り抜けると、すぐにそこは雲海の世界。


「ぷはっ。」

口から吸いこんでしまった水を吹き出す。


ビュンビュン通り抜けていく風に通り過ぎていくたくさんの雲。


天界の景色はもうすでにはるか上。

というか雲でもう見えない。


あたしたちが出てきたところはまだ、見えるけれど。


というか髪も服もびしょびしょ。

このまま降下していけば、ドライヤー代わりになるだろうか。


「その前に風邪ひきそうだけどね…。」

同じように髪がびしょ濡れのマリア。


「というかこのままだと、地上に激突するだけだから…。とりあえず、手つなごう。」

「こんなとこではぐれたら、探しようがないしね。」


すごいスピードで落ちていく中、両手をつなぎ、降下していくあたしたち。

まだ、リュックの紐に結び付けた羽衣は開いていない。


ラジエルが羽衣が開くまでは時間がかかると言っていたから、それかも。


それに濡らしちゃったし、水濡れ厳禁とは一言も書いてないから大丈夫だとは思うけど。

え?洗濯したら色落ちするやつじゃないよね…。


「ね、見て、ほらあれ。地上…じゃないかな。」

時折雲の下にかすかにでもはっきりと見え始める緑の大地。


グッドなタイミングでぱっと開く羽衣。


真下にはたくさんの雲。

あたしたちは羽衣で落ちていくスピードを調整し、雲の間を抜けていった。



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