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☆★教育ママ??☆★③ 『自信』は、王子一星人じゃ、作れない。

《2023年5月19日 王子、小3、8歳》






以前、パパ虫から、



「王子を、サピックスに通わせている以上、王子が楽しいかどうかではなく、受験に向かって、ちゃんと、やってほしい。」




と、言われたことがあります。






ふむふむ、分かります。



分かりますよ。




お金を出しているパパ虫からすれば、楽しさや、好きを、追求するママリは、おかしく見えるかもしれません。






でも、ママリは、この、



「好き。楽しい。」



だけは、絶対に、譲れません。







なぜなら、



どのテストでも、王子が、算数で高得点を取ってくるのは、サピックスに通っているから、では、ないんです。





王子が、高得点を取れるのは、




他の三年生達の、



何倍も



いや、もしかしたら、






何十倍も





何百倍も





何千倍も





算数を、やってきた。


からです。




王子は、家で、算数のパズルをやり、問題集をやり、テキストを読んでは、王子問題を作ってきました。




たし算、ひき算、かけ算、何百万回、やったことでしょう。


割り算は、ちょっと、少なめです。




暗記してます。



暗算、秒でやります。





そりゃ、そうだ。



あれだけやれば、そりゃ、覚えるし、得意にもなります☆





ママリが感心するほど、王子は、数字を並べて、書いてきました。





そして、王子の最大の強みは、




『問題が、簡単か、難しいかに関係なく、ずっとできる。』




ことです。










普通、4年生くらいの子供は、1年生がやる足し算や引き算の問題、やりたくありませんよね?




「こんな簡単なの、やんなくていいじゃん!」




そうですよね。



嫌ですよね?



だって、その子にとって、算数は勉強です。



4年生向けの、難しい問題があるのに、もうできる、1年生の問題を、あえて、やるなんて、時間の無駄だと思いますよね?






でも、王子は、ただただ、好きなだけ、なので、簡単か難しいかは、あまり関係ないです。




もうできる内容でも、何度も、何度も、やっています。



効率的ではないです。



まあ、本人が楽しそうなので、それで、いいのでしょう。




ママリは、3年生の内容でも、なるべく、学校では習わないような、トリッキーな問題集を、王子家に、揃えていて、王子がやるように、仕向けています(笑)






王子、新しい問題集に気づくと、すぐ、やり始めます (笑)



そんな王子です。








なぜって?




好きで、楽しい、からです。




好きで、楽しければ、人間 (星人) は、努力が、当たり前に、できます。








王子が、一年生の夏、お友達から、「数字好きは、短所だ。」と言われた時、王子は、




「算数が、好きなこと、できることを、みんなから、隠したい。」



と、言い始めました。






「算数ができるのは、かっこいいことだよ。」



「チャタの、良いところだよ。」




ママリは、何度も、何度も、王子に、そう、伝えました。



でも、あの時、いくら、ママリとパパ虫が、算数のかっこよさを、素晴らしさを、王子に説いても、王子には、響きませんでした。






なぜって?



ママリが、いくら王子を褒めても、王子にとって、それは、当たり前のことだからです。







だから、当時、王子に必要だったのは、第三者に、褒められることでした。




そして実際、支援級で、優しいお兄ちゃんお姉ちゃん達に、「算数ができて、すごい。」と褒められていた王子は、味をしめて、もっともっと褒められたいと、願うようになったのです。




でも同時に、お友達から、数字を否定された王子は、またしても、グラグラに、揺れました。





「算数ができるのは、いいことなの? それとも、ダメなことなの?」




落とし穴に、落ちた王子が、さらに、沼に、はまってしまいました●●●








王子家に、もっともっと、イケてる第三者が、必要になりました。




王子のことを、認めて、褒めてくれる、イケてる第三者です。



それが、王子家にとっては、受験界のトップを走る、サピックスでした。





サピックスでは、算数ができることは、当然、かっこいいことなので、王子は、すんなりと、その事実に、納得して、ニコニコしています。






サピックスに通い始めた頃、王子は、自分の長所に、全く、気づいていませんでした。



「僕の算数のレベルは、普通。」



なんなら、他の沢山のクラスメイトの方が、「僕より、算数ができる。」と、言っていました。





それは、事実です。


王子より、算数ができる子供達は、もちろん、沢山います。






でも、王子も、もっと高い評価をされても良いはずだと、ママリは、思いました。



ママリは、とにかく、王子に、自信を持ってもらいたかった。









サピックスは、王子にとって、多分、算数を教えてくれる場所ではなくて、王子が、数字が大好きなことを、認めて、証明してくれる場所、なんですね。



王子の数字♥を認めてくれる場所、それは、王子にとって、かけがえのない、大切な場所だと思います。






ママリやパパ虫が、いくら王子に、王子は数字ができて、かっこいいと伝えても、ダメなんです。



他人からの一言が、実は、非常に重みがある場合があるんです。









ママリは、王子に、学校のことを聞きますが、王子は、失敗やうまくいってないことを、ママリには、基本的に、話したくないので、独りぼっちだった、怒られた、うまくいってない、等の話は、まず、出てきません。



そういう内容は、王子との会話の中で、ママリが、なんとなく気づいて、分かる、ということが多いです。





さらに、王子は、人間関係や、発表等が苦手で、あまりその話もしたがらないので、ママリも、むりには聞きません。





さらに、ママリもパパ虫も、あまり他人に興味がないのです(笑)



そうすると、王子家では、王子も、ママリも、パパ虫も、あまり、他の人間の話を、しません。







そして、ママリは、今は、他人の視線よりも、自分を磨くことが大切だ、と考えているので、王子を、『他人の目を、気にする子供に育てよう』という意識すら、ありません。



友達の視線を気にして、自分のやりたいことを諦めるなんて、もったいないと、思うからです。



関係の薄い人間との時間よりも、自分を磨いた方が得だと、ママリは、考えいます。






だから、幼稚園児の王子に、ママリは、言っていました。



「他の子は、どうでもいい。」



「チャタが、かっこいい大人になることが大事。」



「他の子と、比べなくていい。」




ママリは、王子を応援するために、他の子共と比べることは一切なく、こういうことを、言っていました。




でも、幼稚園児の王子は、幼稚園で、すでに、他の子共達と自分を比べて、この時点で、



『僕は、できない子だ。』



と、自分のことを、考えてしまっていたんですね。





この時は、ママリは、王子が、自分のことをそんな風に考えているとは、思っても、いませんでした。


後から聞いて、ビックリしました。








それはさておき、



『できない子』



は、どうやったら、「できない子」から、脱出できますか?





多分、何か、できることがあれば、「できない子」から、「できる子」になれると思います。



じゃあ、「できること」はどうやって、証明しますか?





王子が、もし、地球上に、たった一人の子星人だったら、「自分が、できない子」だとも思わず、「できる子」だとも思わず、ただ、無心に、生きていただけだと、思います。




でも、地球で暮らす、数星の王子は、人間に、囲まれています。



当然、目の前にいる人間と、王子自身を、見てしまう、比べてしまう。



目の前の人間達が、挨拶をして、一緒に遊んで、踊って歌って、戦っているのに、王子は、そこに入れず、独りぼっちだったんです。




だから、自分のことを、「できない子」だと、思った。





そして、得意分野の数字は、ママリから、他人と比べる必要はないと、言われている。


他人ではなく、「過去の自分と、比べなさい。」と、言っていました。





当時、「できない子」である王子が、「できる子」になって、自信を持てる可能性は、ありました。



それは、ママリが、



「お友達は、時計、まだ読めないよ。足し算引き算、できないよ。チャタは、すごいね。」



と、言ってあげれば、よかったのです。




でも、ママリは、王子を、他の子供と、一切、比べなかったので、そういう話しは、一言も、言っていませんでした。






王子が、一年生になった時です。




「チャタは、通学路、ちゃんと覚えてるし、すごいね。他の子は、まだ覚えてない子もいるみたいだから、一緒に帰ってくるんだよ。」



と、ママリが、言った時でした。





王子の瞳が ☆ ピカーン ☆ と、光ったんです☆







いつものママリだと、多分、



「チャタは、通学路、ちゃんと覚えてるし、すごいね。」



しか、言ってなかったんですね。







でも、これだと、王子は、




「他の子も、みんな、当然、覚えてるんでしょ。」



と、思ってたらしいです。





↑ これは、あとから、王子本人に、聞きました。







王子は、幼稚園で、こう思っていました。




「チャタができることは、みんなも、できる。」




「でも、みんなは、チャタよりも、もっと色々なことが、できてるはず。」




「みんな、時計が読める。」




「数独も、チャタより、できるんでしょ?」






なるほど。



そんな、壮大な、砂漠級の、勘違いを、してしまっていたんですね。




王子は、幼稚園では、お友達が、時計や数字をする姿は、実際に、見たことがなかったけど、家に帰れば、王子と同じように、数字を並べ、数独をやって、算数に挑戦していると思っていました(笑)



なんてこったい(笑)





確かに。



王子は、一人っ子なので、他の子供達の、家での様子なんて、分からないですよね。



単純に、想像ができなかったのだと思います。





だから、王子と、同じようなことをしていると考えるのも、当然だったのかもしれません。






だから、王子は、ずっと、「他のみんなは、何でもできる」のに、自分は、なんて、



『できない子』



なんだろうと、「できない子」の呪いから、抜け出せないでいたんですね。







小学1年生にして、王子は、はじめて、



「僕は、通学路を覚えているけど、覚えてない子も、いるらしい。」



と、自分が、何かができて、みんなが、何かができない、こともあるのだと、気がつきました。






何かが、できる、できない、は、自分一人が存在しているだけじゃ、分からないんです。



他人と比べて、はじめて、分かることがある。



自信になる。







この時、ママリは、泣きました。



ごめんね、王子。



まさか、ママリの言葉達が、こんなにも、王子を縛っているとは、思いもしませんでした。






ママリの人生訓は、40過ぎたママリが、やっと、辿りついた内容です。


ママリ自身が、散々、今まで、他人と自分を、比べて、比べられて、嬉しかったり、悲しかったりしてきたからこそ、感じて、嫌だったからこそ、あがいてきたんですよね。




そんな経験を、まだ、あまりしていない、幼稚園児の王子に、そんな教訓は、通用しないんです。





大人の理想や信念を、子供に対して使う時は、よくよく、考えてからにしましょう。



子供を、想ってのことでも、子供を傷つけては、本末転倒です。





大切なのは、目の前の、王子を、よく見て、今、王子に何が必要なのか、ママリの信念でも、社会の通念でもなく、王子の心に、今、必要な言葉はなんなのか、それを、言ってあげることが、とてつもなく大事だと、改めて、考えさせられた、ママリなのでありました。





それから、ママリは、時折、王子と、他の人間を、比べて、話したりしています。



クラスメイトやお友達ではなく、サピックスの成績優秀者の子共達とか、テレビの出演者と、比べています。



ただ、「良くても、悪くても、いいの。ただ、違うだけだよ。」と言っています。









現在、王子は、3年生です。




今、思い返してみると、得意な算数は、サピックスに通う意味は、テストで王子の立ち位置が分かったことと、算数大得意な子供達がゴロゴロいるところで、授業自体は、受けなくてもよかったかなとも思っています。


なぜなら、得意分野は、わざわざ塾に通わなくても、家で、問題集をやっていれば十分だからです。




素敵な問題集、沢山、あります☆







実は、王子家にとって、一番良かったのは、王子が苦手だと思っていた、国語、社会、理科に関してです。



この3教科こそ、王子家にとっては、王子を、サピックスに連れて行った効果が、予想に反して、出ています。





王子の、小学校の授業に対する不満は、



「何回も、分かってることを、言われて、全然先に進まない。情報量が、少なすぎる。」



です。




授業や教科書の内容、もはや、考える必要もないくらい、何度もやっているので、内容を覚えてしまっています


王子が問題を解いても、他の全員が終わって、先生が一人一人○付けを終えるまで、ずっと、待たされます。


そんな授業を、毎日5時間、6時間、ジッと座るのが苦手な王子が、耐えています。





でも、サピックスの授業は、先生の話ははやいし、何度も言わないし、クラス全体で問題を解くスピードが、はやいらしいです。



なので、王子は、2年の頃から、国語の授業が気に入っていました。



そして、新3年生の内容になり、社会と理科の授業が増えました。



実は、ママリとパパ虫は、高IQの子供特有の、自分の好きなことしかやらない特性から、社会と理科をやらないのではないかと、心配していましたが、王子はとっても、楽しそうなんです。






社会は、地図、地名、名産品、都道府県と、王子の大好物が並び、王子は授業を聞いて、先生が話したことや、お友達が質問したこと等をまとめて、一生懸命メモをとって、家で、それをもとに、発表をしてくれます♬




理科も、好きではないけど、楽しくやっています♬




国語も、鼻歌が出るくらい、余裕が、でてきました♬


偏差値的な余裕ではないですよ、精神的な余裕でしょうか?







実は、ママリ。



塾って、とっても頭が良い子供達が、もっと上を目指して、通うところだと思っていました。



でも、頭が良い子供達は、多分、塾に通わなくても、まあ、通うとしても、4年生とかからで、十分なんだと思います。




むしろ、苦手分野があって、苦戦している子供こそ、はやいうちに通って、その苦手な部分が、どのような内容なのかを、知っておくと、これからの人生で、かなり楽に生きれそうです。





王子は、サピックスに行っていなかったら、ここまで、国語をやらなかったと思います。



長い、難しい、深い、文章が、どどんと出されるサピックスの国語は、正直、王子家では、取り組むのは、大変でした。



でも、だからこそ、




「こういうことが、分からないの? なんで?」




「こういう風に考えちゃうんだ、なんで?」



等々、発達障害で、高IQの王子の、不思議な脳みその中を、見て、色々、考えられたな、と思います。



4年生から入塾していたら、勉強の内容が難しすぎて、低学年でやる、国語の根本的な部分、に、じっくり対応することは、王子家では、できなかったかもしれません。






王子、とっとと、病院に行って、良かったね!



サピックスと出会えて、良かったね!








現在、王子は、小学3年生。



実は、王子は、前回のサピックスのテストで、クラスが一つ、落ちてしまいました。



「クラスを落ちたくない。」



と、ずっと言っていた王子なので、ママリは、心配になりました。







「ママは、チャタが、何点とっても、何番でも、どこのクラスにいても、いい。」



「でも、チャタが、一番上のクラスが気に入っていて、そこに居たいと言っていた気持ちも知ってる。」



「もし、悔しいなら、勉強の量を増やして、クラスをあげる努力をするか、もう嫌なら、やめて、他のことをしてもいいよ。」



と言いました。





王子は、少し考えてから、



「僕は、勉強がしたい。」



「それができるのは、サピックスだから、サピックスで、国語と、社会と、理科がやりたい。」



「だから、サピックスは、やめたくない。」



と、言いました。






そして、


「クラスは、落ちても、まあ、いいやぁ。」



と、笑っていました。



王子に、なんだか、心の余裕が、でてきました。





「そう。じゃあ、ママはいつも通り、全力で、応援するね☆」


王子は、ニコニコしていました。





そもそも、王子に、算数で、自信を持たせるために、通い始めたサピックスでしたが、その目標は、達成され、算数の猛者達と仲間になり、ライバルになれました。



そして、ママリの思惑よりも、もっともっと大切なことを、王子は、自分自身で、見つけてきました。



「僕は、勉強がしたい。」





王子は、『♥数字大好き♥』から、なんと、『♥勉強大好き♥』っ子に、ジョブチェンジ?クラスチェンジ?変身?変態?したのです。



ママリは、ビックリしましたが、王子は、どどんと、王子なりの信念をもっていました。





それなら、後は、もう、王子の想いを尊重して、ママリとパパ虫ができることは、見守ることだけです。



今後は、サピックスで何かがあったとしても、王子が、自分で考えて、解決していくことでしょう。




がんばれ、王子。







因みに、算数は、現在、「算数オリンピック」の「キッズビー」という大会に照準を定め、過去問をやっています。


こちらの問題は、王子の大好物の、超思考力系です☆




しかし、やっぱり、図形が苦手ですね(笑)


そもそも、問題が、普通の人間ができないレベルな気がします。




キッズビーは、小学1年~3年の子供が対象ですが、



ママリ、


できません(笑)



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