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★「クスリ」★という不思議なアイテム④ 王子の気持ちと、ストラテラ、コンサータ、ビバンセ。


《2023年1月27日 王子、小2、7歳》





王子は、コンサータが、嫌いです!




王子が、コンサータを、飲みはじめたのは、サピックスに通いはじめた、1年生の2月からです。




最初の頃は、元気がなくなり、話さなくなる感じでしたが、「クスリが、飲みたくない。」と、言うことはありませんでした。





でも、2年の秋頃から、



「クスリを、飲みたくない。」


「クスリのことを、考えるだけで、嫌だ。」



等々言いながら、しょんぼりすることが、多くなってきました。




王子は、普段、あまり不安や不満を言わず、かなり我慢強いタイプ (もしくは、全てのことに対して鈍感?) なので、王子が言った、ということは、王子にとって、かなり深刻だということでした。





そこで、具体的に、コンサータの、何が嫌で、何が良いのか、王子と、ママリは、話し合いました。



王子は、なんだか、複雑そうな表情で、話しはじめました。



「クスリを飲んでると、イライラしてきて、悪い気持ちがでてくる。」




え?



なんだって?




悪い気持ち?



どういうこと?




「普段は、学校での待ち時間でも、特にイライラはしないけど、クスリを飲むと、イライラ、イライラしてきて、すごく嫌だ。」


↑ これは、実は、IQが高い子供達が、よく、学校について、言っていることのようです。



「説明を、一回聞けば、理解できるのに、先生はおんなじことを、何回も、何回も、言ってきて、イライラする。問題をはやく解いても、ずっと待ってなきゃいけないから、イライラする。」


という、感じです。




なので、王子は、コンサータを飲むと、高IQの子供達寄りの、性格になるのかもしれません??




いや、どうだろう?


分かりません。





普段の、王子の性格は、発達障害の子供達寄りだと思います。



↑ 偏見かもしれません。


ごめんなさい。




でも、実際に、↓ これらの性格は、コンサータを飲むと、変わります。



① 王子には、発達障害特有の、元気さがあって、王子は、ニコニコしていて、元気です。



コンサータで、王子は、静かで、クールになり、笑顔、元気さが減ります。




② 王子自身が、細かいことに気づかないので、王子も他人を、あまり怒りません。


プンプンしたり、ブーブー文句は言いますが、怒って、声を荒げることはありません。



穏やかな性格なのかと思っていましたが、確かに、言われてみると、感情の起伏が少なめ (多分、自閉スペクトラム症の影響です) だから、イライラしない、怒らないのかもしれません。



王子は、基本的に元気で笑顔で、喜怒哀楽は、ちゃんとあって、特に、喜と楽は、すごくあります。



でも、怒と哀は、穏やかめなのかもしれません。


あまり怒らず、悲しみも、痛みも、すぐに、乗り越えられるタイプです。


怒られて大泣きしても、すぐに、切り替えられるタイプです。




メンタルは、オリハルコン級です。




コンサータで、もしかしたら、感情の部分が、普通の人間寄りになって、感情の起伏が激しくなって、イライラがでてくるのかもしれません。



うーん、でも、喜怒哀楽の、怒だけが増えるって、不思議ですね。




王子には、かんしゃくや他害もなく、何かあると、固まり、黙り、すすり泣く感じの子星人です。




そんな陽気な王子なので、自分がイライラしてしまったことに、驚いたようでした。


モジモジしていました。




あ、もしかしたら、成長の証、の可能性もありますねー。


7歳って、多感ですもんね。




うーん、分かりません。



こういうのは、多分、王子の性格、脳、特徴、体、環境、状況、全てが複雑に入り混じっていて、はっきりとした、原因や評価は、できなさそうですね。







ママリは、コンサータの副作用について、調べてみました。




そこには、なんと、



《悪心》



って、書いてあったんです!





悪心 = 悪いことをしようとする心。




ですよね?




副作用に、悪心 ( ゜Д゜)





ママリは驚いて、王子に、これを見せました。




モンスターを狩る係は、正義の味方なはずなのに…



『クスリのせいで、悪い心になっちゃうんだ…。』



と、二人で、しょんぼりしていたら、







悪心 


おしん。吐き気のこと。




という、もう一つの意味が、ありましたー。



知らなかったー(笑)




「あ、悪い心じゃなくて、病気の説明の時とかには、おしん、って読むんだって。吐き気のことみたい。」


と、二人で、なんじゃそりゃーー、と大爆笑しました(笑)




いやー、まるで、なんば花月のような、王子家です。







というのは、さておき、



「イライラしてくる。」



「元気が出ない。」



「頭の中が、遅い。」



「なんか、嫌だ。」



と、王子が、サピックスの日になると、元気がなくなっていきました。






そこで、まずは、試しに、



コンサータなしでも、サピックスの授業を受けて問題ないか、試してみることにしました。




実は、以前、王子は、クスリを飲み忘れて、国語の授業に出たことが、あります。



その結果、王子自身が、体が動いてしまったり、気が散ってしまったりして、ダメだったと、帰ってきました。



そこで、算数なら、クスリなしでもいけるかもしれないと、算数だけでも飲む回数が減ればと、試してみました。


王子は、首を左右に振りながら、サピックスから、でてきました。



「僕が動いて、テーブル?が動いちゃって、隣に座ってた○○ちゃんの体も、一緒に、動いちゃってた。」



なるほど。




国語も算数も、コンサータなしでは、難しいと、王子自身が、判断しました。







ママリは、改めて、注意欠如・多動症の薬について、調べました。




薬は、おおざっぱに分けると、2種類あります。



① 毎日飲んで、常に、注意欠如・多動の症状を、和らげるもの。


② 朝飲んで、何時間かだけ、効果が出るもの。




王子は、小学校では、薬は飲まなくても大丈夫、と言われています。


なので、王子家では、何時間かだけ効果がある、飲む日時を決められる、②のタイプが良いのでは、と考えていました。



そして、それが、以前試してダメたっだ、ストラテラと、今、王子が嫌がっている、コンサータです。




調べた他の2つの薬は、①のタイプでした。





あ、これは、ついに、



毎日、飲むか


サピックスを、やめるか



の、選択が、迫られるのかな…。





と、ママリは覚悟を決めて、病院で、精神先生Ⅱに、相談しました。


「コンサータは、かなり強くて、オン・オフが、本人に分かるくらい、はっきりしてる。」



「実は、新しく出せるようになった、ビバンセという薬が、効果がマイルドで、効かせたい時にだけ飲めるタイプです。」





ビバンセ。


なんか、良さげな名前でした。





試してみることに、なりました。





ママリは、まず、副作用を確認しました。



① もっと、飲みたい、不安な気持ちになる可能性あり。


② 食欲減退、体重減少、身長の増加抑制。


③ 夜眠れない、もしくは、昼眠くなる。


④ 血圧上昇、頻脈。


⑤ 攻撃的な態度や、行動。


※海外に持っていく場合は、許可申請が必要。


※盗難にあったら、警察に届けること、飲み忘れは、薬局に戻すこと。


※めまい、眠気、物が二重に見える、目がかすむ、等の、症状が、出るかもしれないので、車の運転はしないように。




おおう。



けっこう、大変そうですね。



やはり、精神に作用する薬には、それなりの、リスクがあります。







冬休みのある日、王子は、朝、ビバンセを、飲みました。



「あ、これ、良いかも。」



「強くないけど、座ったり、一つのことが、できる。」




王子の感想に、ママリも、ほっとしましたー。



良かった。






そして、ママリが見た感じも、良さそうでした。





① 王子の気配が、消えました。



王子は、雑で、おおざっぱで、まわりを、いまいち、見ていません。



そのため、歩きながら、物が足に当たったり、それを蹴とばしたり、本を読むのも、ページをめくる音がするくらい、おおざっぱで雑です。



なので、ママリは、王子の姿が見えなくても、だいたい、どこらへんで、何をしているのか、家の中の音で、分かります。




しかし、ビバンセを飲んだその日、王子の気配が、消えました。




体の揺れ、立ってしまうこともなく、王子は、静かにページをめくり、ナゾナゾの本を、読んでいました。





② 一つのことに、集中できる。



ナゾナゾの本、王子は大好きですが、それでも、王子の気は、散ります。



いつもの王子だと、ナゾナゾの本を読みつつ、百人一首を並べ、何か書いたり、しています。


王子のまわりに、何種類もの物が、置いてあって、王子は、その全てで、遊んでいる感じです。




これは、一つのことに集中できず、見るもの見るものに、手が伸びて、やってしまうからです。



でも、この時、王子は、ナゾナゾだけを、ずっと、静かに、集中して、やっていました。





③ 物を口に入れる、舐める、が、なくなります。



王子は、刺激を欲していて、手に触れたものは、触りたい。


手にあるものは、舐めたい、子星人です。




2年生の今、なおってきていますが、この特徴は、かなり、ママリと、パパ虫を悩ませてきました。






それが…



クスリで、一発で、なおせるんですよ、これが。




( ゜Д゜) ですよね?




↑ これらは、ビバンセを飲んだ時の様子ですが、コンサータでも、同じような効果があります。



ビバンセも、良さそうな感じがしました。





そして、更に、



ビバンセの、とてつもなく、良かったところが、





♬ 王子の元気は、そのままだった。





これです。


コンサータだと、「疲れる、元気がでない。」と、言っていた王子ですが、ビバンセでは、元気があるまま、注意欠如・多動症の特徴が、和らいでいました。





ママリと王子が、大喜びをしていたところに、



飲んで、2時間後くらいです。







王子が、




『眠い。』





と、言いました!






あ、これ。


ダメなやつだ。





王子は、普段、日中、ほとんど寝ません。


とっても疲れる、何かがあった時くらいです。





そして、ママリは、以前、王子が、ストラテラを飲んだ時に、泥のように眠ってしまったことを、思い出しました。


この時は、王子は、パタリと倒れて、そのままミイラのように、動かなくなりました。







「眠い。」


悪い予感が、ママリを、襲いました。






王子は、すぐに、横になりました。



そこから、


脳は起きてる、体は眠い、寝たいのに眠れない、体が動かない、遊べない、妄想もできないような状態が続いて、やっと寝れた、と思っても、すぐに起きて、王子は、フラフラしていました。



話しかけても、返事もない感じでした。




そして、夕方頃、吐きました。



結局、その日は、昼も夜も、おやつも、何も食べれず、吐いて、寝た、ということに、なってしまいました。




見ていて、辛そうでした。




薬が抜けた次の日には、王子は、元気になっていました。





ビバンセは、王子に、合わないですね。




王子が試した薬は、3種類で、ストラテラ、ビバンセが、王子に合いませんでした。



コンサータは、王子は、好きではありませんが、ギリギリ、共存できるレベルだということが、分かりました。





こうして、王子が、サピックスに行くために、コンサータを飲むことを、選びました。







2年の冬、今は、コンサータの文句も、あまり言いません。



「嫌で、嫌で、嫌だけど。ビバンセと比べたら、全然良いもん。」


だそうです。





薬。



難しいですね。


かなり、子供によって、合う合わないが、ありそうです。




王子の場合は、睡眠、食欲に、影響が出やすいのかなと、思いました。







それにしても、集中力が改善されるのは、なんとなく理解ができるのですが、性格が、おおざっぱで雑なのが、静かになったり、物を舐めるのが、なおるのも、不思議です。


不思議ですね。




薬を試したことで、王子のどの特徴が、注意欠如・多動症の影響なのか、分かったことが、けっこうあるので、良かったです。



ちなみに、王子の成績にも、かなりの影響が出ます。


これについては、また今度、書きます。






1年生の頃、王子は、全国統一テストやWの夏期講習は、クスリを飲まずに行っていました。


その頃は、他の子共達も、ガチャガチャしていました。



でも、2年生になった今、他の子共達は、かなり、きちんと座れるように、なっています。





王子も、座れるようになってはいますが、どうしても、みんなより、遅いです。








他の子共達の様子と、王子の体調を考えつつ、その日の予定と、クスリのあるなしを、ゆくゆくは、王子自身が、決めていければいいなと、ママリは思っています。





今は、王子の判断が甘いので、



「クスリなしでいけるー。」



と王子が言っても、後から話を聞くと、



「それ、飲んでいった方が、良かったよね⁉」



というようなことが、あります。






でも、その失敗も、王子にとっては大事な経験です。


それをもとに、王子なりの星人生を、送ってほしいなと、ママリは、考えています。








クスリを飲むと、静かで、冷静な、クール王子に、レベルアップできる王子ですが、ママリもパパ虫も、飲んでも、飲まなくてもいいと考えています。




正直、7年間、一緒に過ごしてきた家族としては、王子のもともとの性格のほうが、王子には、合っている気がします。



雑でおおざっぱでもいいし、いたずら好きで、怒られててもいいです。


鉛筆舐めてても、嫌だけど、いいです。





だから、クスリに関しては、王子本人が



「飲んだ方が良い、楽に暮らせる。」



と思えば、飲めばいいし、飲まなくてよければ、飲まなくてもいいと、ママリも、パパ虫も、考えています。







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