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ちび白猫と小さな赤ちゃんと現代ダンジョンへ  作者: 南瓜と北狐


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71 再発防止

「テスト、間に合って良かったのー。ヨシヨシなのー」

「みぃー」『ジョーちゃん、美紀ちゃんはテストだから邪魔をしたらダメにゃの』

「でも美紀ちゃん泣いてるの。シャーペンも持てないの。だからヨシヨシなの」

『ごめんね。2人ともありがとう。すぐに大丈夫になるから。ごめんね』


 大学共通テストの数学1はボロボロだったけど、メグちゃんとジョーちゃんのおかげで数学2では持ち直せたよ。

 本当にありがとう、メグちゃん、ジョーちゃん。


 ◇


 中国軍の沖縄侵攻から1日あけた今日、わたしとメグちゃんとジョーちゃんは、ヴァルキュリア紅で中国軍北海艦隊基地4つのうちの1つにきてるよ。アドバイスさん情報で北海艦隊が出港準備していることをつかんだからなんだけどね。今日は私立大学の一般入試の日で高校に行かない日だったから、ちょうど良かったよ。


「みぃー」『今日はアドバイスさんが組んでくれた予定がたくさんあるの。ガンガンいくの』

『そうだね。メグちゃんやジョーちゃんに残業させたら悪いもんね。ていっ』


 〈宿敵封印用アイテムボックス 船側面から直径3mの円状に奥行き5mで3箇所収納。海に出庫〉


「ザクッスパッポイッなのー」

「みぃー」『攻撃じゃにゃいから認識阻害魔法も隠密魔法も解けずにそのままにゃの。バレにゃくていいの』

『港の軍船、このまま全部沈めちゃうよー』


 北海艦隊の2つ目、3つ目の基地の船も片づけて4つ目の北海艦隊司令部のある基地にきたよ。


『人が動きがバタバタしてるね』

「たぶん船が沈んだ連絡がきてるのー」

「みぃー」『ジョーちゃん、この4つに情報板を飛ばしてほしいの』

「情報板、行くのー」


 ジョーちゃんがかわいく右腕を振ると4枚の情報板が飛んで行ったよ。


『ターゲットいるかなー?』

「みぃー」『いなくても適当に偉そうな人を収納しちゃうの』

「正面モニターに映すのー」

『基地司令室と政治委員室、それから作戦室と戦闘指揮所だったね』

「みぃー」『アドバイスさんが教えてくれた艦隊司令と政治委員がいたの。赤でマークキングしたの。他の偉そうな人も適当に収納しておくの』

『ていっ、ていっ、ていっ』


 〈宿敵封印用アイテムボックス 偉そうな人たち収納〉


「残っている人たちがびっくりしてるのー」

『急に人が消えるからねー。ジョーちゃん、情報板をしまっちゃって』

「しまったのー」

「みぃー」『25人にゃのー。いい感じにゃの。次もどんどん行くの』


 収納した軍幹部の人たちは、50年ほど宿敵たちといっしょに封印しておく予定。50年後には出してあげるよ。

 でも宿敵、お前たちはダメだ。永久封印だ。

 この作戦はアメリカの軍事作戦を参考に考えたものだよ。上の命令してるやつが一番悪いからね。がんばらないと。


 港の軍船も全部沈めて、ヴァルキュリア紅は次の目標に飛んだよ。


 ◇


『ガーゴイル、北京にはいないんだね。討伐されちゃってるみたい』

「みぃー」『日本にいると、ガーゴイルのニュースが全然ないからわからにゃいの。でもガーゴイルがいにゃいのは、ちょうどいいの。北京ダンジョンに登録しておくの。いつでもこれるの』

『そうだね。たぶんまたこなくちゃいけないだろうし』


『中央書記処はここだね。ジョーちゃん、情報板を適当に飛ばしちゃって、偉そうな人をどんどん収納していくから』

「情報板を10枚飛ばすのー。行くのー。正面モニターに映したの」


 ジョーちゃんがかわいく右腕を振ると10枚の情報板が飛んで行ったよ。

 わたしは映像を見ながら偉そうな人をどんどん収納していったよ。


「みぃー」『全員収納しちゃってもいいの』

『全員収納しちゃったら、50年後に出した時に偉そうな人がまた偉そうにしちゃいそうだからね』



『党本部って広いねー』

「みぃー」『アドバイスさんのターゲットの国家主席と副主席と軍事委員がみんな揃っているの。首相までいるの。みんなやっちゃうの』

『ここは周りの人もたくさん収納しておいた方が良さそうだね』

「どんどん収納しちゃうのー」


 ◇


 わたしは収納した中国軍航空機の魔道エンジンや操縦席、空軍基地の管制装置を、空軍基地の近くの軍港の海に捨てているところだよ。


『空軍基地って、あちこちにたくさんあるんだね。調べてくれたアドバイスさんに、またお礼を言わないと』

「みぃー」『お礼を伝えておいたの。アドバイスさんは5秒で調べられたから気にするにゃって言ってるの』

『5秒はすごいねー』

「美紀ちゃん、もうおやつの時間なのー。おなかペコペコなのー」

『ひと休みして、おやつをたくさん食べようかー。でもジョーちゃんはお腹ペコペコにならなかったんじゃないかなー?』

「なんのことかわからないの。ひゅーひゅなのー」

『ジョーちゃん、口笛が吹けてないよ』

「またダメだったの。むずかしいのー」

『ピヨピヨなんてどう?』

「ピヨピヨはヒヨコなのー。口笛じゃないのー」

『バレてしまったようだね』

「練習して次は口笛を吹けるようになるのー」


 このあとも沿岸部の空軍基地を順番にまわって、東海艦隊の司令部と南海艦隊の司令部にも寄ってきたよ。内陸部の空軍基地はまた今度だね。


 ◇


 1月下旬の2つ目の私立大学の一般入試の日と土曜日を使って、北京や内陸部の空軍基地に行ってきたよ。中国軍が海警の船を使おうとしているというアドバイスさん情報がきたから、そっちも片づけてきた。これでひと区切りだね。あとは週イチくらいで北京や他のところの様子を見に行くくらいかな。

 私立大学の一般入試は、中期の方を申し込みしなおしたから、そっちもがんばらないとね。


「みぃー」『お店で焼肉を食べてみたいの。前世でも行ったことがにゃいの。この前テレビで焼肉店が映っていたの。ジュージュー焼いて、おいしそうだったの』

「わたしも焼き肉、行ってみたいのー」


 メグちゃんやジョーちゃんに、お疲れさま&ありがとうで、おいしいご飯を食べに行こうと言ったら、メグちゃんからお店の希望が出たよ。


『イーちゃんも焼き肉でいい?』

「わたしもいいのです?」

『もちろんだよ。イーちゃんたちのご飯データも作らないとね』

「わたしもいっしょに焼き肉に行きたいのです」

『焼き肉に決定だね。わたしも焼肉店に行ったことがないから楽しみだよ』

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