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第28話【残り90日:ドラマで勉強だ】

第28話【残り90日:ドラマで勉強だ】


2月5日


秘密基地に入る。

マサオは優雅に、リクライニングチェアーにもたれかかっていた。

グラスに白い花を飾って、ストローで炭酸を飲んでいる。


「マサオ、持ってきたよ」

「うむ、ご苦労」


ペタペタと、こちらへやってくる。

マサオから頼まれて、お勧めの映画やドラマを持ってきた。

ふと違和感に気づく。


「大画面のテレビ!? こんなの無かったよな?」

「早く見るぞ!」


ホームドラマを流す。

マサオが隣でうるさい。


映像を一時停止しては。

「こいつは何で泣いてるんだ?」、「なんで怒ってるんだ?」と、質問の嵐だった。


人間の感情を本気で知ろうとしていた。


見終わった後、案の定、僕は号泣していた。

マサオから怒涛の質問攻めにあうと思っていたが、なぜか僕をじっと見てそっぽを向いた。


他にも一緒に映画を見た。

マサオはずっと真剣だった。


夕方ごろ、疲れたのか炭酸をゴクゴク。

いつものように酔っぱらい始めた。


「俺は、床暖房のある部屋で眠りてぇんだよぉ!」

「ピヨォ―!(賛成)」


本日のデザートのマカロンを頬張る。

そして、むせるマサオ。


「ゲホゲホッ!」

「おいおい、大丈夫か」


僕はマサオの背中をさする。


「じい。あ、間違えた、子分1号。お前、ちょっと肩揉んでくれよ。ヒレじゃ届かねぇんだ、自分の肩に」

「ドラマ見てただけだろ」


――残り90日


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