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187 労いと今後

ここからエピローグに入ります。

大体3~4話くらいで終わろうと思います。


【人物設定・ひなた】

基本衣装は、召喚前の学校の制服ブレザー

茶色のセミロングで、胸はそこそこ。

寝間着はネグリジェが基本。

得意武器は剣で、魔法は苦手。


【人物設定・由奈】

黒髪ロングの眼鏡っ子。

戦闘はコンタクトをしているが、デートの際は眼鏡を掛けている。

基本服装はひなたと同じくブレザーの制服で冒険者活動をしている。

得意武器は槍で、魔法は作中では使わなかったが、そこそこ使える。

胸もそこそこ。

「みんな、よく戻ってきてくれた」


 中間基地でお疲れ様会を終えて、魔導馬車で時間を掛けてガイアブルクへ戻って来た俺達は、すぐにガイアブルクの城内へ通された。

 そこの大広間で、クリストフ国王が労いの言葉を俺達に掛けていた。

 なお、クリストフ国王の両隣には、ルーク王子やエリス王女もいる。

 二人も俺達が戻って来た事に安堵しているようだった。


「最後の最後でヤスカワがやってくれたみたいですが、こうして無事に戻ってきてくれた事を喜ばしく思ってます」


「今後は、煙の浄化が終わったらガルタイト地方の再開発を行うようだ」


 エリス王女は本来の口調ではなく、真面目な口調で俺達を労い、ルーク王子はガルタイトのその後のプランを話していた。


「しかし、君達は暫くの間、ゆっくりと過ごすといい。 ここまで戦い抜いて疲労も蓄積しているはずだ」


「あはは、そうですね」


 しかし、クリストフ国王は俺達に暫くの間、ゆっくりと過ごす事を命じた。

 安川やヘイトを取り込んだ合成魔獣(キメラ)との戦いまであんまり休んだ記憶がないんだよな。

 ひなたもそれを自覚しているのか、苦笑いをしていたようだ。


「あと、イリアゲート君から新たな情報が入ったが、君達が元の世界に戻れないと知った時はショックだったのかね?」


「あまりショックではなかったですね。 後輩達もそうですが、前の世界ではあまりいい思い出がなかったので」


「そうか……」


「まぁ、家族には二度と会えない。 それだけがショックでしたけどね」


 次は、お疲れ様会の後で聞いたイリアさんからの新たな情報。

 ガルタイトが俺達や後輩達を召喚する際に使った禁術の代償。

 それは、この世界に召喚された俺達は、二度と元の世界に戻れないと言う事実だった。

 だが、それを聞いても俺やひなた、由奈と胡桃は平然としていた。

 ただ、ひなたと由奈は、家族に会えないことに関してショックを受けたのだが、すぐに立ち直った。


「それに、戻れたにしても戻るつもりはなかったですし。 糞だった教師を始めとして何人かのクラスメイトを非常事態とはいえ殺しましたしね」


 そう。

 例え元の世界に帰れる場合でも、俺達は、ガルタイトの考えに洗脳されたクラスメイトや俺達を見下していた糞な教師を殺したと言う経験が、俺達を元の世界へ戻る事すら拒否しただろう。

 それだけ、俺達は血で汚れてしまったのだ。


「ゆっくり休んだ後はどうしますか?」


「冒険者活動を続けて行きますよ。 それと並行してこの王都の店でアルバイトでもしていこうかなと」


「私も」


「まぁ、お兄ちゃん達らしくていいけどね。 今じゃ冒険者活動一本化してもいい位だよ。 まだ、魔物が健在だし、採取依頼とかは結構重要だしね」


 エリス王女から俺達の今後を聞いて来たので、正直に答える。

 冒険者活動は続けていくが、念のためこの城下町に構えている店でのアルバイトもやっていけたらと。

 由奈もひなたも同様だったが、アイリスからは冒険者活動一本化でもいいんじゃないかと言ってきた。

 採取依頼は重要だし、まだ魔物も健在だからだという。


「もし、何かで困ったら遠慮なく相談してくれ。 力になるよ」


「ははは、その時はお願いしますね」


 ルーク王子もクリストフ国王も何かがあれば相談を受け付けてくれるそうだ。

 元の世界に戻れないと分かった以上、この国の国民として今後も生活をしていくのだから、困った事は抱え込まないようにしておきたい。

 その時は遠慮なく相談させてもらおうかな。


「今までの苦労に見合った報酬は、明後日にもアイリスの別荘に届けるよ。 あと、ガルタイト地方の再開発が始まったら報告するさ」


「とにかくお疲れ様でした。 今までの疲れを存分に癒してください」


「はい。 それでは……」


 クリストフ国王からは報酬が渡されることと、ガルタイトの再開発が始まったら報告だけはすると伝えられた。

 そして、エリス王女の再度の労いの言葉を聞いてから、俺達は部屋を出た。


 今は溜まった疲れを癒す。

 今後はそれから考えよう……。


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