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ソル・スヌーニグル  作者: Momoカントリー
1章
11/12

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地獄のようなあの訓練の後、私達は1度ホロウ駐屯地に行き仕事内容について話されていた。

「まず俺たちホロウとしては基本一日に3つの隊が出勤する決まりである、

第2は特殊だからそれ以外の6つの隊でローテーションしながら出勤することになるぞ!

そして出勤している隊の内2つは事件発生まで待機1つの隊は2,2,3人に分けて城内の見回りをしてもらうことになる、とりあえずわかったかな?」

私達はおじさんの説明を聞き理解したことを反応する。そしておじさんは続けて、

「明日は休暇とする!ただ明後日から出勤だからしっかり休むように!」

私達はおじさんの言動に大喜びする、とくに男子組。

話によると男子の方は結構きつい毎日だったらしい。副隊長に聞いたら、

「?我輩はしっかり手加減してましたからね、まあ男子たちのメニューに比べれば全然マシだと思いますよ」

なんて返してくる。あれより酷い訓練ってなんだろうね?ただ明日は暇だし何しよう?

「ねね、明日さお出かけしない?」

「んーいいわよ!ちょうど暇してたし」

「よし、決まりねじゃあ明日ね!」

そんなこんなで明日お出かけすることが決まった。

今まであまり友達とお出かけするということがなかったから少し楽しみかも。

――――――――――――――――――――――――――――

いつもより早めに目が覚めた。

思っていたよりも自分はこの日を楽しみにしていたらしい。

いつもと同じよう着替えをして外に行く準備をする。

一言”行ってきます”と言って外に出た。

少し暑さを感じながら目的地まで進む。

目的地に近づくにつれ町が活気づいていく。

目的地に着くころにはいつもの喧騒に包まれていた。

「やっほ、待った?」

レノンが待ち合わせ場所につき私に声をかける。

「いや、そんなにかな?で今日はどこに行くの?」

結局今日なにをするかは聞いていない。

「そうだなー、今日は商店街で屋台の方まわろ!」

屋台ね...なかなか行ったことないから気になるかも。

「わかった、じゃあ案内よろしくね!」

私はそう返してレノンについて行くことになった。

「そういえばキルってどんな食べ物が好きなの?」

道すがら話をしていると、そんなことを聞かれる。

「そうね、お肉は好きだよ!あと副隊長の料理はすごく美味しかった!」

「確かにあの料理は美味しかったよねー、けど女子にあそこまでボコボコにするかな?」

思い出して私達は苦笑いする。料理は上手いけどなんかズレてそうなんだよな、とくに力加減とか。

――――――――――――――――――――――――――――

「なぁめっちゃ美人じゃね?2人ともスペック高ぇ」

「確かに、逆にあんなに美人2人揃ってたら声かけずれぇよな」

私達が商店街を練り歩いているとそんな声が聞こえる。

私はそこまで外に出たことが無いし、そんなこと言われるような環境にいなかったし...すごく恥ずかしいかも...

でもどうやらレノンは誇らしげに歩いている。

「ほらキルもしっかり歩く!背筋も伸ばして、ね?せっかくいいスタイルなんだから背筋伸ばさないとね!」

ついヒャッと声が出てしまった。

「わかったわよ!しっかり歩くから!ねぇ朝食べていないから何か食べない?」

「そうね、ならおすすめのお店あるから着いてきて!」

レノンが私の手を引き、いい匂いのする屋台の集まりまで連れてくる。

「おじさん!串ステーキ4つ!塩とカレー2つづつね」

「おーレノンちゃんやん!久しぶりやな、しかも美人さんまで連れてきて!よし用意したるで!」

「レノンちゃんやん、うちの焼きそばも食べてきな!美人さん2人にサービスしたるからさ!」

「レノンちゃんうちも!」

何が起きてるの?レノンが来たらめっちゃ活気づいたんだけど?

「みんなありがと!じゃあ私達はこっちで待ってよ」

私はレノンに促されて屋台の中心にあるテーブルの上で待つ。

「はいこれ!串ステーキ6つな!塩とカレー、あとサービスでタレな」

さっきのおじさんから串の着いたお肉を受け取る。

最初串って聞いたから焼き鳥のようなイメージをしたけど、そこそこ大きめの長方形に切られたお肉が刺さっている。これ3つ?結構な量よね...

レノンが食べ物の代金を支払い、そして受け取るとここに並べる。

しばらくしたら机の上にいっぱいの食べ物が並んでいた。

焼きそばになんか茶色いご飯?とキノコと鶏肉の串、パンになんか色々挟んでいるサンドイッチと言うにはでかいパンの塊。

そしてパフェやアイス、クレープまで並んでる。

「どうゆうこと?なんでみんなレノンの知り合いなの?」

当然気になるので彼女に聞くと、

ももにみむもま(ここにいるのは)もももまんもみみまみ(お父さんの知り合い!)みみまもももまんも(みんなお父さんの)むむみままっめもも(融資があったから)んっ、ここに店を出してるのよ!」

「...1回食べよっか、アイスとかあるし」

――――――――――――――――――――――――――――

どうやらここの屋台や商店街の一部の店はレノンのお父さんの融資によって全て行われてるらしい。

なんでもレノンのお父さんは結構すごくて、この国の流通を担う財団のうちの1つなのだとか。

レノンはそこまでいい家の出身だったの?

私達はゴミを片付けて、商店街を抜ける。

「ここ私のお気に入りの場所なの」

そこには公園があった。大きい木とその下にベンチがある。私達はベンチに座ると、

「ここでいつも屋台のものを持ってきて食べてたの」

木の方を眺めながら、そんなことをつぶやく。

「そしてね、ここでいつも会ってた男の子がいてね、その子と一緒に話をしてたの」

でもといい、下を向きながらレノンは続ける。

「いつの日か来なくなっちゃったんだ、行方不明とか何も聞いていないから多分生きてはいると思う、

でも今はその子とは何も話せなくてね...初恋だったんだ...

だから私はホロウでも国内調査事務隊でも入って彼の事を探したかったんだ、

この国のこと色々見てまわるから...ここの木の下でまた話したかったな...」

私は考えるよりも先に、”きっと見つかるわ!”と声に出した。

思わず立ち上がり、レノンの肩をつかんで話を続ける。

「いつか必ず見つけて告白してやろうよ、そしてさ付き合って私の彼氏と一緒にダブルデートしよ!

その時は私が今日のレノンみたいに奢ってあげるからさ!」

レノンの顔は涙と笑顔を合わせたような顔になる。

「ふふっ、まだ私が付き合えるかわかってないのに、それにキルちゃんに彼氏できるかな?」

「うるさいわね!そんなこと言うなら夜ご飯奢って貰うわよ!」

私達は夜ご飯を食べて駐屯地まで帰った。

「明日は仕事かー、まあ明日!」

そう言って私は自分の部屋まで入り、お風呂とか色々を済ませてベッドに入る。

――――――――――――――――――――――――――――

「確認するぞ、相手は複数人そして人質がいるらしい、状況を判断した後人質の保護と犯人の無力化が目的だ」

どうやら事件が起きたようで、私達は装甲車に乗って目的を確認していた。

私達ホロウは王宮直属研究所ともパイプがあるため、普通使われる移動手段である乗り合い馬車とは異なり、熱を使った蒸気機関を詰んだ車両を用いている。

その他にもこの国には通信水晶と言う言葉を発信する水晶と受け取る水晶を組み合わせたものを情報の共有手段として使っている。

発信器自体はそこまでコスト自体高くないため国の全体に張り巡らされている。

そしてその通信は基本救援を求めるものが一般的で私達ホロウが管理しており、今回のようにホロウが対処することになっている。

「よし目的地だ、行くぞ!」

私達は目的地に着くと装備を整え出撃した。

アウフェル・ホロウ...白髪がかった黒髪、前髪の後退が気になる歳で、短くしてることでバレないようにしてるんだとか。

♢今後金・土・日のどこかで1本は更新します。さすがに2本は無理でした。すまん...ゴールデンウィーク中にいくつか書くんで...

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