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ソル・スヌーニグル  作者: Momoカントリー
1章
10/12

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体の痛みで私は目を覚ました。あの副隊長容赦ないわね...

「おはよう...きる...」

「うん...おはようれのん...」

あいさつの声を出すことが精一杯の状態。

レノンと私は壁に手を付け下を向きながら挨拶をする。

先日の訓練は初めての訓練なのに、”まずは耐久をあげましょう”とか言って2人相手にボコボコにしてくるって...

私達は思い出したくもないようなことを思い返しながらフラフラとした足取りでリビングまで歩く。

「おはようございます、キル殿レノン殿」

副隊長は料理をしながら挨拶をする。

美味しそうな匂いが広がる中、私達はボロボロな体に鞭をうち、椅子に座る。

「昨日はしっかり眠れましたか?」

副隊長はテーブルに料理を並べながらそんなことを言う。

「誰かさんが気絶しそうになるまでボコボコにしましたからね」

「本当にね...」

私達はゆっくりと朝食を口にする。

あんだけボコボコにしておいて、朝食だけは美味しいからそこまで強く悪態を付くことはしない。

いやそんな元気すら残っていない方が正しいかも。

「今日は昨日とは違って個別で訓練の方をしますよ」

副隊長の言葉に絶望しつつ、私達は今日も訓練に参加するのであった。

――――――――――――――――――――――――――――

「キル殿はもう少し相手の後方に入ってください」

私はレイデンを使って相手を無効化する練習をしていた。

相手の後方を取り、足払いと共に首を狙う。

言葉で理解はできる、けど私のレイデンで自分の向きは変えれないから後ろより横に移動すると怒られるし、後ろに出ると反応遅れちゃうし、もうどうすれば...

「キルちゃんこう横に向いておけば楽じゃない?」

レノンは水を飲みながらそんなことをつぶやく。

あっ、気づかなかった。確かに横向けば比較的早く振り向けるし、楽じゃん。

”ありがとうレノン”と言おうとしたとき。

「あなたはまだ余裕そうですね!」

そう言って副隊長はレノンの方に行く。

レノンは近接が苦手なのと、1番生存確率が高いから耐久をあげるために近接訓練をしている。

さっきまで休憩だったから教えてくれたのに...

「...ありがとう、本当にありがとうレノン。」

私は手を合わせてレノンに感謝する。おかげで休憩ができると。

しかしレノンの言葉通り横向いてやると結構楽ね。

「しかしキル殿それでは反対向きも練習することになりますよ?」

...まあ頑張るわ...

――――――――――――――――――――――――――――

あの後私はレイデンで疲れるまで訓練、レノンは近接訓練でボコボコに。

そして副隊長は今晩御飯を作っている。

食べる元気はないほど疲れている、のに食欲がわいてくる少し甘いようないい匂いがする。

「今日はカレーにしました、カレーに含まれているコリアンダーには食欲がわく効果に加えて消化を助ける役割も担っています、

よく食べてよく寝て明日に備えてくださいね」

「本当に美味しそうだし料理が私よりうまいなんてムカつく、ボコボコにしてくるのに」

レノンはそんな悪態を着きつつもカレーを口いっぱいになるまで頬張っている。

確かに料理は美味しいのよね。女子力の料理という面では勝てそうにないわね。

しばらくして私達は晩御飯を食べお風呂へ向かうこととなった。

「しかし温泉があるなんてここはすごいわね」

「まあ城外の山奥だし結構温泉は珍しくないはず...

まあ御伽話のように戦争を起こすような国なんてものが無いし、なんのための城と城壁なんだろうね?」

「昔は御伽話みたいに国が沢山あったんじゃない?よく昔の話を脚色されたものが御伽話とかになるって聞くし...」

私達は最初こそそんなことを話していたが、疲れからそのあとは静かに温泉を楽しんだ。

昨日も入ったから分かるけど、肌も綺麗になるし普通のお風呂よりもいいのは嬉しいわね。

しかしながら男組は普通に城内で訓練してるらしい。

ただここは避暑地としても機能している宿場町だからじゃんけんで勝った方がここに来ることになっていたらしい。

普通におじさんにじゃんけんに勝って大喜びしていた副隊長は少し面白かったかも、だってクールなおじさんがガッツポーズしてめっちゃ笑顔だったのよ。

男組には申し訳ないけど周辺設備の環境だけはこっちのほうが上だから感謝しないと。

私達は温泉から出て寝室まで移動する。

「はー今日も疲れたー」

私はそんなことを言いつつベッドに横たわる。

ギシッとベットがきしむ音が部屋に響く。

「明日も大変かなー?もうボコボコにされたくないけど...」

「まあ疲れたし寝ましょ、明日も早いし」

そうして私達は早く寝ることにした。

――――――――――――――――――――――――――――

あれから1週間がたち、訓練も終え城内に戻ることになった。

「しかしもう温泉を味わえないのですね...少し残念ですが、まあ仕方ないですね」

「んーまあ温泉入れないのは残念かもだけど、もう副隊長からボコボコにされないのならいいかも」

「それはそうね...あれ本当にきついから...」

ここまで来たら身体が普通に動くくらいには丈夫になったはいいけど、まだ少し身体が重い。

ここから山を下るのは大変だな...

城内までの距離はそこそこあるし、山下りもそこそこ体力を使うから大変だな。

「さあ山をおりますよ、降りたら仕事が始まりますからね」

ついに仕事が始まる。様々なことが起こるだろうけど私達やおじさん、副隊長だっている。

何があったって全部解決出来るはず。そう思いつつ私は山を下った。

――――――――――――――――――――――――――――

「副団長は女の子にもあれで戦うのか?俺らと戦った時みたいに」

「ソル殿、そもそも身体が丈夫そうなあなた達だからあそこまで本気でやったんです、さすがに女性に本気を出すほどでは無いですよ...」

「そうですよ......さすがにフィクサスさんは紳士ですし......」

「本当かな?僕も少し怪しいと思ってるけど、だって手加減の度合い間違ってそうだもん」

「そんなに強いのかッ?確かに俺よりは強いとは聞いていたけどそこまで漢だったのかッ!」

「確かにな、キルも今度本気でやりあったらどうだ?」

「そんなことしたら私の骨折れちゃうじゃん!それより続き!続き話すわよ...」

レノン・エミネア...背丈体格共にキルと同じくらい。銀髪ロングで赤眼、僕の癖part2 比較的明るいギャルみたいだけど頭はいい。

作者資料より

♢書いてたらこんな時間に...少し遅れてすまん(2時間)

明日(今日)はもう少し早く投稿する。(多分)

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