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087.「」


 ちなみにこれは、後で2人に聞いて知ったことだが。


「ごめんね、ギルダ。服汚しちゃって、ちゃんとクリーニングして返すから」


「そんな、とんでもありませんわ。あんなのアルメリアさんのせいではまったくございません。事故です。さすがに誰も悪くないとまで、寛容にはなれませんけれど……」


「でも……」


「本当に大丈夫です。先ほども申し上げたとおり、かかったお酒はすぐにライナルトさんが浄化してくださいましたし、濡れた服も近くにいた術師の方がふわっと乾かしてくれていましたから」


 そういう舞台裏だったらしい。

 要するにライナルトはルミナリスの浄化作用を、酒から真水へ転じるために使ったわけだ。


 彼も薄々こちらの素性については勘付いていたようだから、何が起きたかを察してとっさに動いてくれたのだろうが。


(だからって、そんなことのために……)


 大砲ですずめを撃つようなものに思える。

 なんかシュールだ。

 助かったけど。


「うーん、たぶん大丈夫じゃない? 匂いとかもしないし、シワにもなってなさそう」


「そお?」


 鼻をスンスンと鳴らしながら、スーランもそんなお墨付きをくれる。

 自分でもスンスンしてみるけど、確かに匂いとかは残ってなさそう。


「ですので、どうかお気になさらずに。後日、そのままお返しいただければ結構ですわ」


 そういうことで、お言葉に甘えさせてもらうことになった。

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