075.「」
その後、駆け付けた冒険者たちによりジルクリフは保護された。
「え……ちょ、ジルクリフさん!? どうしたんですか!? いったいここで何が……!?」
ボロボロのジルクリフを見つけ、冒険者たちも当惑した様子で駆け寄ったが。しかし当人の口からアルメリアについて語られることはない。
ただ森から奇妙な気配がして、確認に向かったら怪しげな岩窟を発見。
そこに"戦鎚のグランダム"が潜んでいたと、そのように口裏が合わせられる。
「それでグランダムは……! 倒したんですか……!?」
「……あぁ、倒した」
「……っ!」
満身創痍ながらジルクリフの言葉に、冒険者たちがこぞって顔を見合わせた。
「うおおお!」とか「やったぞー!」と興奮の勝鬨があがり、「本当にお疲れ様でした、ジルクリフさん! とにかくギルドに帰りましょう!」と背負われて。
そうして帰路に着くまでを、離れた木陰からアルメリアは見届けていた。
すぐにも情報はガレイア全体に共有され。
「みんな聞いてくれ、やったぞ! ジルクリフさんがついに……! ついに敵軍幹部、最後の一人――“戦鎚のグランダム”を討ち取ったんだああああっ!」
あれよあれよと号外が飛ぶ。
ギルドはたちまちジルクリフを迎える凱旋ムードへと包まれ、熱気と歓声に溢れるのだった。
アルメリアもいったんそのムードに加わり、やや気まずくもありながらギルダやスーランとハイタッチ等々交わしていたわけだが。
また短かくってごめんなさい。
なんでこんなところで切ってあるのか、、




