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魔法学校   作者: 壬生
11/17

FILE10

俺たちは、すぐに、ステージに向かった。


向かうと、対戦相手の人と先生がいた。


俺たちはすぐさま挨拶をする。


「どうも」「よろしくお願いします」


俺たちが挨拶をすると、相手2人と、先生も挨拶を返してきた。


「どうも」「よろしくお願いします」「よろしく」


俺たちが、挨拶をすると、先生が話しかける。


「君たちは、瀬戸君と黒木さんですね?」


「はい」「そうです」


俺たちは答える。


「わかりました。それでは、59試合目を始めます。そこを動かないでください」


指示の後に呪文が聞こえてくる。


「空間を管理するものよ、かのものたちを誘いたまえ!     複数転移」


俺たちの体が光、視界が変わる。


『それでは、59試合目の試合を開始します。ルールは、前回の試合と同じです。この試合の次は決勝ですので、勝者はそのままステージ上に残ります。それでは、はじめてください』


ビー!!


開始のブザーが鳴ると、相手が突っ込んできた。


相手は、2人とも俺に突っ込んでくる。


俺は、突っ込んでくる2人に、魔法を使った。


「氷の礫よ!」


俺は短縮魔法を使った。


[氷礫]が相手に飛んでいく。


飛んでいく[氷礫]は、相手にすぐによけられた。


それで相手の動きは止めれるとは思っていないので、すぐさま魔法を使う。


「柔らかな土よ!われの命に従い、相手の進行を止めよ!       柔土元!」


相手の足元が、いきなり、やわらかくなった。


[柔土元]を使ったためだ。


相手は、俺が作った[氷礫]に気を取られていたため、足元がおろそかになっていた、そのため、相手は、俺の魔法にかかった。


「な!」「え!きゃ!」


相手がバランスを崩したところに俺は突っ込む。


俺が突っ込んでいるときに慶は、呪文を唱えていた。


「強き風!熱き炎!合わさりて、われに従え!        風火炎!」


慶が放った魔法は、相手の後方、左右の逃げ道を封じた。そして、その炎は、徐々に2人に近づいていく。


「え!・・クソ!前しか開いてないな、仕方ない突っ込むぞ!」


「ええ、わかったわ! 熱き炎!かのものを燃やす尽くせ!    火炎!」


平野が俺に向かって魔法を放つ。


俺は突っ込むのを止まらないまま


「へぇ〜、だけど。 清らかな水!われを守りたまえ!     防水壁!」


俺が水の壁で防ぐと、平野は、驚いていた。


「うそ・・・・あれを防ぐなんて・・・」


俺は、突っ込んで、杉本の所までたどり着く。


たどり着くと、杉本は持っている武器で攻撃を仕掛けてくる。


縦にいっせんがはしる。


俺は、手に魔力を集めて、手をダイヤモンド並の硬さにして、片手で剣をつかんだ。


杉本が驚愕の表情をしている。


《うわー、そこまで驚くか・・》


俺は、つかんだ剣を自分の方に寄せて、根元のところに空いている手で手刀を落とす。すると剣は根元で折れた。俺は、手に持っている、剣をステージの端まで投げる。


杉本は、剣が折れたことにより、驚愕の表情をして、軽く放心している。


投げると同時に相手に、向かって、魔法を放つ。


「しびれる雷! 痺雷!」


俺が、放った魔法は杉本にあたり、杉本が倒れる。


それを見ていた、平野は、俺に向かって魔法を放つ。


「凍てつく氷!われの意思に従え!     従氷飛!」


相手の、魔法はまっすぐ俺に向かってくる。


平野は、俺が、相手に魔法を放つと同時に放っていたらしく、俺は、平野の魔法を食らってしまう。


「くっ!」


俺は、寸でところで、魔力を纏うことに成功して、相手の攻撃を半減した。しかし、体には、傷がつく。


相手は、すぐさま、魔法を俺に続けて撃ってくる。


俺は、魔法で応戦する。


「強き風よ!われを守りて、あたるものは、跳ね返せ!    反風壁!」


俺が、応戦してるときに、慶は、後ろで、俺たちを見ていた。


俺は、慶が動いてないのは、気にしないで、平野の相手をしていた。


「そろそろ、終わらしてもらおうか」


俺は、一言漏らすと、少し力を出す。


「強き風!相手を包みたまえ!        強包風!」


俺が唱えると、風が平野を包みこみ台風みたいになった。そしてそのまま平野を高く風で飛ばして、地面にたたきつける。



「え!・・・・え、ウソ!・・・・・きゃ!・・・・キャァァァァァ!」


平野は、地面にたたきつけられると意識を失う。


そして試合終了の合図がなった。


ビー!!


『59試合の試合は、1年瀬戸、2年黒木 ペアの勝利です。試合時間は、16分46秒です。なお今回は、ステージ外に出るのは、敗者だけです』


そんな、放送がなると、杉本と平野が光、次の瞬間消えた。

どうやら治療を施されるから、医療班の近くに運ばれたみたいだ。


俺たちは、そのままステージ上に残っていた。すると放送が入った。


『しばらくお待ちください。後ほどそちらに準決勝の対戦相手が到着します。それまでお待ちください』


俺は、放送を聞いて、慶に話しかけた。


「慶!少し待たないとだめみたいだな。どうする?」


「そうみたいね。どうするって何が?」


「いや、待つって言っても、どのくらいなんだろうって思ってさ、それでその間どうしようかってこと」


「そういう意味ね、ならこのまま喋っておきましょう」


「まぁ、いいが」


「ところで」


慶が話を切り出した。


「なんだ?」


「悩みはすっきりしたのよね?」


「ああ」


「じゃあ、力は、そこまで隠さないてことよね?」


「ああ」


「そう、それならいいわ、悩みがあったらいつでも相談してね。私はお礼として頼みごとを頼むからね」


「何だよそれ。ギブアンドテイクかよ」


「そうよ。フフフ」


慶はそういって、笑った。


俺はそんな慶を見て照れた。


《や、やばい。顔真っ赤になってないかな・・・・》


俺が、慶から目を背けると、慶が尋ねる。


「どうかしたの?」


俺は慶に話しかけれて少し驚きながらも答える。


「い、いや、なんでもない、なんでもないよ」


俺が少しあわてた風に返答すると、慶は少し怪訝な顔をしたがすぐに、普通に戻り、どうやら気にしないことにしたみたいだ。

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