FILE11
俺が少しあわてた風に返答すると、慶は少し怪訝な顔をしたがすぐに、普通に戻り、どうやら気にしないことにしたみたいだ。
そして、そのまま話を続けていると、放送が入った。
『お待たせしました。今対戦相手がステージの外にいます』
そんな放送が入ると、俺の前方が光りだし、人が現れた。
また放送がはいる。
『それでは、準決勝、1年瀬戸、2年黒木 VS 2年木村、3年能登の試合をはじめます。ルールは同じです。それでは、はじめてください』
ビー!!
試合開始のブザーがなった。
慶が、呪文を唱える。
俺は、慶を守るように慶の前に立ち相手に向かって構える。
「強き風よ!目標を切り裂け! 強風切!」
慶が魔法を放つ。
相手の2人はそれを的確に対処している。
「風よ!われを包め! 包風!」
木村は、風で体を包み込み緩和して防いでいる。そして刀の先を下に向けてそのまま突っ込んでくる。風をまとっているため、かなりのスピードが出ている。
「固き土よ!われを包め! 鎧包土!」
能登は、土で体を包み込んだ、まるで土の鎧だ。能登は、土の鎧によって風を防いでいる。
能登はそのまま、動かないで呪文を唱えだした。
「痺れる雷よ!われの意思に従いたまえ! 球雷石!」
雷の玉を自分の周りに出した。その数は、ドンドン増えていく。
「いけっ!」
そして、増え続ける、球雷石をいくつか俺たちの方に飛ばしてきた。
そして飛ばしたいくつかは、木村に向かっている。
木村は刀を向かってくる球雷石に向けた。
木村が刀を向ける球雷石が刀に吸い込まれて、消えた。
そして、刀が放電していた。実は、刀に追加の雷をつけたのだ。
木村は、そのまま突っ込んできて、刀を振った。
「はっ!!」
木村が刀を振ると、刀から雷の刃見たいなのが飛び出した。
木村の刀から飛び出た、雷刃は俺たちに向かって飛んでくる。その後ろに能登が飛ばした球雷石があった。
俺は、関心しながら、防御魔法を唱える。
「厚き土の壁! 厚土壁!」
唱えると、俺の前に土の壁が出てきた。
土の壁に木村と能登の攻撃があたった。
爆発とともに土煙が立った。
しばらくして土煙が晴れる。
俺が出した土壁は少し削れた状態で残っていた。
「なんだとっ!」「え!そんな・・・・」
木村と能登は、驚愕の表情だ。
「あぶねー、少し魔力を練るの雑にしたからな、まぁよかったよ、防げて」
俺はのんきにそう言う。すると後ろから、叱責を受けた。
「こら!そんな暢気に言わないの!真剣にしなさい!相手に失礼でしょ!」
慶が相手に失礼だと俺に怒ったのだ。
俺は慶に怒られて、怖くなってすぐに誤った。
「す、すいません!!」
「じゃあこれから真剣にやるのよ!」
「は、はい!」
俺が返事をすると満足そうにうなずく。
「それじゃ、続きをやりましょうか」
慶がそういうと、呪文を唱えた。
「凍てつく氷! 凍氷球!」
慶が呪文を唱える、相手の上空から、氷が降ってきた。
「上空かよっ!」「うそ・・・きゃ!」
大きな音を立てかなりの氷が降ってくる。
その数は1,2,3・・・・・と増えていく。
数十万か数億くらい降った。氷がやむと、そこには少し疲れた表情をした2人が片膝をついた状態で上空に向かって、手をかざしていた。
「はぁはぁはぁ・・・・」「はぁはぁはぁ・・・・」
2人は完全に疲れていたが、まだ負けたとは思ってないみたいだ。
「よし!残りは、俺に任せて!」
俺は慶に確認を取った。
「わかったわ、それじゃお願いね」
「はい!」
俺は慶から了解をもらうと、相手に向かって呪文を唱える。
「聖なる光!われの創造に形してわれに従え!」
「な!1人で俺たち2人を相手にするだと!!ふざけるのもたいがいにしろ!!!」
木村はハンデを与えられたと思ったらしく、激怒する。
そして突っ込んできた。
「これで終わりっと 聖光竜!」
俺が呪文を唱え終わると、手に光が集まり、それが形を作っていく。
それは、体長20メートル級の竜となり、相手に向かっていく。
「くそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
木村は、光の竜に刀を振り下ろす。
光の竜は、真っ二つになった。しかし、それは、竜が2匹になっただけに過ぎなかった。
「な!くそ!まだだ!まだ負けていない!」
木村は、また竜に刀を振り下ろそうとするが、もう1匹の竜に後ろをつかれて後ろから攻撃を受けて、吹っ飛ばされる。
そのまま、勢いにより木村は気を失った。
光の竜2匹はそのまま、能登に向かっていく。
能登は、後退りながら、魔法で対処していたが、まったく効いていなかった。
能登はそれをみて、ついにとまった。そしてつぶやいた。
「降参するわ」
そしてそれが合図に光の竜が形を崩していく。
ビー!!




