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わん吉の旅 その1

閑話です。小話みたいな感じです。たまに作ります。

「ウチ、わん吉!!別名、浪速のわん吉や」

元気に話す。


「ウチ、柴犬やけど、なんや、突然変異ちゅーんかな?なぜかは知らへんけど話せるようなってしもての~。まあ声の通り、エセ関西弁でやらしてもろてます。皆の衆、よろしゅう頼んみます」


「で今思ったんやけど、ここどこやー。どこかの街やと思うんけど」

周りを見渡す。


「人が多いのぉ。浪速で育ったウチやけどこんなところ見たことねぇーへんで」


歩く。が数歩、歩いて色々な人が見ているので気になって足を止める。


「いやー。人気モンはつらいわ~」



「なんだこのモンスター。見たことあるか?」

人が話している。


「いやないな。なんだろうな。敵意はなさそうだけど」

ごちゃごちゃ話しているが異世界語なので何話しているかわかっていない。


「なんや。さっきから何話しとるんや。って日本語じゃないやん。日本じゃないやと…」


・・・・翻訳スキルを取得しました。


「うわ!なんやねん。なんか声したんやけど。てか翻訳スキルやと?翻訳やったら、こん人の話していることわかったりするんか?ラッキーや。なんて話しているんやろ?聞いてみるか」



「なんだろうね。このモンスターは。一応、倒しておく?」


「!!ウチ、モンスターやない!ウチはかわいい、かわいい、ワンちゃんやで。倒すのは考え直せや」


人目線「ワン!ワンワン!ワン!」


「このモンスター。ワンワン吠えているぞ。敵意があると見た」

襲おうとするが、誰かの声がする。



「待って!!倒さないで」

ピンクの髪の姉ちゃんやった。


「その子はモンスターじゃないです!!」


「なんでなんですか?」

その声に気付いた人がそう言う。


「確かに吠えていますが、精霊がモンスターではないと言っています」


「精霊が!?ならモンスターじゃないのか。精霊が言うならそうだよな」


「そうだよー」

と声が続く。



「よいしょ」

その子はウチを抱っこして持ち上げる。


「助けてくれておおきに。君は女神やわ」


人目線「ワン!ワン!ワーン!」


「かわいいねー。よしよし…」

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