030 それ行け、ぷーとマン!(ハローワーク編)
※今回は怖くて悲しいお話です。きっと泣きます。
心臓に悪い方、
人の不幸で思わず笑ってしまう方は――
絶対に読まないでください。
……って書くと、
だいたい読むよね?
――◇――
これは、ずいぶん昔にブログに書いた話。
なんで今これを引っ張り出したかというと――
2023年に、
カクヨム登録当初からの知り合いのエッセイで、
本日「ニートになりました」っていうのを読んだから。
(しかも本人、「これ面白くないです!」って書いてあるw)
……いやいや。
こっちは――
“ガチのやつ”いくぞ。
――◇――
会社で好き勝手やってたレイジくん。
ある日、
部下が2000人いる本部長に逆らって――
見事に、吹っ飛びました。
(※物理ではなく、社会的に。しかもリセットボタンなし)
――◇――
そんで。
家族にもなんも説明せず、
先月末で、
ちゃんと会社を辞めてきたレイジくん。
まずは役所へ。
・保険の切り替え
・年金の手続き
――この時点で、すでに現実のパンチが重い。
(あれ、俺……ほんとに無職なんだな)
――◇――
そして、会社から離職票が届く。
「よし、来週ハローワーク行くか」
……と思っていた、そのタイミングで。
技術職のPMのレイジくんと、
一緒に客先を回っていた営業の女の子からメール。
「今月で辞めたので、飲みに連れてってください!」
……おい。
こっちは、
ハローワークの“ぷーとマン”デビュー目前なんだが?
――◇――
ニート二人で飲みに行って話を聞くと。
・次の仕事、もう決まってる
・外資系営業
・現在、英語ガチ勉強中
・年収アップ確定コース
……。
(なんだこの、人生の格差社会)
一方その頃、レイジくん。
・次、未定
・計画、ゼロ
・とりあえず息してる
……うん。
見事なまでの、ノープラン。
――◇――
だが、人間追い込まれると知恵が出る。
金のない場合の正解は、ひとつ。
『今までお世話した連中に、呑みタカって回る』
(※ただのクズ)
――◇――
そんなこんなで、
ちょっと出遅れつつも――
かっちょいい、にーとマンのレイジくん。
ついに、ハローワークへ。
――◇――
ここで初めて知る、社会のルール。
ハローワークに行った日から、
「7日間、仕事してませんよね?」という
“確認期間”を待って、
ようやく――
『アナタは完全に失業しています!』
というありがたい認定が下りるらしい。
……なにそれ。
さらに。
自己都合退職の場合。
そこから、3ヵ月。
――待つ。
……。
(なにそれ、2回目)
――◇――
つまり。
会社を辞めたのは6月末。
ハローワークに行ったのが7月末。
認定は、8月後半。
そして――
支給開始は、11月。
……。
(え、今じゃないの?)
――いまでしょ!!
窓口のおばちゃんに、
そんなん言ってる場合じゃない。
――◇――
ここでようやくアホな頭が理解する。
無職になっても、すぐには助からない。
しかも、家には――
妻と子ども2人。
(しかも普通にメシ食う)
……。
(これ、わりと詰んでね?)
……
(いや、わりとじゃなくて、ちゃんと詰んでるやつだ)
――◇――
でも、不思議なもので。
好き勝手やってきた人間は、
ちょっと壊れてる。
「まあ……なんとかなるんじゃね」
根拠はない。
でも言える。
「たぶんそれが一番ダメなやつじゃん」
これは根拠あり!
――◇――
【今日の教訓】
・会社を辞めたら、まず最速でハローワークに行け
・社会は優しいが、即効性はない
・“なんとかなる”は、
だいたい「なんともならない直前」に出る言葉
・そして――無職でも、なぜか飲みの予定だけは増える
次から電車代も出してもらうかなぁ~w
――◇――
さて。
明日は何をしようか。
とりあえず――
あいつに、飯でも奢らせるか。( ◜︎◡︎◝︎ )
(最低)
【了】




