031 GWは動かない派、そして粉に敗北した日
世の中はGWに入りました。
昔は、毎年どこかに出かけてました。
でもね。
・宿は高い
・帰りは地獄の渋滞
・3時間の距離が、なぜか10時間
家に着いたのは――深夜2時。
……もうね。
旅行じゃない。
修行に。
苦行に。
――だっふんだ!!
ということで、
それ以来、悟りました。
GWは――
もはや、国民的娯楽。
家でテレビ見ながら、渋滞ニュースを眺めて、
「よしよし」とニンマリするのが正解。
そして、少し時期をズラして旅行。
これが、成熟した大人の勝ちパターン。
――◇――
……のはずだったんだけど。
昨日、事件が起きた。
風呂場のテレビが――
突然、死亡。
(チーン)
(※リモコンだけ元気)
我が家、ちょうど築10年。
外壁やら、
ガスコンロやら――
財布も、同時に死亡。
(Wチーン)
……ということで。
風呂テレビ、しばらく放置決定。
(南無)
リモコンの電池、そっと抜いておこう。
――◇――
昼飯を食べて。
いつもの定位置へ。
自室のでかいテーブルをPCデスクにして、
42インチのテレビをモニター代わりに執筆。
1文字が、小指の爪くらいあるw
そして週末は――
キーボードをどけて、
つまみ+ワイン+アマプラ映画。
完璧なテレビの両刀使い。
……のはずだった。
――座った瞬間。
足元に、干からびたポテト。
(昨日のケンタ)
「うわ、やべ」
これはもう、掃除フラグ。
――◇――
今日は晴天。
今は昼。
窓全開。
いつもより入念に。
最強モードでダイソンスタート。
もう、象でも絨毯でも吸い込みそう。
ブォォォォォォ……!
――完了。
「おお、綺麗になったやん!」
この達成感。
人類が掃除をやめられない理由。
――◇――
そして。
PCを起動しながら、
サッポロポテトを一つ。
……ポロッ。
(あ)
床へダイブ。
椅子を引いて、拾おうとした瞬間――
ガリッ!!
ローラー、直撃。
サッポロポテト、
粉砕。
(やべぇ……)
完全に、粉。
砂。
もはや、家の中に鳥取砂丘。
(風が吹いたら終わるやつ)
――◇――
「よし、ダイソン」
壁から、手に取る。
スイッチON。
……。
無反応。
(完全に“さっきまで命がけで働いてたやつ”の顔してる)
まだ、充電したばっかりだった。
(おいおいおいおい)
床には、粉。
俺の心も、粉。
――どうすんのよ、これ。
――◇――
そのとき。
下からカミさんの声。
「ちょっと下りて来てー!」
なんだよ今それどころじゃ――
粉を避けて、
下へ行く。
――◇――
なんと。
近所の人から、おすそ分け。
潮干狩りで採れた――
でかいハマグリ。
山ほど。
(勝ったな)
冷凍庫にも、山ほど。
(完全勝利)
――◇――
最近、はしかも流行ってるし。
出かけるなら屋外だよな。
……とか言いながら。
結局、焼き上がるのをじっと待っている俺。
カミさんが、
バター醤油でオーブン焼き。
――実食。
デカい。
うまい。
正義。
間違いなく、正義。
「これ、昆布醤油も合いそうじゃね?」
などと、上から目線でアドバイス。
(※何もしてない人)
――◇――
満足して、部屋へ戻る。
椅子に座る。
――違和感。
一瞬、止まる。
足の裏。
ざらっ。
……。
(あ)
さっきの粉。
踏んでる。
完全に。
足の裏に。
……。
(やっちまった)
歩けない。
いや、歩いたら終わる。
――◇――
【今日の教訓】
・GWは動かないのが勝ち……だが家でも普通に事故る
・掃除後に何かを落とす確率は100%
・ダイソンは、使いたい時に限って寝ている
・ハマグリは、すべての問題を一瞬忘れさせる
・そして――行くときは避けられても、戻った時は必ず踏む
・人生もだいたいそれ
――◇――
さて。
充電もできたし、
とりあえず――
片足ピョンピョンで、
もう一回、掃除機かけるか。
(さっきやったばっかやん(涙))
【了】




