日常が崩壊する音
今日も朝早く起きて、朝のランニングをして。
いつもの通り山に向かうと、其処には先客がいた。
暗くて相手がどんな人かは分からないけど、何か剣道とかでもしているのだろう、まるで隙がない。
やがて日が昇り辺りがだんだん明るく照らされて、その人の容姿が明らかに成ってきた。
一言で言えば、物凄い美人な女の人だ、身長は175かな、年は恐らく俺と同じ年位かな、髪は黒髪で艶やかだ腰位まで伸ばしている、ラフな服を着ているが、スタイル抜群だ。
でも、俺が驚いたのはその姿だ、
その姿は知っている……いや見慣れている!
するとその女子はこちらに気が付いてこちらを見た。
顔を見た瞬間、俺の中にある様々な感情が爆発しかけた。
何とかその感情を抑える事で精一杯だ
あいつは、政宗なのか?
いやそんなはずはない!
そんな感情が入り乱れる。
しかし、向こうはその事に気づいていないらしく声を掛けてきた。
「おはよう、あなたも朝日を見に来たの?」
その声音を聞いてますます俺の感情が狂わせる
それでも何とか感情を抑え込んで返事を返した。
「あ、ああ」
そう返すのが背一杯だ、
その女子は「そう」と言って視線を再び朝日に戻した。
俺はさっさとこの場から立ち去ろうとすると
「ねぇ、待って」
呼び止められた
俺は早くその声音から逃れたいが、無視する訳にも逝かない。
俺は歩みを止めた
「何ですか?」
そう聞いてみると
「夕方に、また来てくれない?」
そんな事を言われた、
何でそんな事を言われたのか分からないが、行く価値が有ると思い、
「分かった。」
そう言い、マンションへ帰った。
マンションに着いてから、机の上の眼帯を手に取った
あいつは何者だ?
なぜ、政宗と同じ姿、同じ顔をしているのか?
いくら考えても分からない。
だったら夕方に確めるしかない
そう意気込み、眼帯を握り締めた。




