表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一番近くて、一番遠いーネット越しの恋を、君とー  作者: りなる あい
第九章:重なる鼓動、月明かりの誓い

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
113/144

9-9. いざ会うと想いが溢れて止まらなかった(景虎)

本日は21時にも投稿します。

同じ場面の(*未依沙視点)です!

(*景虎視点)


「かげちゃん!」


家のチャイムを押すと、

未依沙がドアから勢いよく出てきて、

正直俺はとっても驚いた。

まるで、会いたくて待っててくれたみたいじゃん。


未依沙の嬉しそうな笑顔が、

俺の胸をぎゅっと掴んで離さない。


「未依沙、夜遅くにごめん。少し、外に出られる?」


夜遅くに、女の子の家の中で

二人きりになるのは絶対に避けたかった。

……正直、下心がまったくないと言えば嘘になる。

だからこそ、ちゃんと想いを伝える前に、

未依沙に一瞬でも警戒されるような真似は

したくなかった。


少し不思議そうな顔をしているが、

外へ行く準備をしてくれた。


「近くに公園か、座れるところある?」


こんなことくらいしか思いつかなかった。


「あるよ!いいところ。」



✳︎



向かったのは河川敷だった。

近くにこんなところ、あったんだ…

数駅しか離れていないのに、

こんな場所、全然知らなかったな。


俺たちは河川敷のベンチに腰を下ろした。

冷たい座面に手を着いて、

俺は一度目を瞑って耳を澄ませた。

夜風を吸い込むと、

まるで季節の味がするようだ。

目を開けると、いつもの景色のはずなのに、

全てがとても鮮明に見えるようだった。


月明かりが水面に反射してキラキラしていて、

虫の声が聞こえてくる。

まるで、世界に

俺たちしかいないかのような気分になる。

ふと視線を感じて横を見ると、

未依沙が嬉しそうに俺を見ていた。


あぁ、幸せだな。

俺は、これを望んでたんだ。


愛しい想いが溢れて、

ふと未依沙を抱きしめたい衝動に駆られた。

いや、まずは想いを伝えてからだ。


俺は深呼吸をして、体の正面を未依沙に向けた。


「未依沙…」


俺の声は緊張で、少しかすれていた。

でも、不思議なことに、とても落ち着いていた。


自分の中で決まったからかもしれない。

緊張はしてるけれど、不安はなかった。

俺は未依沙に隣で笑っていてほしい。


喉の渇きを潤そうと、一度喉を鳴らした。


未依沙への愛しさが限界まで高まって、

気付けば俺は手をぐっと握りしめていた。

未依沙を見つめ、次の言葉を紡いだ。



21時にお会いしましょう!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ