第九十八話 二人が暮らす場所
ネイラとルヴァナが二人そろって谷底へ来た翌日、シズクは朝食の後で二人を廊下へ連れ出した。
「今日は、館とその周りをご案内します」
「やった!」
ルヴァナが真っ先に腕を上げる。
ネイラも頷いた。
「お願いします。昨日は接続確認が中心でしたから、まだ配置を把握できていません」
「お前は配置を把握したら、次に壁の中を調べそうだな」
クロエが後ろから言った。
ネイラは振り返る。
「見ただけで分かる部分は見ます」
「壁を開けるなよ」
「開けません」
「床も」
「開けません」
「天井も」
「……必要がなければ」
クロエが目を細めた。
リーゼが隣で笑う。
「最後に余計な条件を付けるところまで、完全に貴様の娘だな」
「うるさい」
一方、ルヴァナはすでに廊下の先を見ていた。
「ねえ、外から行かない?」
アスラが即座に言う。
「館からだ」
「何で?」
「生活する場所を先に覚えろ」
「外の方が面白そうじゃん」
「だから先に館だ」
ルヴァナが不満そうに口を尖らせる。
シズクは笑った。
「外も後でご案内します」
「じゃ、いいや」
「単純だな」
リーゼが呟いた。
最初は娘二人の部屋だった。
正確には、最初から娘二人のために新築した部屋ではない。
聖者仕様の巨大な館に余っていた大部屋を、二人のアバター用に割り当て直したものだ。
左右にはクロエの電装工作室と、アスラの魔術工房。
娘二人の部屋は、その間にある。
電気と魔力、どちらからも接続しやすい位置だった。
ネイラが扉を見上げる。
「改めて見ると大きいですね」
シズクも見上げた。
「私が初めて目を覚ました部屋も、このくらいでした」
「シズクさんの国でも?」
「いいえ」
シズクは首を振る。
「私が小さくなったのかと思いました。鴨居には手が届きませんし、畳も私の知っているものより大きく、天井の梁など神社の大きな建物に使う柱より太かったので」
ルヴァナが笑う。
「全部、聖者サイズ?」
「そういうことだ」
後ろからエヴァが言った。
ノア本人は、少し距離を取って廊下の向こうにいる。
館の中に女性が増えてからも、必要以上に長く同じ閉鎖空間へ留まらない習慣は変わっていない。
ネイラは大きな寝台を見る。
「これも?」
ノアが答える。
「僕が作ったから」
ルヴァナが寝台へ飛び乗ろうとして、三人に止められた。
「跳ぶな」
「跳ぶなよ」
「接続中です」
クロエ、アスラ、ネイラ。
「まだ何もしてない!」
「顔がした」
「顔がしたな」
「していました」
ルヴァナは三人を見回した。
「家族多いと止める奴も多いんだけど」
リーゼが笑う。
「諦めろ」
部屋の次は、クロエの工作室だった。
扉を開けた瞬間。
ネイラの足が止まる。
棚。
工具。
金属片。
分解した漂着物。
水力発電設備の試作部品。
電線。
絶縁材。
加工途中の小さな部品。
谷底の材料とクロエのサイバー技術が、かなり強引に混ざっている。
「……入っていいですか?」
クロエが娘を見る。
「見るだけだ」
「分かっています」
ネイラは手を後ろで組んで入った。
リーゼがそれを見る。
「そこまでしないと触るのか」
「念のためです」
ネイラは棚へ近づく。
「この軸は水車用?」
「試作品だ」
「この金属片は?」
「漂着物から取った」
「材質は?」
「まだ分類途中」
「この箱は?」
「開けるな」
ネイラの手が止まった。
「聞いただけです」
「手が伸びていた」
ルヴァナはその横を素通りした。
三十秒もしないうちに扉の外へ出る。
「次!」
ネイラが振り返る。
「もう?」
「機械ばっかじゃん」
「それがいいんでしょう」
「姉ちゃんにはね」
次はアスラの魔術工房。
床には大きな魔法陣を展開できる空間が取られている。
壁際には魔力を扱う器具。
外へ直接出られる大きな出入口。
事故が起きた時、館の中へ影響を広げにくい配置だ。
今度はルヴァナの目が少し輝いた。
「こっちは広い」
アスラが腕を組む。
「大きな術式を展開するからな」
「ここで何してるの?」
「今は、お前たちの接続系の調整が多い」
ルヴァナが床へしゃがむ。
「この線、触っていい?」
「駄目だ」
「じゃあ踏んでいい?」
「駄目だ」
「飛び越えるのは?」
「何故、わざわざ危険なことを選ぶ」
クロエが笑った。
「完全に貴様の娘だな」
アスラが振り返る。
「ルヴァナはお前の娘でもあるぞ」
「分かっている」
その返事だけは早かった。
そこから廊下を進む。
リーゼの部屋。
シズクの部屋。
ティセラの研究室。
試料保管場所。
武器庫。
エヴァの衣装室。
エヴァの衣装室の扉を開けた時だけ、娘二人とも止まった。
「……多くない?」
ルヴァナが言う。
衣装。
下着。
仮装用の服。
古い服。
サイズが合わなくなったもの。
まだ着られるもの。
一部は分類済み。
一部は分類途中。
エヴァが胸を張る。
「多いぞ」
リーゼが言う。
「誇るな」
ネイラが一着を見る。
「これ、かなり大きいですね」
エヴァが受け取って胸へ当てた。
それでも足りない。
「前は着られたんだけどな」
ルヴァナがエヴァを見る。
昨日聞いたばかりの話を思い出したらしい。
「まだ大きくなるんだっけ?」
「たぶんな」
「マジでいいな」
リーゼがすぐ止める。
「羨ましがるな!」
そのまま武器庫へ移る。
剣。
斧。
槍。
漂着した武器。
エヴァが拾ったもの。
そして、リーゼの拳銃と弾薬は、個人管理の区画へ分けられていた。
ルヴァナが拳銃を見る。
「これ、古い銃?」
リーゼが反応する。
「古いと言うな!」
クロエが言う。
「古典的ではある」
「貴様も言うな!」
ネイラは銃より棚の分類札を見ている。
「持ち主と用途が分かれている」
リーゼは少し得意そうになる。
「当然だ」
「前は?」
一瞬。
全員が黙った。
エヴァが答える。
「俺の部屋から大尉の銃が出てきた」
「言うな!」
「しかも大尉本人も忘れてた」
「そこまで言うな!」
娘二人がリーゼを見る。
リーゼは顔を赤くした。
「だから整理したのだ!」
シズクが穏やかに補足する。
「今は、誰のものか分かるようになっています」
「最初からそう言ってくれ!」
館の中を一回りしたところで、外へ出た。
最初に案内したのは、屋根付きの共同食事場所だった。
壁はほとんどない。
大きな屋根。
風が通る。
聖者仕様の高い天井。
広い卓。
人間側には使いやすい高さの椅子や足台もある。
ルヴァナが聞く。
「何で食堂だけこんなに開いてんの?」
シズクがノアを見る。
「聖者も一緒に食事をするためです」
ネイラがすぐ理解する。
「閉鎖空間にフェロモン様物質を滞留させない?」
ノアが頷く。
「そう」
ルヴァナ。
「じゃあ外で食えば?」
エヴァが笑う。
「前はそうしてた」
シズクが続ける。
「ですが、それですと聖者だけいつも外ですので」
ネイラが屋根と柱を見る。
「完全に隔離するのではなく、環境側を変えたんですね」
リーゼが少し得意そうになる。
「そういうことだ」
ノアが言う。
「これ、かなり気に入ってる」
ルヴァナは卓を叩く。
「ここで九人で食っても余裕だったもんね」
「まだ増えても平気だぞ」
エヴァが言う。
リーゼが嫌そうな顔をした。
「増える前提で言うな」
その横を抜けると、大きな屋根付きの物干し場。
シーツ。
毛布。
衣類。
防護服。
エヴァの大きな衣装。
風に揺れている。
ルヴァナが見上げる。
「でっか」
シズクが説明する。
「聖者の寝台用のシーツは大きいですし、今は洗濯物が出る場所も増えましたので」
ネイラが滑車式の物干し竿を見る。
「これ、下で掛けて上げる?」
「はい」
「合理的ですね」
リーゼの顔がまた明るくなる。
「そうだろう!」
クロエが言う。
「大尉、娘が設備を褒めるたび喜ぶな」
「良い設備を理解する者は歓迎する!」
次は洗濯物集積所。
用途別の籠。
寝具。
普通の衣類。
補修待ち。
別洗浄。
文字だけではなく絵も付いている。
ネイラが札を見る。
「文字体系が違うから?」
シズクが頷く。
「私はリーゼの文字を読めませんので」
ルヴァナが絵だけ見て理解する。
「これ寝具。これ服。これは針だから直すやつ?」
「はい」
「分かりやす」
リーゼが胸を張った。
「共同設備は誰でも使えなければ意味がない!」
エヴァが言う。
「大尉、洗濯物で産業軍人みたいになるよな」
「何だその分類は!」
さらに川沿いへ。
洗濯設備バルトリ。
大きな木製槽の中で、水が強い渦を作っている。
ルヴァナが真っ先に覗き込む。
「何これ!」
「洗濯機です」
シズクが答えた。
「電気使ってないじゃん」
リーゼが遠い目をした。
「そこだ」
ネイラが水流を見る。
「水力だけ?」
ノアが頷く。
「うん」
「これが先にあって、水車発電が後?」
「そう」
ネイラがリーゼを見る。
リーゼは顔を覆った。
「言うな」
「まだ何も」
「その疑問は小官も抱いた!」
ルヴァナが笑う。
「洗濯では水使ってたのに、発電には使ってなかったんだ」
「気づくのが遅かったのだ!」
「誰が?」
「全員だ!」
水路は上流から用途が分かれている。
飲料。
調理。
その下流に洗濯。
さらに離れた場所に便所と肥溜め。
シズクは特に念入りに説明した。
「上の水を汚してはいけません」
ネイラが頷く。
「飲み水側へ戻さない」
「はい」
ルヴァナ。
「間違えたら?」
シズク。
「怒ります」
ルヴァナが少し驚いた。
普段柔らかいシズクが即答したからだ。
「分かった」
クロエが小さく笑う。
「シズクには素直だな」
「怒るって言ったし」
生け簀では普通の魚が泳いでいる。
ルヴァナがしゃがみ込む。
「これは普通サイズだ」
リーゼが言う。
「普通サイズを喜ぶな」
「だって聞いてた話、何でもでかいし」
エヴァが川の上流を見た。
「でかい魚は別にいるぞ」
ルヴァナが立ち上がる。
「見たい!」
母親二人。
「駄目だ」
「まだ駄目だ」
「即答じゃん!」
ネイラが生け簀の水路を見る。
「川から直接引いているんですね」
ノアが答える。
「必要な時まで生かしておけるから」
「冷蔵より効率がいい」
「魚によってはね」
そこから保存蔵。
魔宝石による冷蔵。
水冷の簡易保存。
娘二人とも技術の混ざり方に興味を示した。
ネイラが言う。
「電気ができたなら、今後は電気式の冷却も?」
クロエ。
「可能性はある」
リーゼ。
「待て。まず発電量を増やしてからだ」
ノア。
「冷蔵庫の原理は何となく覚えてるけど」
リーゼがすぐ見る。
「何となくで作るなよ!」
「まだ作らないよ」
「聖者はそう言って何か始めるから怖い!」
次は畑。
ルヴァナは一目見て言った。
「広っ!」
エヴァが答える。
「育つの早いからな」
シズクが説明する。
「普通の畑より、ずっと早く育ちます」
「どれくらい?」
「おおよそ十倍ほどです」
ネイラが止まった。
「十倍?」
ティセラがここから説明役へ入る。
「作物だけではありません。雑草、毒草、寄生植物、捕食性植物も同程度に成長します」
ルヴァナの目が輝く。
「捕食する草?」
母親二人。
「近づくな」
「触るな」
ティセラも。
「許可なく近づかないでください」
リーゼが笑った。
「三方向から止められたな」
シズクが長い棒を一本取る。
「分からないものは、まずこれで」
ルヴァナも一本取った。
「棒!」
「はい」
ネイラが真面目に言う。
「接触距離を取れる。単純ですが有効ですね」
リーゼが頭を抱える。
「娘二人にも棒文化が定着してしまう」
畑の一角に、見覚えのない紫色の草が出ていた。
シズクは近づかない。
長い棒を伸ばす。
先端で軽く触る。
草が突然口のように裂け、棒へ噛みついた。
ルヴァナ。
「うわ!」
ネイラ。
「本当に噛んだ」
ティセラは記録板を出す。
「昨日はありませんでした」
リーゼ。
「十倍成長、怖すぎるだろ!」
エヴァは草の根元を掴み、そのまま引き抜いた。
「まだ小せえな」
ルヴァナの目が輝く。
「あたしもやりたい!」
クロエ。
「駄目だ」
アスラ。
「初見の植物を素手で掴むな」
エヴァ。
「これくらいなら平気だぞ」
母親二人がエヴァを見る。
「お前を基準にするな」
「エヴァを基準にするな」
リーゼが頷いた。
「そこは小官も何度も言っている!」
畑の外側。
少し離れたところに、札と境界がある。
『危険植物隔離研究区画』
通称、化け物植物園。
ルヴァナ。
「行こう」
「行かん!」
今度はリーゼが一番早かった。
ティセラが説明する。
「そこは管理区域です。入る場合は装備と手順が必要です」
「見るだけ」
「境界の外からなら」
ルヴァナは柵越しに覗いた。
中では蔓が勝手に動いている。
少し奥には、口のような器官を持つ植物。
何かを飛ばす植物。
地面を這うもの。
ルヴァナが笑った。
「めっちゃ面白い」
ネイラは別方向に興味を示す。
「監視はどうしています?」
ティセラの顔が明るくなった。
「定点観測と境界標識、それから――」
リーゼが二人を見る。
「教授とネイラを組ませると話が長いな」
クロエ。
「分かる」
さらに歩く。
木々の間。
そこに、卵のようなものを実らせた木がある。
ルヴァナが止まった。
「……卵?」
シズクが頷く。
「果実です」
「卵じゃん」
「果実です」
「どう見ても卵なんだけど」
ティセラも答える。
「植物の果実です」
ルヴァナが木を見る。
木の中から。
コケ。
コケケ。
妙に鶏らしい音がする。
ルヴァナが数秒固まった。
「鳴いた」
ネイラも目を細める。
「木が?」
「はい」
シズクが言う。
「朝になると、もっと大きな声で鳴きます」
ルヴァナの顔が一気に明るくなった。
「何それ最高じゃん!」
リーゼが疲れた顔になる。
「小官はもう慣れた」
ネイラが果実を見る。
「内部構造を――」
クロエ。
「木を分解するな」
「しません」
「その言い方は信用できん」
最後に露天風呂。
二人がそこへ着いた瞬間、ルヴァナが一番喜んだ。
「ここ入りたい!」
アスラが言う。
「夜に接続を切る前ならな」
「今!」
「館案内が終わってからだ」
「もうほぼ終わりじゃん」
ネイラは浴槽の水を見る。
「温泉?」
ノアが答える。
「温めてるところもある」
「水路から?」
「一部は」
「排水は?」
リーゼが笑った。
「姉は風呂でも設備か」
ネイラが少し恥ずかしそうにする。
「気になるので」
ルヴァナはすでに服へ手を掛けていた。
クロエが止める。
「待て」
「何?」
「まだ一か所ある」
二人が見る。
館から少し離れた方向。
標識。
境界。
そこだけは、案内するために近づくのではなく、遠くから場所を教えた。
ティセラが言う。
「第五管理区域です」
ネイラが見る。
「何を管理しているんです?」
リーゼの顔が微妙になった。
シズクも少し頬を赤くする。
クロエとアスラは当然知っている。
ルヴァナだけが母親二人を見る。
「何?」
アスラが答える。
「聖者の自己処理池」
「自己処理?」
クロエ。
「詳しくはあとで聞け」
リーゼが叫んだ。
「娘に全部説明する流れにするな!」
ティセラは真面目に正式名称を告げた。
「谷底共同体第五管理区域、聖者自己処理池及び周辺生物災害監視区域です」
ルヴァナの顔がますます分からなくなる。
ネイラは名称だけである程度察したらしい。
「ああ」
リーゼが見る。
「理解するな!」
ティセラは続ける。
「ここだけは、勝手に入ってはいけません。防護装備、風向確認、観測手順、撤退基準、除染が必要です」
ルヴァナが先ほどまでと違って真面目に聞く。
「危ない?」
「はい」
「どれくらい?」
「未知の生物反応や成長促進反応があります。触れた時点で何が起こるか分からないものもあります」
ルヴァナは境界を見る。
「じゃあ入らない」
リーゼが驚いた。
「素直だ」
「危ないってちゃんと言われたし」
アスラが少し得意そうに言う。
「馬鹿ではないぞ」
クロエも頷いた。
「考える前に動くことが多いだけだ」
「それ、だいぶ危なくない?」
ルヴァナ本人が言った。
シズクが笑った。
館へ戻る頃には、昼をかなり過ぎていた。
ほんの一部を案内しただけなのに、時間が掛かった。
谷底の生活圏には、ただの家だけではない。
水。
畑。
食料。
洗濯。
保存。
研究。
危険区域。
発電。
魔力設備。
そして、その間を安全に移動するための決まりがある。
娘二人が中央の大部屋へ戻る。
ルヴァナは寝台へ転がった。
「広いし、変なの多いし、めっちゃ面白い」
ネイラは机へ座った。
「設備配置を一度整理したいです」
クロエが見る。
「何をする気だ」
「館内図を書きます」
リーゼが廊下から顔を出した。
「地図か?」
「簡単なものですが」
「紙をやる!」
クロエが嫌そうな顔になる。
「また大尉が娘を取ろうとしている」
「地図を描く者を支援しているだけだ!」
ルヴァナが寝台から手を上げる。
「あたしも描く」
ネイラが妹を見る。
「描けるんですか?」
「絵なら」
「何を?」
ルヴァナは考えた。
「鶏の木」
リーゼが言う。
「それは地図ではない!」
「じゃあ鶏の木の場所に描く」
ネイラが少し考える。
「目印としては分かりやすいですね」
「採用すんな!」
シズクが笑う。
二人の部屋には、昨日までは寝台と机と設備しかなかった。
まだ誰も使っていない、広すぎる部屋だった。
今は机に紙がある。
ルヴァナが拾った木の棒がある。
ネイラが書き始めた館内図がある。
その横へ、鶏の木らしき絵が増えようとしている。
アバターの身体は夜になれば一度止まり、娘二人は遠い故郷へ戻る。
それでも。
この大きな館の中に、二人が暮らす場所は確かにでき始めていた。




