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BABY BOMB!!  作者: 未芹


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35/40

あと始末。

9月に入り新学期が始まる。


いつもなら宿題に追われ、夏休みボケがあり。要するに「学校面倒くさい!」となるところ。


今年は違う。何故なら。

"東波学園は崩壊し、転校を余儀なくされたから"



「えぇーっ!」


再度、病室で目覚めた後に知らされた事実に驚く驚く。そんなのあり?


そして痛い痛い。大声禁止。動くの厳禁。


8/2。

バブと私は4階講堂のベランダから3階の渡り廊下へ飛び降り、更に下の渡り廊下へ飛んだ瞬間、2階の教室からの爆風をモロに浴びて吹っ飛んだ。


バブは植木に勢いよく突っ込んで全身打撲、左腕骨折。

私は、その横の倉庫の屋根にモロに叩きつけられ肋骨を骨折、頭も打ったらしい。

あの爆風では、さすがに受け身を取るのは無理だった。


あの日のバトルで主催者側、東波の創立者達はヘリで逃げ出してそれきり、行方をくらました。


海外マフィアだからね。責任取るなんてしない。

あの大掛かりな学校型オークション会場も、随分元が取れたのか、惜しみなく見捨てられた。


そして2階から出た爆発を伴う火災が殊の外大きく、本館は半焼、半壊だった。

使用不可。


「みんなどうなるの?」


 突然の出来事に、教育委員や都の高校連盟が緊急会議をした。


取り敢えず、このまま継続する為の経営者やスポンサー探しをしているが、とにかくこの学校の特色は保つのは無理だ。


そして本館が使用できない為、今までのようにはいかない。


今のところ、職員はほぼ残るようで、縮小して学校の体面は保つらしい。


だが当然とばかり、野球やサッカーの特待生やお嬢様、お坊ちゃん達は夏休みのうちに次々と転校していった。


他の、勉強での特待生達は公立校への転学の手続きをしている者もいるし、そのまま残る者もいるらしい。


学園がうまく継続して出来れば良いが、もしかしたら破産宣告と共にこのまま閉校になるかもしれないというリスクもある。


こんな特殊な状況の為、東波学園からの転学は希望すれば殆どの都立校が受け入れてくれる事になっていた。


 もちろん、お嬢様達は有名私立に転校したって聞くが。


そして。お盆前には退院してリハビリをしていた私とバブにも次の転校先が伝えられた。

もちろん本部からの司令。


「あれ?バブ、まだ高校生やるの?」


東波のミッションだけなんじゃ?


聞けば浮葉市にマカオマフィア系列の拠点があるって話。

「探る為にまず地元高に潜入だってさ。」らしい。


バブがこのまま日本にいるってことに浮かれまくった。


次の制服なんだろう。楽しみー!バブなんでも似合うもんね。


バブと一緒ならどこでも行きますよって思ったけど、奏美達と離れるのはちょっと寂しい。

仕方ないけどね。



そう言えばグリは。


あの時、最初に爆発した2階にいた。

廊下で兵士と戦っていたその時、突然ふたつ隣の教室が爆発し、灼熱を伴った爆風が廊下を巻き込んできたらしい。


グリは咄嗟に教室に飛び込んで身を守ったが、グリと対峙していた兵士達は根こそぎ熱風を浴びて生きたまま焼かれ、そのまま飛ばされて行った。


私達と同じ病院に入院していたグリをお見舞いに行った際、そう話していた。


命からがら一階まで逃げ延びたが、直撃ではないものの熱風を背中に受けて酷い火傷を負っていたので、まだ今も入院中。

ちなみに後頭部の髪の毛がチリチリになっているらしい。


「俺さ、ずっとうつ伏せのままで、まだ起き上がられないんだぜ。」


そもそも頭も包帯でぐるぐる巻きなので、自分では見られないと嘆いていた。


チリチリ。見たいの?


そんなグリも2学期中には退院できると聞き、やっとほっとした。



明日から新しい学校か。

藤城亜美を、頑張る。

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