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リリー・レンフレットの骨拾い  作者: 三色団子
第四章

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~~~~~テンプレート~~~~~

・評価:(∩^o^)⊃-☆

・感想:φ (..)

・リアクション:(`・ω・´)b

上記等の反応を頂けると嬉しいです!

よろしくお願いします m(_ _)m

~~~~~テンプレート~~~~~


 剣を色々な角度から見たレオンは、何か確信を持って、きつく睨みを効かせた目をリリーに向けた。


「これジェイドのだろ。なんでお前が持ってんだ」


「も、もらいました」


「あ? 俺の目見て、もっぺん言ってみろ」


「ジェイドから、もらいました」


「ふざけんなよ。これは俺がもらう予定だったんだぞ」


 レオンはニーナとのやりとりで声を荒げていた時とは打って変わり、ひどく落ち着いて見える。


 だが、それはあくまで表面上の話であった。


 先ほどまでの怒りは照れ隠しや気安さを内包しているのに対して、敵意や害意、あるいは殺意にも似た明確な暴力性が感じられた。


「あの、欲しいなら、あげましょうか?」


 そんなレオンの機微を感じ取ったリリーは、つい癖で、その短剣を譲る提案をしてしまった。


 一瞬、何を言われたのか理解できずに固まったレオンは、みるみる内に顔が真っ赤になっていく。


「お前、俺のこと舐めてんだろ」


「……いえ、人はまだ舐めたことはなくって。靴とか土ならあるんですけど」


「ぶっ殺してやる」


 まさに一触即発という危機にあって、拍手が二回打たれた。


「はいはい、そこまで」


 リゼは間に割って入り、レオンから短剣を取り上げてリリーへと返す。そうしてまた、宥めるように、努めて優しく注意する。


「レオン、その怒りはジェイドに向けるべきものでしょ。


 リリーも、大事な物を簡単にあげるなんて言ってはダメよ」


「「でも」」


「でも、じゃありません。まったく」


「息ピッタリじゃん」


「ニーナ」


「おーこわ」


「……やっぱり納得いかねぇ。おいお前、俺と勝負しろ」


「勝負?」


「俺が勝ったらその剣よこせ」


「負けたらどーすんのよ」


「そんときは諦める」


「リリーにメリットないじゃん」


「勝負の内容は?」


「えー、リゼまさかの肯定派?」


「こいつも魔力使えんだろ。なら模擬戦しようぜ」


「うっわさいてー。年下の女の子と殴り合いとか、だっさ。恥を知れ恥を」


「いちいちうるせぇな。どうすんだよ、やんのかやらねぇのか」


 答えに困ったリリーは伺うようにリゼの方を見たが、目を逸らされてしまう。


 自分で決めなさい。暗にリゼはそう言っているわけだが、リリーにとってそれはもっとも苦手なことである。


 そうしてまた、言葉を失い沈黙が続けば、意思というものは時間経過と共に薄れ、唯々諾々と要求に従う他なくなってしまうのだ。


「やります」


 レオンとは目を合わせず俯きがちに返答するリリーなどは、その典型であり筆頭だった。


「よろしい。ルールは私が決めるけど、異論はないわね?」


「ねぇよ」


「リリーは?」


「大丈夫です」


「武器は木剣、勝敗は武器を落とすまたは破壊させられた方、それと降参を宣言するのも負け。以上、質問は?」


「なんで武器落としたくらいで負けなんだよ」


「武器を落とすのは不注意か相手の技術、戦術が上手の場合。その状態で武器を落としたなら、死んだも同然でしょ」


「自分から落として隙を作ることもあるだろ」


「それで作れる隙なら、武器を持った状態でも作れるのよ。それともレオン、あなたが徒手で剣を持った私に勝てるというなら、一考の余地があるけど?」


「無茶言うなよ。……分かった、それでやる」


「リリーは?」


「大丈夫です」


 リリーの返答に短く溜め息を吐いたリゼは、「二人は庭に出て準備なさい」と促して、残った三人は観戦するべく二階のバルコニーへと上がった。


「ねえ、どっちが勝つと思う?」


 柵にもたれかかって楽しそうに眺めるニーナが誰とはなしに尋ねた。


「さすがにレオンじゃないかな。体格も経験もまるで違うから」


 腕を組んで心配そうに二人を眺めるダズが予想する。


「リゼは?」


「順当にいけばレオンね」


「へー、その言い方だとリリーにも勝ち目があるって感じ?」


「そのためのルールだもの」


「なになに、どんな秘策があんの?」


「見てれば分かるわよ」


 訓練用の木剣を持ち、適切な距離についた二人は、それぞれ武器を構える。


「それでは、試合開始!」


 準備が完了したと判断したリゼは、凛とした声を張り上げて、開始を宣言した。


〇ストーリー要約

・リリーの短剣がきっかけでレオンが勝負をふっかける

・リリーは流されるままに勝負を受ける

・勝負の内容は木剣を使った模擬戦、リゼの合図で戦いが始まった

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